ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2024年11月 > 地域のサクラ達からのSOSを見つけよう!~今話題の外来生物「クビアカツヤカミキリ」の防除講習会を開催します~
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記者資料提供(2024年11月1日)
自然環境課
特定外来生物クビアカツヤカミキリは、その幼虫がサクラ・ウメ・モモ・スモモなどのバラ科の木に住み、木の中を食べて枯らしてしまいます。放っておくとどんどん増え、次々と木を弱らせてしまうので、早く被害を見つけて対策する必要があります。
本講習会では、現在、神戸市と明石市に侵入が確認されているクビアカツヤカミキリについて、専門家からその生態や被害、野外での発見方法等をわかりやすく学びます。
本講習会は、2023年9月1日に締結した「神戸市と明石市の生物多様性を守り育てるための連携・協力に関する協定」に基づき、両市から参加者を募ります。
(1)日時:2024年11月24日(日曜)※、予備日11月30日(土曜)
※荒天となった場合には、講習会は中止となります。その場合予備日に実施となります。
第1部(座学)10時~12時
・外来生物とは?
・外来カミキリムシ対策について
・外来生物展示センターの見学
第2部(野外講習)※14時~15時
・フラスの見つけ方、間違いやすいフラスの見分け方、防除対策の説明など
※第2部は、第1部に参加され、かつ現地まで自ら移動できる方のみご参加いただけます。第1部のみのご参加も可能です。
(2)料金:無料
(3)募集人数:先着40名(事前申し込みが必要)
イベントチラシ(PDF:3,103KB)
第1部 外来生物展示センター
(神戸市長田区苅藻島町3-12-28(苅藻島クリーンセンター内))
第2部 石ヶ谷公園(明石市大久保町松陰1126−47)
樹木医:宗實 久義 氏(むねざね樹木医・環境カウンセラー事務所)
下記のURLより予約をお願いします。
https://select-type.com/ev/?ev=Fi7J9DiHGG0
中国、朝鮮半島等が原産地で、2018年1月に特定外来生物に指定されました。名前のとおり首(胸部)が赤色、他は光沢のある黒色の体が特徴です。
・成虫は5月末~8月頃に出現し、メスは1匹あたり生涯で最大1000個産卵します。幼虫期の2年間を樹木の中で過ごします。
・成虫はサクラ、ウメ、モモ等のバラ科樹木の樹皮の割れ目に産卵し、ふ化した幼虫はこれらの樹木の内部を食害しながら成長します。この時にかりんとう状のフラスを多量排出します。また、幼虫がさなぎになる前に、大量の木くずを出します。
・食害が進むと樹木を枯死させるため、桜並木等への被害が懸念されています。
・2012年に愛知県で確認されて以降、埼玉県、群馬県、東京都、大阪府、徳島県、栃木県、奈良県、三重県、茨城県、和歌山県、神奈川県、兵庫県(明石市、芦屋市、神戸市、西宮市、三田市)、京都府の14都府県で確認されています。
クビアカツヤカミキリ(成虫)
幼虫の出すフラス
被害木への対策(ネット巻き)
被害木への対策(薬剤樹幹注入)