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記者資料提供(2024年10月25日)
健康局保健所保健課
神戸市歯科口腔保健推進条例施行日である「いい歯の日(11月8日)」の前後に歯と口の健康づくりに関する啓発を実施します。
いつまでも美味しく食べて楽しく会話をするには、歯や口の健康が大切です。また、自分の口でしっかり食べることは、オーラルフレイル(口の機能低下)を予防して、健康寿命の延伸(健康で長生き)につながります。そのためには、かかりつけ歯科医での定期健診やオーラルフレイルチェックが必要です。
この度、神戸市歯科口腔保健推進条例施行日である「いい歯の日(11月8日)」の前後に歯と口の健康づくりに関する啓発を実施します。
市内の実施医療機関において、歯周病検診またはオーラルフレイルチェックを実施しています。
40歳・50歳・60歳歯周病検診、65歳オーラルフレイルチェック、75歳オーラルフレイルチェック(後期高齢者歯科健診)の対象者には案内を送付しています(神戸市民限定)。
11月8日(金曜)日没から消灯まで(毎時00分と30分のみ)。
表示内容は「11月8日は いい歯の日。かかりつけ 歯科医で受診を。」
11月8日(金曜)日没から消灯まで。
明石海峡大橋やフラワーロード「光のミュージアム」など複数のライトアップ施設と連携し、白く輝く歯をイメージした光のメッセージを発信します。
高齢者の死因のうち、誤嚥性肺炎が上位を占めています。阪神・淡路大震災の教訓からも、命を守るために日常から口腔ケアによる誤嚥性肺炎の予防が重要です。この度、誤嚥性肺炎の予防を広く 周知することを目的としたチラシを作成し、市内の歯科医院(737か所)や区役所等に掲示します。
11月8日(金曜)より9区の「おやこふらっとひろば」にて配布します(配布物がなくなり次第終了)。
(配布物)
兵庫県歯科医師会提供 あぶら取り紙「明眸皓歯(めいぼうこうし)むし歯や歯周病のないキレイな歯とお口は大人のエチケット」
10月30日(水曜)~ 11月13日(水曜)
歯と口の健康づくりに関心を持って取り組んで頂けるように、「こうべ歯と口の健康づくりプラン(第3次)」など神戸市の取り組みや、歯と口の健康・口腔ケアに関する有益な情報を紹介したパネルを展示します。
① 東灘区 第17回 東灘区歯の健康フェア
日時)2024年11月3日(日曜)11時~16時
場所)御影クラッセ1階広場(阪神御影駅北側すぐ)
内容)8020達成者表彰式、紙人形劇、歯みがき集団指導、音楽演奏他
主催)東灘区歯科医師会
② 中央区 神戸市中央区歯科医師会 第 21回 いい歯の日フェア
日時)2024年11月4日(月曜・祝) 12時~16時
場所)中央区東川崎町1-5-7 神戸情報文化ビル1Fカルメニ広場
内容)歯医者さん体験(中学生以下)、お口の元気度チェック、親子歯みがき教室、健口体操指導
主催)神戸市中央区歯科医師会
③ 北区 いい歯の日関連事業
日時)2024年11月16日(土曜) 14時半~
場所)北神区文化センター ありまホール
内容)・オーラルフレイルチェック
・クイズラリー
・講演会:演題 「口腔ケアが命を守る・災害時の歯科保健の重要性」
講師 医療法人社団関田会 ときわ病院 歯科口腔外科 部長 足立了平 先生
主催)北区歯科医師会、北区薬剤師会、北区医師会、北区医療介護サポートセンター、北区役所、北区社会福祉協議会
④ 長田区 「まちの文化祭2024」
日時)2024年11月24日(日曜)10時~16時
場所)神戸市長田区二葉町7-1-18 ふたば学舎
内容)お口の健康相談と展示、歯科ケア用品の配布、オーラルフレイルチェック
主催)NPO法人ふたば
⑤ 須磨区 「須磨音楽の森」
日時)2024年10月26日(土曜日)11時~16時
場所)須磨離宮公園
内容)出店者として3ブースを使い歯科の啓発を目的としたスタンプラリーを行う。また歯科相談を希望者に行う。
主催)神戸まつり須磨区協賛会
⑥ 西区 西区歯科医師会 いい歯イベント
日時)2024年11月10日(日曜)13時~15時30分
場所)西区役所2階「こべや」
内容)オーラルフレイルチェック(口腔機能チェック)
咀嚼(そしゃく)チェックガムによる咀嚼テスト、滑舌機能のチェック、口腔水分計を使用した口腔乾燥チェック
主催)神戸市西区歯科医師会
1)神戸市歯科口腔保健推進条例
神戸市における歯科口腔保健に関する取り組みをよりいっそう推進させるため、2016年11月8日(いい歯の日)に施行しました。
2) 誤嚥性肺炎
誤嚥性肺炎とは、本来気管に入ってはいけない物が気管に入り(誤嚥)、そのために生じた肺炎です。老化や脳血管障害の後遺症により飲み込む機能(嚥下機能)が弱くなると、口腔内の細菌、食べかすなどが誤って気管に入りやすくなります。その結果、発症するのが誤嚥性肺炎です。
あまり知られていませんが、寝ている間に少量の唾液などが気管に迷入して起こる誤嚥は、唾液に含まれる細菌により肺炎などを発症することが多く、体力が弱っている高齢者では命にかかわります。予防法としては、口腔ケアによって細菌を減らし、口腔の清潔を保つことが効果的です。
3)オーラルフレイルとは
オーラルフレイルは、口の機能の衰えをいい、口が渇く、滑舌が悪い、わずかにむせる、食べこぼす、飲み込みにくい、噛めない食品の増加などの状態です。放置すると、4年後にはフレイル(心身の活力の低下)や要介護状態に2.4倍なりやすいといわれています。