ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2024年11月 > 神戸市立医療センター中央市民病院と兵庫県立大学大学院情報科学研究科が連携協定を締結~臨床研究や診療業務へのAI活用を推進~
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記者資料提供(2024年11月1日)
健康局地域医療課
神戸市立医療センター中央市民病院は、神戸医療産業都市の中核機関として、最先端の臨床研究を推進することで、市民にいち早く新しい医療を提供することを重要な使命として掲げています。
このたび、臨床研究や診療業務へのAI活用を推進するため、兵庫県立大学大学院情報科学研究科と連携協定を締結しました。
臨床研究等にAIを活用できる環境を整備するため、2024年10月1日に新たな研究部門として「臨床AI研究部」を立ち上げ、兵庫県立大学大学院情報科学研究科と2024年11月1日に連携協定を締結しました。今後、同研究科の竹村匡正教授に顧問へ就任していただき、共同で研究に取り組んでいきます。
相互が有する知識・技能・環境を有効活用し、同研究科における教育活動の充実と研究教育に関する協力を推進するため、以下の活動を行う。
研究部長:宮越 千智(臨床研究推進センター研究推進部門部長)
顧問:竹村 匡正(兵庫県立大学大学院情報科学研究科教授)
研究員:院内研究者および兵庫県立大学大学院生
【竹村 匡正(たけむら ただまさ)氏の経歴】
2003年 大阪大学大学院医学系研究科修了(保健学博士)。京都大学医学部附属病院医療情報部助手、講師、副部長等を歴任
2012年 ハーバード大学客員研究員。同年より兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科准教授
2017年 同教授
2018年 理化学研究所客員主管研究員
2021年 兵庫県立大学大学院情報科学研究科教授
2022年 神戸大学特命教授
当院の診療データを活用して、以下の取り組みを行います。院内でデータ解析できる環境を整備することで、外注する場合と比較して、診療データをより安全かつ低コストで活用できるようになります。
これにより、新たな治療方法・診断方法の開発などを目的とした臨床研究への活用と並行して、医療安全や院内感染対策といった医療の質・安全性向上への活用を図るとともに、診療の効率化及び業務支援を通じた働き方改革の推進や経営改善への活用を目指していきます。