[2020年8月31日]Yahoo!JAPAN連載「データで探求!神戸ってどんな街?」

【第7回】新型コロナ影響で三宮市街地の人流はどう変化したのか


こんにちは、ヤフーデータソリューション神戸市担当チームです。

新型コロナウイルス感染症により、私たちの生活は大きな影響を受けています。今回は三宮市街地のにぎわいの変化について、ヤフービッグデータでまちの人流を定点ウオッチしている「神戸市まちのダッシュボード」から抜粋してお届けします。

 

市街地のにぎわいの変化

下図は2020年1月以降の三宮エリアの日次来訪者数の週次変化を表したものです。青が平日平均、赤が休日平均となっています。

学校臨時休業が出た3月から人の数は減り始め、ゴールデンウイーク頃に最も減少しています。期間中最も人出の多かった時と比べて平日で43%、休日では62%も減少していました。

その後、緊急事態宣言解除を経て人は徐々に戻り始めていますが、Beforeコロナと比べるといまだ来訪者数は抑えられている状況です。

 

神戸三宮市街地の来訪者数推移
元データ:ヤフービッグデータ

 
 

特にどの場所で減ったのか

もう少し細かい場所別ではどうでしょうか。ここでは三宮駅周辺、センター街、旧居留地、メリケンパークをピックアップします。

いずれも4月からゴールデンウイークにかけての減少が目立ちます。図中のピーク時である12月8日の週を100%とした場合の5月3日の週の人流数は、三宮駅周辺では28%、比較的減り幅が少ないメリケンパークでも40%まで減少していました。
 

主要エリア人流数の推移
元データ:ヤフービッグデータ



 

新型コロナ対策と経済復興の両輪が求められる中、各種のデータを活用する重要性はより増しています。ヤフーデータソリューションでは、WITHコロナ時代の市民生活をデータの側面からもサポートしていきます。