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「資源回収ステーション」を新たに9か所設置~リサイクル拠点で地域のみなさんと交流しませんか~

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資源回収ステーション

記者資料提供(2023年12月14日)
環境局業務課
神戸市では、利用目的を明確に定めた上でリサイクルに適したプラスチック品目を品目別に集めることで、より高品質なリサイクルを進める「まわり続けるリサイクル」を推進するため、資源回収ステーションの開設を進めています。
この度、2023年度中に新たに開設する資源回収ステーションが決定しましたのでお知らせします。

1.資源回収ステーションとは

 資源回収ステーションとは、プラスチックを資源として回収し、「まわり続けるリサイクル」を実践する拠点で、誰もが関わるごみ出しをきっかけに地域交流が生まれるコミュニティ拠点です。
 回収品目ごとに「何にリサイクルされるのか」「どのように分別すればよいか」を“見える化”することで循環への市民の意識を高め、高品質な資源を回収し、開館時間ならいつでも資源が出せます。また、ごみ出しついでに友人や知り合いとおしゃべりを楽しむことができる交流スペースも設けています。 
 利用者からは、「ごみ出しが楽しくなった」「いつでもだせて便利、容器包装プラスチックの指定袋を買わなくていい」「一人暮らしなので人のいるところへ行くと楽しくなる」「外出する機会が増えた」という声を頂いています。

2.2023年度開設する資源回収ステーション

名称 開設場所 住所 開設日(予定)
めいしん 明親地域福祉センター 兵庫区須佐野通4丁目1-43 2023年12月26日
ふじわらだい 藤原台地域福祉センター 北区藤原台中町7丁目14-16 2024年1月
かみのたに 神の谷地域福祉センター 須磨区神の谷5丁目2-1 2024年1月
うおざき 魚崎地域福祉センター 東灘区魚崎中町4丁目3-16 2024年2月
まるやま 丸山コミュニティセンター 長田区西丸山町1丁目7-5 2024年2月
おとぎ 乙木地域福祉センター 垂水区美山台1丁目9-40 2024年2月
いぶききた 井吹北地域福祉センター 西区井吹台北町2丁目17-7 2024年2月
つるかぶと 鶴甲会館 灘区鶴甲3丁目4-1 2024年3月
わきのはま 脇の浜地域福祉センター 中央区脇浜海岸通3丁目2-7 2024年3月

(開設済み)
名称 開設場所 住所 開設日
はた 八多ふれあいセンター 北区八多町附物393-1 2023年11月8日
ありま 有馬地域福祉センター 北区有馬町241-3 2023年11月16日
ひよどりだい ひよどり台交流プラザ 北区ひよどり台3-4 2023年11月30日

3.誰もが関わるごみ出しをきっかけに生まれる交流

 資源回収ステーションは、単に資源を出すだけの場所ではなく、プラスチック資源等の回収スペースに隣接した地域住民同士のコミュニケーションを促進する交流スペースを設置することで、ごみ出しをきっかけに、地域住民が自然と集い、新たな交流が生まれる場となっています。滞在のきっかけとして来場者にコーヒーを提供し、市民がくつろぎ気軽に立ち寄れる場を創出している拠点もあります。昨今、地域住民同士の繋がりが希薄化するなかで、交流機会を積み重ねていきながら、「互助・共助の関係性を持つ、持続可能なコミュニティ」を目指します。 
 今後は、ワークショップや健康教室などを通じた交流の場づくりを進めていくとともに、企業・大学と連携し、資源回収ステーションが新たなコミュニティづくりや生きがいづくりにどのような効果をもたらすのかについての定量的な評価を行っていきます。

4.質の高いリサイクルの実現に向けて

 本市では、市民の協力により回収したプラスチックを品目ごとにきれいな状態で回収し、企業と連携した質の高いリサイクルに取り組んでいます。
 

リサイクル品目 連携内容

ポリプロピレン

<自動車部品へのリサイクル>

内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の取り組みとして、使用済みプラスチックから自動車部品にリサイクルする実証実験がスタート。
豆腐容器、ゼリー容器、冷凍食品トレーなどのプラスチック(ポリプロピレン)を2024年1月から回収予定。

ポリエチレン

<ペットボトルキャップリサイクル>

J-CEP(ジャパン・サーキュラー・エコノミー・パートナーシップ)と連携し、ペットボトルキャップの水平リサイクルプロジェクトに取り組む。
実証実験の成果としてペットボトルキャップを再生材原料としたプラスチック日用品を製作。
(爪切りカバー、緩衝材・プチプチ®、ブルーシート)

ポリスチレン

<乳酸菌飲料容器リサイクル>

CLOMA(クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス)の乳酸菌飲料容器回収・再資源化プロジェクトに参画。
ブランドオーナーと自治体との連携によるポリスチレン素材である乳酸菌飲料容器のみを対象とした回収は国内初。

<つめかえパックリサイクル> 神戸市内の小売店75か所と連携し、使用済みのつめかえパックの回収スキームの構築と、12社のメーカーと協働した水平リサイクルのビジネス化に向けて技術開発・事業化を目指した取り組み。

 

【参考1】開設中の資源回収ステーション

名称 開設場所 住所
こうよう 向洋地域福祉センター 東灘区向洋町中6-3-2
せいとく 地域共生拠点・あすパーク 灘区中郷町5丁目1
あづま コミスタこうべ 中央区吾妻通4丁目1-6
ゆめの 夢野地区地域福祉センター 兵庫区湊川町7丁目6番5号
おおはら・かつらぎ 大原・桂木地域福祉センター 北区大原3丁目21
ほくしん リサイクル工房ほくしん 北区藤原台北町1丁目23
ふたば ふたば学舎 長田区二葉町7丁目1番18号
たかくらだい 須磨ニュータウン高倉台近隣センター 須磨区高倉台4丁目2-4
まいたもん 舞多聞.comu館 垂水区舞多聞東3丁目4-1-2
たまつ 玉津地域福祉センター 西区玉津町出合字古瀬204-4

【参考2】SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)

 内閣府が科学技術イノベーション実現のために創設した国のプロジェクト。第3期SIP課題「サーキュラーエコノミーシステムの構築」の研究開発テーマである「自治体協力回収プラスチックの分別・供給システムの確立」(採択事業者:アミタホールディングス株式会社)プログラムに資源回収ステーションを活用。

【参考3】J-CEP(ジャパン・サーキュラー・エコノミー・パートナーシップ)

 持続可能な社会の実装の実現を目指す企業等が住民・行政・大学等と連携して、サーキュラーエコノミーの推進に取り組むパートナーシップ。1社1団体では実現することが難しい新しいリサイクルの仕組みづくりに企業が業種を超えて連携して取り組んでいる。 

 本市はオブザーバーとして参画し、プラスチック資源に特化した「資源回収ステーション」(ふたば、あづま)をフィールドとして、参画企業がサスティナブルな商品設計・使用済み製品の回収スキーム・循環/水平リサイクル方法等の研究及び技術開発等を実施中。水平リサイクルの技術開発のために製品回収を希望する企業との連携を積極的に進めている。(2023年11月21日現在、59社が加入)

【参考4】CLOMA(クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス)

 プラスチック資源循環の未来像を通して海洋プラスチックごみ問題の解決を目指す企業アライアンス。国や自治体、生活者などと連携した社会イノベーションを活動の基本としている。本市はオブザーバーとして参画。

(2023年11月21日現在:会員507社・団体、オブザーバー23団体・自治体が参加)