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記者資料提供(2024年3月28日)
福祉局高齢福祉課
認知症は加齢によって多くの方がなり得る病気です。認知症には様々な疾患があり、それぞれの症状に応じ、その後の生活に備えるためには、早期受診が大切です。
本市では、認知症の早期受診を支援するため、自己負担なく認知症の検査を受けられる「認知症診断助成制度」を2019年から実施しており、多くの方に受診いただいています。
このたび、アルツハイマー病の原因に直接働きかけ、病気の進行自体を抑制する薬である、認知症新薬「レカネマブ」が2023年12月に発売開始されたことを受け、2024年4月1日から、認知症神戸モデルの制度内容を一部変更し、「認知症新薬にも対応した認知症神戸モデル」を開始します。
地域の身近な医療機関で認知症の疑いの有無を判断する「認知機能検診」(第1段階)と、専門の医療機関で認知症かどうかと病名を診断する「認知機能精密検査」(第2段階)を組み合わせた2段階方式の診断を自己負担なし(※)で受けていただける制度です。
※第1段階は受診券があれば無料です。第2段階は保険診療で受診いただき、窓口で支払った自己負担分を、後日、市から助成します(要申請)。
まずは受診券を申込みのうえ、第1段階を受診してください。第1段階では、認知症の疑いの有無を判断するとともに、症状が比較的軽く、問診や医師の診察によりレカネマブが適用される可能性があると判断された方にも、第2段階を受診いただける仕組みとしています。
第2段階では、レカネマブの投与対象かどうかの診断を含む、認知症の診断に係る検査費用を全額助成します。
※診断後の治療費(レカネマブの薬代等)は、助成の対象外です。
※レカネマブについての詳しい情報は、厚生労働省のホームページをご確認ください。
厚生労働省「2)レカネマブ(レケンビⓇ点滴静注)について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000089508_00005.html
2024年4月1日(月曜)
費用:無料
実施場所:実施医療機関(市内約450か所)
受診方法:実施医療機関に電話予約のうえ受診してください。
内容:認知症の疑いが「ある」か「ない」かを診るための検診です。検診の結果により、認知機能精密検査(第2段階)をご案内します。第2段階で認知症と診断された場合、事故救済制度の対象になります。
【申込み方法】
①インターネット
認知症神戸モデル特設サイト(https://kobe-ninchisho.jp/)
②申込書の郵送・FAX
神戸市行政事務センター神戸モデル診断助成の係
郵便:〒650-8526 神戸市中央区伊藤町111神戸商工中金ビル4F
FAX:078-381-6675
③電話
神戸市総合コールセンター:0570-083330(年中無休9時~21時)
※申込書はあんしんすこやかセンター、実施医療機関、認知症神戸モデル特設サイトで入手できます。
専門職が、認知症に関する医療面での相談等を受け付けています。また、レカネマブの治療に関する認知症の方や家族等からの相談も受け付けています。
病院名 | 受付時間(いずれも月~金) | 電話番号 |
神戸大学医学部附属病院 |
9時00分~12時00分 |
382-6908 |
甲南医療センター |
9時00分~12時00分 |
857-8720 |
神戸百年記念病院 | 9時00分~17時00分 | 681-5551 |
新生病院 |
9時30分~12時00分 |
918-1766 |
兵庫県立ひょうごこころの医療センター | 9時00分~17時00分 | 940-5522 |
宮地病院 | 9時00分~17時00分 | 411-8688 |
神戸市立医療センター西市民病院 | 9時00分~17時00分 | 579-1966 |