記者資料提供(2023年8月1日)
建設局技術管理課
これから1年間でもっとも気温が高い時期になります。
建設現場では、身体作業強度(代謝率レベル)の高い作業が多いことから、作業内容に応じた暑さ指数基準値をもとに熱中症対策をとることが大切です。
神戸市の発注工事においては、工事業者へ適切な熱中症対策実施の周知を行うとともに、熱中症対策の実施に伴う工期延長等にも対応していますので、是非ご相談ください。
建設現場での熱中症対策
(1)熱中症予防対策チェックリストの活用
労働基準監督署発行の「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」のチェックリストを活用し、熱中症対策を講じてください。
(2)「働く人の今すぐ使える熱中症ガイド」の活用
このガイドは、熱中症対策に関する専門家による検討委員会において、最新の知見を元に厚生労働省が作成したものです。
ホームページから閲覧できますので、工事現場はもとより職場におきましても、熱中症対策に活用する等お役立てください。
(3)暑さ指数(WBGT値)の把握
環境省熱中症予防情報サイトで公表されている「暑さ指数」を確認し、暑い時間帯の外出や活動を避けるなど、無理のない範囲で活動することに努めてください。
神戸市発注工事における熱中症対策への対応
(1)熱中症対策に資する現場管理費の補正の試行(今年度より開始)
2023年4月1日より熱中症対策に資する現場管理費の補正を試行しています。
詳細は、e-ひょうご→兵庫県電子入札共同運営システム→神戸市のページ
https://www.nyusatsu.e-hyogo.jp/www/kobe/contents/1680228163858/index.html
(2)熱中症対策に伴う工期延長等への対応
暑さ指数に応じた作業の中断や中止など、熱中症対策を行うことにより工期に影響が生じる場合は、工期延長や作業時間帯の見直し、週休日の振替えなどに対応します。
各工事の監督員にご相談ください。
参考
●厚生労働省
職場における熱中症予防情報
●国土交通省
建設現場における熱中症対策事例集(PDF)