記者資料提供(2024年8月26日)
港湾局振興課
神戸市は、株式会社Study Valleyと連携し、高校の「総合的な探求の時間(探求学習)」向けの海事産業に関するWEB教材を制作し、2024年10月1日よりWEBプラットフォーム「TimeTact」を通じて全国の高校に配信します。
1.概要
海事産業における人材不足が社会的課題となる中、港湾関連産業が集積する神戸市としても、海事人材の確保・育成は喫緊の課題です。このような状況を受け、本市では海事人材育成事業として、将来的に海運・港湾業界を志望する子どもを増やすことを目的として、年代に合わせた様々な取り組みを行っています。
この度、高校生向けの新たな施策として、株式会社Study Valleyと連携し、高校の「総合的な探求の時間(探求学習)」の中で海事産業を学んでいただけるWEB教材を制作し、探求学習のWEBプラットフォームである「TimeTact」を通じて高校に配信します。
教材の制作にあたっては、神戸港の地元企業8社に協力頂き、海事産業の実際の仕事上の課題等を探究学習の教材としてコンテンツ化し配信します。
2.連携(委託先)企業
株式会社 Study Valley
2020年1月創業のEdTech ベンチャー企業。「誰しもが探求スキルを武器に自分の未来を切り開ける世界を実現する」という理念のもと、創業後わずか数ヶ月で経済産業省から第1期STEAMライブラリー構築事業者として認定。2021年6月には第2期STEAMライブラリー構築事業者として引き続き認定。現在は探求学習支援プラットフォーム「TimeTact」の開発を主軸にして、400を超える学校や教育機関、100社以上の企業にサービス展開。
HP:https://www.studyvalley.jp
スタディバレー公式オウンドメディア:https://www.blog.studyvalley.jp/
3.協力企業(五十音順)
株式会社上組、株式会社神戸クルーザー、川崎重工業株式会社、甲陽運輸株式会社、商船港運株式会社、日本港運株式会社、森本倉庫株式会社、宮崎カーフェリー株式会社
4.配信予定開始日
2024年10月1日(火曜)
5. 参考
(1)
総合的な探求の時間(探求学習)とは
2022年度から全国の高校で必修化された新たな科目。変化の激しい社会に対応して、探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目標にしている。
(2)
WEBプラットフォーム“TimeTact”とは
社会課題をテーマにした探求学習の一元管理・サポートツール。問いの設定、社会とのつながり、カリキュラムの設計などの探求の悩みを解決する機能やコンテンツを搭載し、個別企業等の仕事現場の課題を探求学習向けにコンテンツ化し提供している。経済産業省による第12回キャリア教育アワード最優秀賞を受賞。全国の高校約450校が利用。