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神戸市の温室効果ガス排出状況

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記者資料提供(2024年10月21日)
環境局脱炭素推進課
地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき、温室効果ガス排出量がまとまりましたので公表します。

市域全体の状況

2022年度の温室効果ガス排出量
8,599千トン-CO2(基準年度2013年度比▲30.6%、前年度2021年度比+11.1%)

2022年度の温室効果ガス排出量は、基準年度2013年度と比べて30.6%の削減、前年度と比べると11.1%の増加となりました。産業、業務、運輸部門において最終エネルギー消費量が増加したことや、主要な小売電気事業者である関西電力の二酸化炭素排出係数※1が増加(2021年度0.309→2022年度0.420[kg-CO2/kWh])したことなども影響しています。

(※1_単位量あたりの燃料や電力の使用に伴い発生する二酸化炭素量を係数化した数値。電源を構成する火力、原子力、水力、再生可能エネルギー等の割合により毎年度数値が変動する。)


表1_市域全体の温室効果ガス排出量(推計値※2)                  単位:千トン-CO2 
市域全体の温室効果ガス排出量
(※2_四捨五入の関係で、合計値、増減比又は割合が合わない場合がある。)
 

市域の温室効果ガス排出量 2030年度目標 約60%削減(2013年度比) 


図1_市域全体の温室効果ガス排出量の推移 
市域全体の温室効果ガス排出量の推移



 


市の事務事業の状況

2023年度の温室効果ガス排出量

エネルギー起源 温室効果ガス排出量
217千トン-CO2(基準年度2013年度比▲12.7%、前年度2022年度比+11.6%)

非エネルギー起源 温室効果ガス排出量
336千トン-CO2(基準年度2013年度比+21.3%、前年度2022年度比+13.6%)


2023年度のエネルギー起源(電力や施設燃料、自動車燃料等の利用による)温室効果ガス排出量は、基準年度の2013年度と比べて12.7%の削減、前年度と比べると11.6%の増加となり、非エネルギー起源(ごみ焼却・埋立や下水処理等による)温室効果ガス排出量は、基準年度の2013年度と比べて21.3%の増加、前年度と比べると13.6%の増加となりました。
エネルギー起源温室効果ガス排出量については、契約する電力事業者の二酸化炭素排出係数が増加したことが主な原因となりました。非エネルギー起源温室効果ガス排出量については、廃棄物部門において廃プラスチック類の焼却量が増加したことや、関係法令改正による温室効果ガス算定対象項目の追加などにより増加しました。

表2_市の事務事業のエネルギー起源温室効果ガス排出量(推計値※3)         単位:千トン-CO2
市の事務事業のエネルギー起源温室効果ガス排出量
(※3 四捨五入の関係で、合計値、増減比又は割合が合わない場合がある。)


表3_市の事務事業の非エネルギー起源温室効果ガス排出量(推計値)         単位:千トン-CO2
市の事務事業の非エネルギー起源温室効果ガス排出量


 

市の事務事業の温室効果ガス排出量 2030年度目標
温室効果ガス排出量 エネルギー起源  約50%削減(2013年度比)
温室効果ガス排出量 非エネルギー起源 約20%削減(2013年度比)

 

参考

(参考資料1)市域全体の最終エネルギー消費量(推計値)                単位:TJ※4
市域全体の最終エネルギー消費量
(※4_TJ(テラジュール)は、エネルギーの単位であるJ(ジュール)の10の12乗倍に相当する。)


(参考資料2)全国※5の温室効果ガス排出量  
全国の温室効果ガス排出量
(※5_全国データについては、環境省作成の「2022年度の温室効果ガス排出・吸収量(詳細)」を神戸市で編集して作成。)



(参考資料3)神戸市と全国の二酸化炭素排出量の部門別内訳(2022年度)

神戸市と全国の二酸化炭素排出量の部門別内訳