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臨時会見 2022年12月16日

最終更新日:2022年12月16日

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市長臨時会見の模様をお伝えします。


関西国際大学との包括連携協定の締結

会見資料はこちら(PDF:1,425KB)
神戸市と関西国際大学との包括連携協定の締結
質疑応答

 神戸市と関西国際大学との包括連携協定締結

司会:

 それでは、ただいまより、神戸市と関西国際大学との包括連携協定締結に係る記者会見を開始いたします。

 本日は質疑応答を含め17時を終了予定としておりますので、御協力よろしくお願いいたします。

 それでは、最初に会見出席者を御紹介いたします。

 関西国際大学学長、濱名篤様でございます。

濱名学長:

 濱名でございます。よろしくお願いします。

司会:

 久元喜造神戸市長でございます。

 それでは、神戸市の久元より御挨拶を申し上げます。よろしくお願いいたします。

久元市長:

 今日は関西国際大学学長の濱名篤先生をお迎えいたしまして、関西国際大学と神戸市との間で、包括連携協定を締結いたしました。両者で協力し、これらの様々な分野での事業を進めることになります。

 また、後ほど濱名先生から御紹介もあろうかと思いますが、関西国際大学におかれましては、中央区の元町に神戸山手キャンパスがありまして、国際コミュニケーション学部のグローバルコミュニケーション学科や観光学科など、国際都市神戸の特色を生かしたグローバル教育を展開しておられます。

 2020年4月には、神戸山手大学と統合されまして、学生の地域ボランティアや産学連携による人材育成、大学教育によるグローバル展開を推進するなど、様々な面で教育研究を展開され、神戸に貢献をいただいております。

 今後、再編、統合後の関西国際大学における様々な人材、またリソースを大いに活用をしていただきまして、様々な分野でさらに神戸での貢献をお願いできれば、私どもとしては大変ありがたく感じております。

 関西国際大学におかれましては、幅広く留学生を受け入れておられ、また、ほかの大学との交流なども進めておられます。また、地域貢献ということでは、ワクチン接種のワクチン接種お助け隊に多数の学生の皆さんに参画していただくなど、積極的な地域活動への参加もいただいております。

 包括連携協定の内容は、また後ほど御説明を申し上げますが、この連携協定を締結いたしまして、両者が相互に協力し、よりよい効果が得られるよう進めていきたいと思っております。

 私からは以上です。

司会:

 ありがとうございました。

 続きまして、濱名学長より御挨拶を賜ります。よろしくお願いいたします。

濱名学長:

 関西国際大学の濱名でございます。このたび、神戸市とこういう形で連携協力の協定を結ばせていただくことができたことを心より光栄かつうれしく思っています。

 私どもの大学は、2020年に神戸山手大学と合併、そして法人合併を機に神戸山手キャンパスがスタートして今年で3年目を迎えるわけでございますが、私どもの大学は、その国際大学ということを看板の中に入れておるように、これから流動性が増す、そして多様性が重要視されるこの社会の中で、やはり国際的に通用するような資質を学生たちに育てていくということを重要視してまいりましたし、様々な形で多様な経験を学生たちに提供することを通じて成長を促していくということをモットーとしてまいりました。

 海外のプログラム、そして地域社会での経験学習プログラムというものを充実させてきたわけでございますが、神戸市にキャンパスを持たせていただいて、現在キャンパスが三木と尼崎とこの神戸山手の3つでございますけれども、この神戸山手キャンパスができたことによって経験学習の幅が大変広がりましたし、深い学習ができるようになってまいりました。

 その延長線上で、今年の9月に文部科学省の大学の世界展開力事業に採択をしていただいて、神戸市が目指しておられる、そのアントレプレナー養成というような路線と、そしてスタートアップに力点を置かれたまちづくり、そして観光も含めたこのウォーターフロント事業というような、様々な革新的かつ神戸の魅力を伸ばされるという事業関心と、私どもがその世界展開力で目指している事業目的の非常に近しさというのが1つのきっかけになって、今回の連携が実ったと思っています。

