記者資料提供(2022年4月14日)
本市のごみの減量・資源化施策の状況は、市民の皆さまのご理解、ご協力により、燃えるごみについては、減少傾向にあるものの、大型ごみは、増加の一途をたどっており、平成29年度の大型ごみの収集量に対し、令和2年度の収集量は、約1.5倍となっています。
本市は、2050年二酸化炭素排出実質ゼロを目指していく目標を打ち立てています。大型ごみの削減は、大気中の二酸化炭素を「へらす」ことに寄与する重要な取り組みとなります。この取り組みの一環として、大型ごみとして排出する前に、再利用可能なものをリユースにつなげていくことを目的として、今般、全国約1,000店舗のリサイクルショップが加盟する日本最大級のリユースプラットフォーム「おいくら」を運営する株式会社マーケットエンタープライズと事業連携協定を締結し、家具・家電等のリユース促進に向けた実証実験を行います。
なお、株式会社マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を活用した自治体との実証実験は関西で初の取り組みとなります。
1.事業連携協定の内容
株式会社マーケットエンタープライズとリユースの促進に関する実証実験の実施にあたっての協定書を締結します。
(1)連携協力事項
・株式会社マーケットエンタープライズが提供するリユースプラットフォームを活用し、市民のリユース活動を促進すること。
・健全なリユース事業の普及促進、不法投棄の防止、廃棄物処理量の削減等の課題に適切に対応すること。
・本実証実験の効果を把握し、今後のごみ減量施策の検討等を行うにあたり必要なデータ等の提供に対応すること。
・その他、リユース活動の促進に関して双方合意した事項
(2)期間
令和4年4月14日(木曜)~令和4年9月30日(金曜)
(3)事業連携協定書
「神戸市と株式会社マーケットエンタープライズとのリユースの促進に関する実証実験の実施にあたっての協定書」(PDF:590KB)
(4)締結日
令和4年4月14日
2.実証実験の概要
神戸市のホームページ内に株式会社マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」へのリンクを掲載し、市民の皆さまへのリユースに関する啓発を通して、大型ごみとして排出する前に、リユースについてご検討いただき、取り組みにつなげていただく実証実験を行います。
(「おいくら」の特徴)
・全国約1,000店舗のリサイクルショップが加盟する日本最大級のリユースプラットフォームであり、買い取りを希望する家具・家電等の情報を「おいくら」の入力フォームに入力すると、複数の加盟店舗から見積もりを受けられる。
・見積もりに納得いく店舗が見つかれば、個人とおいくら加盟店舗間で取引を実施。
・複数の買取方法があり、希望に応じて自宅への出張買取も可能。
3.その他
株式会社マーケットエンタープライズにおいても、『
リユースプラットフォーム「おいくら」が神戸市と関西初の実証実験へ(PDF:721KB)』の内容にて、同日付で報道機関への資料提供を行っております。
【参考】株式会社マーケットエンタープライズについて
ネット型リユース事業を中心に、メディア事業、モバイル通信事業などを展開。
「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、2006年の設立後、2015年6月に東証マザーズに上場、2021年2月に東証一部へ市場変更の後、2022年4月にはプライム市場へ上場しております。
ネット型リユース事業では、「高く売れるドットコム」のほか、日本最大級のリユースプラットフォーム「おいくら」や、80か国以上への中古農機具の輸出などで事業拡大を続けており、ネット型リユース事業のサービス利用者は延べ550万人を達成。
ウェブサイト:
https://www.marketenterprise.co.jp/
【参考】平成29年度と令和2年度との収集量(トン)の比較
|
H29 |
R2 |
R2/H29対比 |
大型ごみ |
4,458 |
6,600 |
+2,142 |
(148.0%) |
燃えるごみ |
253,070 |
249,326 |
▲3,744 |
(98.5%) |