「葺合南54号線」の整備は、道路を貴重な公共空間ととらえ、利用状況に見合った整備を行う「道路のリデザイン」の取り組みです。都心部からウォーターフロントへ誘う道として、車線や停車帯を減らし、新たに生み出した空間を人優先に再配分するなど、車中心から人中心の道路に生まれ変わりました。
また、2016年度の整備区間は、様々なタイプのベンチや美しい花壇の配置などにより、多くの人が利用する憩いやにぎわいの空間となっています。
国際会館東側に位置する全長750mの都心地域の主要道路のことで、みなとのもり公園までつながっており、都心部からウォーターフロントエリアへ誘うみちとして重要な役割を担っています。
これまでも車線を縮小し歩道を広げる「道路空間の再配分」は行ってきたが、今回の整備では新たに生まれた空間にベンチなどの施設を設けて、歩行者の回遊性や快適性の向上につなげています。
元々2車線と停車帯で構成されていた当該道路の車道を、1車線だけ残し、新たに生み出した道路空間を人優先に再配分することで、安全で快適な歩行者環境を創出する取り組みを2016年度から行っています。
当該道路の再整備については、地区内をより魅力的なものにしていくための取り組みを行っている三ノ宮南まちづくり協議会にも意見を伺うなど、地域と連携した整備に取り組んでいます。