 本学には、ベトナム、中国、インドネシアをはじめ、アジアを中心とした国々から学生たちが来ており、地域社会の中で課題解決型の学習に取り組んでいます。例えば、神戸に修学旅行生が来たときに、どのようにして神戸の国際性であるとか魅力を伝えるのかということを留学生と日本人がチームになって、課題解決型のプログラムに取り組んできて、そういう成果も現れてきております。そうした新たな可能性をさらに開く一歩となり、産官学の連携が必要とされるこの時代にあって、神戸市との関係が、魅力的なまちづくり、持続可能な都市としての魅力増進に我々も少なからずの貢献ができ、学生たちの成長にもつながることを願って、これから大学としても精一杯努力していきたいと考えております。

 以上で私からの御挨拶に代えさせていただきたいと思います。

司会:

ありがとうございました。

 それでは、続きまして、神戸市企画調整局の藤岡より、今回の協定内容につきまして御説明いたします。よろしくお願いいたします。

藤岡企画調整局担当部長:

 それでは、私のほうから、今回の協定の詳細につきまして御説明させていただきます。ちょっと座らせていただきます。

 学校法人濱名山手学院関西国際大学様と、神戸市との包括連携協定について説明します。

 神戸市は古くから多彩な学びと研究を展開する大学、短期大学などが立地する、全国屈指の大学都市でございます。神戸市も大学等々の様々な連携事業に取り組んでいるところでございます。今回、中央区に立地する関西国際大学様でございますが、先ほど市長の話もありましたとおり、2020年4月に神戸山手大学と法人合併され、学校法人濱名山手学院として、幼児教育から神戸山手女子中学校、高等学校、大学、大学院を備える総合学園として再スタートされました。

 自立できる人間、社会貢献できる人間、心豊かな世界市民を育むことを教育理念とされ、学生の地域ボランティアや産学連携による人材育成、大学教育によるグローバル展開の推進など、地域社会の活性化を担う人材づくりと、実社会での学びで実践に取り組んでいただいております。

 このたび、神戸市と関西国際大学様が今まで行ってきた取組みを拡充していくとともに、連携をさらに強化し、共に地域課題解決に向けた人材育成などのプロジェクトに取り組み、持続可能な社会づくりに向け合意しましたので、本日包括連携協定を締結するに至りました。

 連携事項については、こちらの6点でございます。順に説明させていただきます。

 項目の1つ目は、人材育成に関することでございます。先ほども市長のお話がありましたように、高齢者の方がスムーズにワクチン接種が受けられるように、昨年4月にスタートいたしました新型コロナワクチン接種のウェブでの予約申込みのお手伝いを中心に、例えばスマホをお持ちでない方々の代行予約など、ウェブ予約申込みを学生の皆さんが全面的にサポートする新型コロナワクチン接種お助け隊、この連携につきまして、関西国際大学様にいち早く、学生の皆さんのお助け隊への参加促進を図っていただきました。その参加促進を図るために、例えば授業を欠席した学生に対しては、後日授業の録画放送のフォローアップをするなど、学業と両立させた形での取組みを、大学を挙げて御協力いただいたところでございます。

 また、大学構内にコミュニティ交流総合センターを設置され、ボランティア経験を通じて、地域をフィールドにした実践的な学びを深めていただいております。地域社会の貢献の場として機能しておるところでございます。今後も大学卒業後の神戸での定着を見据えまして、学生の皆さんの地域活動や社会貢献活動の促進を通じ、地元の企業も含む地域団体と学生との交流を共に推進してまいりたいと思っております。

 2つ目は、大学の施設や研究・教育力を活用した地域活性化に関することでございます。地域に向けた大学施設の開放につきましては、万全なコロナ感染対策のもと、今年の9月に神戸山手キャンパス3号館の地下カフェテリアにおきまして、KUISs神戸山手落語会が開催されました。大学関係者だけでなく、地域の住民の方にも開放され、定員80名を上回る多くの皆さんが参加されました。

