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「〇〇ペイで返金します」は新手の詐欺です。注意しましょう!

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記者資料提供(2024年8月22日)
地域協働局消費生活センター

1.相談事例から

ネットで商品を注文し、指定口座へ代金の6,000円を振り込んだ。
後日、業者から「商品欠品」と連絡が来たが「○○ペイでしか返金できない」とのことだったので指示に従い手続きを行った。
業者から返金に必要な指示が何度かあり、その都度○○ペイで手続きを行ったが、最終的に40万円を業者へ送金したことになっていた。
相手の振込指定口座、振込履歴、○○ペイの決済履歴は残っているが、その後業者とは連絡がつかなくなった。 (20歳代、女性)
 

2.二次元コード決済に関する相談受付状況

グラフは神戸市消費生活センターに寄せられた、二次元コード決済のトラブルに関する相談件数です。
事例のように、「返金」してもらうはずがいつの間にか「送金」してしまっていた、という新手の詐欺に関する相談が多く寄せられています。
2024年度の相談件数は7月末時点で24件あり、前年同時期(13件)と比べると増加しており、注意が必要です。

8月プレス資料
 

3.神戸市消費生活センターからのアドバイス

業者から○○ペイで返金すると言われたら「詐欺」を疑ってください!

ネットショッピングの代金を銀行振込しているにもかかわらず、○○ペイなどの二次元コード決済アプリで返金を行うのは極めて不自然です。
「○○ペイで返金します」と言われたら詐欺を疑い、相手の指示に従ってスマートフォン等を操作しないでください。

以下は○○ペイなどの二次元コード決済アプリの返金詐欺の手口です。ご注意ください。

①インターネットで商品を注文し、代金を支払ったが商品が届かない。
②メールや電話でショップから購入した商品が欠品していると連絡が来る。
③ショップから無料通話アプリの友だち登録を勧められ、アプリ上でやり取りが始まる。
④ショップから送られてきたメッセージのリンクをタップすると、○○ペイの画面が開き指示されるままに操作する。
⑤知らないうちに送金してしまい被害に遭う。
 

送金してしまった場合は…

すぐに二次元コード決済サービス事業者に経緯を伝え、補償を求めることができないか相談するとともに、警察にも速やかに相談してください。
また、返金の手続きと偽って業者の指定口座へ振り込みを誘導する悪質なケースもあります
相手の指定口座へ振り込んでしまった場合は、振り込んだ先の口座がある銀行へ連絡し、「振り込め詐欺の被害に遭い、銀行口座に資金を振り込んだ」旨を伝え、振込先の口座凍結の手続きについて相談してください。
振込先銀行の連絡先は一般社団法人全国銀行協会のウェブサイトでご確認ください。

一般社団法人全国銀行協会
振り込め詐欺等の被害を受けた場合の振込先銀行の電話連絡先


 

不審・不安を感じた場合、トラブルが発生した場合、一人で悩まずに最寄りの消費生活センターへ相談しましょう。

悪質商法や契約トラブルなど、不審な点や不安に感じることがある場合は、神戸市消費生活センターにご相談ください。

ご相談に対する助言、クーリング・オフに関する手続き方法の説明、専門機関の紹介など、解決に向けてお手伝いいたします。

神戸市消費生活センター
場 所
神戸市中央区橘通3-4-1 神戸市立総合福祉センター5階

相談専用電話
月~金曜日 078-371-1221 または 188(消費者ホットライン)
土日・祝日 188(消費者ホットライン)
※12月29日~1月3日は除く

相談時間
月~金曜日 9時~17時(来訪相談は16時30分まで※)
※お電話でご相談のあった方で来訪相談が必要となった場合のみ来訪相談の予約をお取りします。
 まずはお電話でご相談ください。3月プレス資料

土日・祝日 10時~16時(188(消費者ホットライン)への電話相談のみ)
※12月29日~1月3日は除く

土日・祝日は、独立行政法人国民生活センター(東京)につながります。
188(消費者ホットライン)は、携帯電話会社の通話料金定額サービス等でも別途ナビダイヤル料金が発生します。