女性の起業環境整備事業における個人情報の取り扱いについて

1.概要

本市では、起業を支援する協力支援団体との連携のもと、女性の起業環境整備事業を実施しています。
このたび、本事業の委託事業者（女性起業支援アライアンスKOBE2024　代表者　一般社団法人リベルタ学舎）から各協力支援団体へ共有したファイルの中に本事業参加者の申し込み情報が含まれており、ファイル内で一定の操作を行えば、一時期、下記の個人情報を閲覧できる状態にあったことが判明しました。本市及び当該委託事業者において、直ちに漏えい状況を確認するとともに、ファイルの破棄等必要な対応策を講じましたので、下記の通り経緯・対応状況等をお知らせいたします。

2.経緯

• 2024年8月27日、委託事業者が協力支援団体15団体に、Googleスプレッドシート※（以下、同ファイル）に各団体の支援内容の入力を依頼するメールを送信した。
• 9月5日、同ファイルを共有した協力支援団体のうちの1団体より、7月15日に実施した「起業・経営基礎講座」受講者の申し込み情報が記載されたシート（以下、同シート）が同ファイルに含まれている旨の連絡を受け、委託事業者が確認したところ、非表示となっている同シートを再表示すればそれら個人情報が閲覧できる状態であることが判明した。

※Google社がクラウドサービスにおいて提供しているオンライン上で編集可能な表計算ソフト

3.漏えいした個人情報

起業・経営基礎講座受講者106名の申し込み者情報
（メールアドレス、希望の参加方法、参加理由、氏名、所属組織名・会社名、役職・肩書、年齢、性別、参加者属性、事業内容及び事業規模、イベント認知経路）

4.対応

9月5日、判明後すぐに委託事業者が同ファイルを破棄し、同日、同講座受講者に対し経緯の説明と謝罪を行うとともに、協力支援団体15団体に対し経緯を説明、同ファイルの破棄を依頼し、15団体から確実に破棄した旨を確認した。
なお、同ファイルは不特定多数の者がアクセスできる状態ではなく、入力を依頼した上記15団体の担当者のみが閲覧可能であり、報告をしていただいた1団体の担当者が実際に閲覧し、14団体の担当者からは同シートを閲覧していないとの報告を受けた。

5.再発防止に向けた取り組み

神戸市として、委託事業者に対し、個人情報については他の情報と混在しないよう厳格に管理し徹底した個人情報保護および管理に努めるようあらためて指導する。
神戸市においても、委託事業における個人情報の厳格な取り扱いについて改めて周知徹底する。