 このイベントですが、有志の学生の皆さんが準備・運営されまして、卒業生でもあります桂あおばさんも御登壇され、参加された皆さんに非常に好評でございました。今後も引き続きこういった企画プロジェクトの実施を通じまして、住民の皆様の学びを通じた交流の活性化に共に推進してまいりたいと思っております。

 また、研究や教育の点でございますが、先ほど濱名学長からもお話ありましたとおり、今年度、関西国際大学様におかれて、国際的に活躍できるグローバル人材育成などを目指す文部科学省の競争的資金であります「大学の世界展開力強化事業」に申請され、採択されました。今後、神戸市や神戸芸術工科大学など、国内、イギリス、インドなど、海外4か国の大学との連携によって、国連の持続可能な開発目標でありますSDGsに示される温暖化対策など、国際的な課題を解決し得る国際的イノベーターの育成に取り組んでいかれます。

 具体的には、短期から1年の留学交換プログラムまで、多様な実践型共同学習を国内外の大学と連携して展開されます。学生主導による国際起業家会議を、毎年神戸とオーストラリアで交互に開催される予定でございます。さらに、社会防災力を向上するための防災士の資格でございますが、これを全ての学部で取得できるプログラムなど、防災教育を非常に充実させておられ、地域の安全・安心に貢献できる人材づくりにも取り組まれておるところでございます。

 大学施設や、こういった教育研究シーズなど、豊富な教育資源を活用しまして、地域社会の活性化をともに推進してまいりたいと思っております。

 項目の3つ目は、留学生の活躍を含む国際交流の推進に関することでございます。神戸市では、日本への留学を考える海外の学生や、日本語学校に通う外国人留学生に対し、効果的に神戸の高等教育機関や住環境、就職に関する情報を配信しまして、神戸の高等教育機関に留学し、神戸の暮らし、さらには卒業後の就職ステージまでイメージしてもらう仕組みとして、多言語対応のウェブサイト「KOBE STUDY ABROAD」を2020年の3月から開設しておるところでございます。

 先ほども話ありましたように、関西国際大学様には約330人もの外国人留学生が学んでおられますが、その中で今日ちょっとお越しですが、ベトナムからの留学生が本年10月に市職員として採用しまして、外国人留学生の目線から、先ほどウェブサイトの企画運営や、海外の留学意欲を持つ外国人学生の獲得に向けたプロモーション、外国人留学生の暮らしに関する情報収集などに取り組んでいただいているところでございます。

 ポストコロナを見据え、再びグローバル化が加速していく中で、国内外の都市間、大学間で人材獲得に向けた競争が激しさを増していくものと考えられます。大学都市神戸として優秀な外国人学生を戦略的に獲得し、卒業後の市内定着につなげる取組みをともに進めてまいりたいと思っております。

 項目の4つ目は、大学都市神戸の発信に関することでございます。神戸市では、関西国際大学様を含む市内7大学と連携し、大阪の梅田にありますグランフロント大阪の中核施設、ナレッジキャピタルにおきまして、1年を通じて大学都市神戸のプロモーションとともに、7大学が持ち回りで研究教育成果を展示するといったこと、あと、合同イベントも展開する「大学都市KOBE!発信プロジェクト」を展開しております。このプロジェクトの一環としまして、大学受験シーズンを迎える今月の9日より、MARUZEN&ジュンク堂書店の梅田店様の全面的な御協力のもと、同書店内で大学都市神戸や7大学の学びの魅力発信に取り組んでおります。今後も引き続きまして関西国際大学様と連携し、神戸の大学で学べる魅力を発信し、大学都市神戸のブランディングを構築してまいりたいと思っております。

 項目の5つ目は、多様な地域課題解決に向けた、神戸市の産官学共創による取組みに関することでございます。

 まず、1つ目ですが、ふるさと納税の仕組みを活用しまして、参画したそれぞれの大学が神戸の未来づくりに向けて展開する様々な特色ある取組みを推進する、未来の神戸づくりに向けた大学等応援助成プロジェクトに、関西国際大学様にも参画いただいております。このプロジェクトには、関西国際大学様以外にも、市内の22大学、短期大学などが参加しておりますが、関西国際大学様におかれましては、寄付いただいた資金を財源に、例えば社会人の学び直しのためのリカレント教育の拡充であるとか、市内企業や団体と連携した教育改革の開発など、産官学の共創を中心としたプロジェクトを展開される予定でございます。詳細につきましては、お手元の資料の二次元コード読み取って、ウェブを御覧いただきたいと思います。

