記者資料提供(2024年10月15日)
神戸市教育委員会事務局学校教育部児童生徒課
神戸市では、将来に渡って子供たちが多様な活動に参加できる機会を確保するため、2026年度の本格移行を目指して、中学校部活動の地域移行を進めています。
KOBE◆KATSU(コベカツ)をより良い制度としていくため、小学4年生から6年生の、児童と保護者にアンケート調査を実施しましたので、結果をお知らせいたします。
趣旨
- 現在小学4~6年生の児童が、中学生になった時にやってみたい活動を可能な限り把握し、コベカツの活動団体募集に活かしていく。
- アンケートを通じて、コベカツへの移行について保護者に知っていただくとともに、現時点での保護者の意向を把握し、今後の施策に活かしていく。
アンケート調査実施概要
(1)児童
- 対象:市立小学校の4~6年生の全児童
- 期間:2024年7月9日~9月6日
- 方法:学習用パソコンを活用
(2)保護者
- 対象:市立小学校の4~6年生の全保護者(対象となる子供が複数の場合は、年齢が上の子供について回答)
- 期間:2024年7月9日~28日
- 方法:「すぐーる」の配信からアンケートフォームにアクセスして回答
※アンケート項目は
別紙1(PDF:822KB)
結果概要
回答率等
(1)児童
学年 |
4年生 |
5年生 |
6年生 |
合計 |
回答数
(対象数) |
7,631人
(11,926人) |
8,776
(11,783人) |
9,795人
(12,206人) |
26,202人
(35,915人) |
回答率 |
65.0% |
74.5% |
80.2% |
73.0% |
(2)保護者
回答数
(対象児童数) |
14,667人
(35,915人) |
回答率【注】 |
40.8% |
【注】家庭に対象児童が複数いる場合(例:6年と4年)は1人についてのみの回答となるため、正確な回答率を示すものではない。
回答の傾向
(1)児童
- 「やってみたい活動」が1つに決まっている児童よりも、複数ある児童の方が多く、学年が上がるにつれてその傾向が強まっている。
- 活動の目的として「仲間と楽しく活動するため」と答えた児童が約4割で最も多くなっている。
- 「やってみたい活動」が1つに決まっている児童は、活動の目的を「良い成績や結果を残すため」とすることが比較的多くなっている。
- 「やってみたい活動」の種目について、「サッカー」「バレーボール」「バスケットボール」などのほか、学校部活動にない種目が上位に入っている。
(特に男子児童は「ドッジボール」「釣り」「eスポーツ」、女子児童は「ダンス」「料理」「手芸・クラフト」の人気が高い傾向にある。)
(2)保護者
- 通塾率は約52%で、学年が上がると割合が高くなる傾向がある。一方で、約76%が学習塾以外の習い事に児童を通わせており、学年が上がると割合が低くなる。
- 学習塾以外の習い事の費用としては、月1万円以上が最も多くなっており(約45%)、移動手段は、保護者の送迎(約43%)、徒歩(約28%)の順で多くなっている。
- コベカツに期待すること(複数選択)は、「楽しみながらスポーツ・文化活動に取り組める機会の確保」が、他の選択肢と比べてかなり多くなっている。(回答全体の約66%)
- コベカツで心配なこと(複数選択)は、「近隣に参加したい種目・活動があるかどうか」の回答が多くなっている。(回答全体の約54%)
- 部活動ガイドラインの上限の活動頻度(平日・休日あわせて週5日)を希望する保護者は2割未満であり、現在の部活動よりも少ない頻度の希望が比較的多くなっている。
- 平日に子供が参加可能な時間帯は、授業終了後の時間帯(16時から18時)の回答が最も多いが、「学習塾等の時間帯以外」の回答も比較的多くなっている。
- 自身が指導者等として関わる場合に都合がよい時間の回答として、何らかの時間を選択した保護者が全市で約6,600人おられる。
(3)回答結果
別紙2(PDF:1,034KB)