記者資料提供(2023年11月10日)
経済政策課
神戸マイスターとは
神戸市では、1993年度より、市内だけでなく全国的にも通用するハイレベルの技術・技能を持つ方を「神戸マイスター」として認定しています。また、2006年度からは、卓越した農業技術を有する方を「神戸アグリマイスター」として認定しています。
認定された方々には、優れたものづくりの技術・技能を伝えるため、中学校での指導(ゲストティーチャー)や、ものづくり体験講座など多くの場で優れた技を披露していただいています。
今年度は下記の通り、新たに神戸マイスター4名、神戸アグリマイスター2名の方を認定いたします。(認定者合計:61職種148名)
2023年度 神戸マイスター・神戸アグリマイスター認定者
神戸マイスター認定者
石井 敏満(いしい としみつ)〔中華料理〕
- 41歳の若さで神戸ベイシェラトンホテル&タワーズの中国料理店「翠亨園」料理長に抜擢され、現在は同ホテルの副総料理長も務めている。
- 李錦記青年厨師中餐国際コンクール銅賞をはじめ、国内および国際コンクールでもその技術・技能が認められている。
- 中国料理の枠にとらわれないオリジナリティのある創作料理が特徴。中華包丁での刀工技術や、野菜や果物の彫刻技術は芸術の域に達している。
梅田 誠(うめだ まこと)〔機械組立〕
- 現在勤務するJIMテクノロジー株式会社で、シールドマシン(セグメント(壁)を構築しながら進むトンネル掘削機)の機械組立の第一人者として指導・監督を行っている。
- 東北新幹線、北海道新幹線をはじめ、上海大連路トンネルやドバイメトロプロジェクトにも携わり、マシンの製造、据え付けから、調整・修理まで行うスペシャリストとして、国内外を問わず長年現場作業をけん引している。
曽我 純一郎(そが じゅんいちろう)〔石工〕
- 神戸市東灘区で32年にわたり石工に従事しており、御影石の特徴を熟知している。
- 御影の地名のもととなった沢ノ井の改修をはじめ、仏像の台座や神社の石垣を手掛けるなど、地域の伝統や文化を支えている。
- 長年、御影小学校で御影石の歴史や体験学習を行うなど、後進の育成に尽力している。
三原 八須雄(みはら やすお)〔美容〕
- 神戸市北区で2店舗の美容院を手がけ、37年にわたり美容師として従事している。
- 2021年NHK連続テレビ小説「おちょやん」でヘアメイクや技術指導を行った。
- 美容技術選手権兵庫県大会優勝や世界大会選考会出場実績があり、全日本美容技術選手権の審査員も務めている。
- 自ら美容研究チームを設立し、約100名を指導するなど、後進の育成に尽力している。
神戸アグリマイスター認定者
滑浦 武志(なめうら たけし) 〔農業(いちご)〕
- 歴史あるブランドである「二郎いちご」の品質を守るため、栽培技術やいちご経営のモデルとして、有野いちご部会をけん引し、ブランド力向上のため積極的にPRに努めている。
- 観光農業を主軸とした安定経営をされており、土耕栽培における省力化を実践されている。
- 地元農家子弟の後継者のみならず、新規参入の就農者も受け入れ、技術指導等に尽力し、産地の維持・活性化のため担い手の育成と定着に努めており、その育成能力は高い。
木村 秀章(きむら ひであき) 〔農業(イチジク・ブロッコリー・水稲)〕
- イチジクとブロッコリー、水稲の複合経営で、安定生産と収益確保を実現している。また、新たな技術の実証等にも積極的に取り組まれ、業界をけん引している。
- イチジクの新規就農希望者の講習会等で講師を務め、研修後も継続的に技術指導や園地継承の支援に尽力するなど、担い手育成に貢献している。
- イチジクのPRや視察受け入れも積極的に行い、産地の活性化やイチジクの消費拡大にも貢献している。
2023年度 神戸マイスター・神戸アグリマイスター認定式
今年度、新たに認定された計6名の神戸マイスター・神戸アグリマイスターの認定式を、下記のとおり開催いたします。
日 時
2023年11月24日(金曜)16時30分~17時00分
場 所
神戸市役所1号館15階 第2応接室
出席者(敬称略)
主催者
神戸市長 久元 喜造
神戸市経済観光局長 大畑 公平
来賓者
神戸マイスター交流会会長 瀧川 雄 臣
次 第
取材について
取材を希望される場合は、11月17日(金曜)17時までに、下記へお申込みください。
経済観光局経済政策課
電話:078-984-0328
E-mail: etb_soumu@office.city.kobe.lg.jp