 ぜひ、ふるさと納税で関西国際大学様をはじめ、地域社会の活性化や学生支援など、大学、短期大学の取組みへの支援をお願いしたいと思っております。

 また、大学とともに、神戸市産業界がそれぞれの資源を共有しまして、今後、ますます複雑化・多様化していく地域課題や社会課題の解決に向けた取組みを強化するための基盤となる、産官学のプラットフォームの構築に向けて、関西国際大学様も含む、市内の大学様と協議を進めておるところでございます。

 このプラットフォームにおきまして、関西国際大学様や参画した大学、あるいは企業とともに、この神戸の地域社会をフィールドに、課題解決型教育プログラムの開発、実施、地域を活性化する人材育成、社会人の学び直しであるリカレント教育の拡充などに取り組んでいく予定でございます。

 私の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

 質疑応答

記者:

 まず、先ほど御説明いただいた、最後のふるさと納税を活用した未来の神戸づくりというところで、少し、こちらのほうをもう少し詳しく説明していただけますでしょうか。

藤岡企画調整局担当部長:

 この制度は2020年度にスタートしたものですが、参加した大学様とか専修学校も入っているんですが、それを選択いただいて、その大学、専修学校の取組みを支援していただくと。取組みがまず明示されていまして、それについて、各大学を選んでふるさと納税を使って寄附いただく、それを神戸市が各大学に助成させていただくという制度でございます。これは国内でもあまり類例がなくて、大学都市神戸であるからこそできる取組みであると思っております。

記者:

 その中で、関西国際大学さんも入っているということですかね、分かりました。

 では、市長と学長にそれぞれお聞きしたいんですけど、先ほど御挨拶でもお話しいただいたんですが、改めて今回の連携で期待することを一言ずついただけますでしょうか。

久元市長:

 先ほど濱名学長からお話がありましたように、関西国際大学におかれましてはグローバルな発想で、ローカルにも行動していただいているということは、今のグローバル社会の中での大都市のありようとしては大変すばらしいことだと思います。そういう意味で、どんどん関西国際大学から、大学都市でもある国際都市神戸のありようとして提言をいただいたり、あるいは様々な研究の成果を提供していただいて、神戸市の都市戦略にも反映をできればというふうに思っています。

 さらに具体的に言いますと、今日も来ていただいているんですね、ベトナムの留学生の方。神戸市の中でも働いてもらっているんです。こういう形で留学生の皆さんに、実際に神戸でいろんな活動をしていただく、そしてそこから新たな神戸市の国際施策、あるいは留学生を含む外国人市民の皆さんに対する様々な施策に対する気づきもいただくと、そしてたくさんの留学生の皆さんに、神戸の生活に親しんでいただいて、できることならば様々な地域活動へも参画をしていただく。そういう形でのつながりやコミュニケーションがずっと広がっていくということを特に具体的には期待をしたいと思います。

濱名学長:

 私のほうは、関西国際大学は先ほど申し上げましたが、経験から学ばせる、経験と振り返りというのを重視する教育をしてまいりました。グローバル、そしてセーフティ、そしてマネジメント、この3つをキーワードにして、できるだけ学生たちにレリバンスが感じられる、親近感、我が事として考えられるような課題を通じて学びを深めさせるということをコンセプトにしてまいりました。

 そういう点では、神戸市が抱えておられる、あるいは神戸市民が抱えておられる地域社会が抱えている問題に、やはりより深く関わっていくことができる。そういうことが学生たちの学びと、地域社会の課題解決のいずれにも役立っていくということが大きな狙いでございまして、2022年の4月から学内にWell-being研究所というのをつくりまして、今日、所長の宗田教授が来ておりますけれども、あくまでやはり持続可能な地域生活ということのためには、人々がいろんな角度から幸せというものを考え、そういう研究を実際のフィールドと向き合いながらやっていくことができるということが、この新たな協定から広がっていく可能性ではないかと思っています。

記者:

 もう1点、濱名学長にお聞きしたいんですけど、こういった自治体との連携協定というのは、神戸市は何例目になるのでしょうか。

濱名学長:

 本学の場合、神戸市さんが5都市目になります。一番最初が最初のキャンパスができました三木市、2番目が丹波市、3番目が尼崎市、4番目が南あわじ市で、神戸市が5つ目になります。

記者:

 最後に1点、大学の事務局としては三木になるのでしょうか、それとも神戸になるのでしょうか。

濱名学長:

 大学の本部の場所は三木になっています。登記上そうなっておりまして、学生数が一番多いのは神戸山手キャンパスとなっております。

記者:

 学長にちょっとお伺いしたいんですけども、最初の御挨拶の中でスタートアップとか観光とか、そういう事業目的の近しさがこの連携の形に実ったみたいなお話がありましたけど、そこを少しちょっと詳しく教えていただけますか。

濱名学長:

 私どもの構成する6学部、募集停止した現在社会学部を入れると7つなんですけども、6学部の中で神戸山手キャンパスには国際コミュニケーション学部にグローバルコミュニケーションと観光学科がございます。観光というのは、やっぱり神戸の魅力を社会に発信していくというのは、実は既にもう始めておるプロジェクトでございまして、観光の学生たちが留学生の目線もかりながら世界に発信していく。それは国際都市神戸のある意味でブラッシュアップした新たな魅力を発信していくという課題につながってまいります。

 そしてもう1つは、国際コミュニケーション学部と実は先ほど申し上げた、大学の世界展開力というのは、対象としております学部が山手キャンパスにあります国際コミュニケーションと心理学部と、そして社会学部、この神戸山手の3学部と、あと、三木と尼崎に分置しています経営学部なんですね。これは神戸市が非常に力を入れておられるスタートアップ企業を育てていこうというコンセプトと、我々の事業目的が非常に近しい関係にありましたし、世界展開力でお世話になるイノベーション道場という組織がございます。これはもう神戸市さんと既に協定を結んでおられて、我々はオーストラリアの14大学がこのイノベーション道場とオーストラリアで展開しておられた、そうしたものを言わば国内外でネットワーク化する、連携・共同・強化する形で活用していき、神戸市の課題に我々の設置学部の課題をかぶせる形で展開していくことができるということで、文部科学省に申請して採択していただいたということで、これも大きな柱になっていくと考えております。

記者:

 あと具体的なところなんですけど、一番最後のところのリカレント教育の拡充なんですけど、これを神戸市がふるさと納税を財源にやる補助金をベースに拡充するということになるんですかね。

濱名学長:

 昨年までは主に学生支援のため、とりわけ留学生支援等々に主にふるさと納税は活用してまいりました。ただ今後は、留学生のみならず、地域の方々に対するリスキリングでありますとか、学びの機会提供というのをやっていこうと考えています。

 この世界展開力の中では、マイクロクレデンシャルという従来の学位、あるいは科目よりもさらに小さく細分化された形での学びのパッケージをつくり上げていって、それが世界の共通の学びの通貨となっていくので、それを何とか応用する形で一般の社会人の方々の学びのプログラムも開発していこうと考えています。

記者:

 まだいつからどういうふうにというのはこれからという感じですかね。

濱名学長:

 もう既に行っているのはございまして、例えば大学院等々では神戸市教育委員会からも派遣をしていただいていますけれども、尼崎がメインの拠点になっておりますけれども、大学院の臨床教育学専攻では、特別支援とか学校経営のマネジメントについて、もう既に始めたりしております。神戸山手キャンパスでは、これから本格的に2023年度からプログラムを順次開始していくという形になります。

記者:

 あともう1個だけ、上にあるプラットフォームというのはいつつくるとか、企業は何社とかあるんですかね。

濱名学長:

 まだ検討中というか協議をしておりまして、来年度には立ち上げられるように、今、準備をしておるところでございます。

 

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