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記者資料提供(2024年4月1日)
交通局経営企画課
神戸市交通局は、2024年4月1日、国土交通省近畿運輸局へ一般乗合旅客自動車運送事業の上限運賃変更の認可申請を行いました。申請理由および改定内容は以下のとおりです。
今後も「神戸市営交通事業経営計画2025」に掲げる経営改善に加え、最大限の企業努力を実施してまいりますので、引き続き市バスをご利用いただきますよう、よろしくお願いいたします。
市バスは、1992年4月の運賃改定以降、消費税率引き上げに伴う運賃改定を除き、約32年間運賃を変更することなく事業を継続してきました。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症の流行を契機とした「新しい生活様式」の定着によるお客様の減少や、原油価格をはじめとした物価高騰による急速な社会変容により、市バス事業は危機的な経営状況となっています。
こうした状況下において、早期に危機的な経営状況を脱却し、「市民の足」として将来にわたって安全かつ安定的に事業を継続していくために、市バス運賃改定の認可申請を行いました。(※)1ヵ月通勤定期料金は、普通料金×60回×(1-割引率)により算出
(普通区・共用区)
改定前 |
改定後 |
|
普通料金 |
大人210円 小児110円 |
大人230円 小児120円 |
通勤定期料金 |
8,820円 |
10,350円 |
通学定期料金 |
7,430円 |
改定なし |
(※)定期料金は1ヵ月定期
(近郊区)
改定前 |
改定後 |
|
普通料金 |
大人170円~560円 小児90円~280円 |
大人190円~580円 小児100円~290円 |
通勤定期料金 |
7,140円~21,000円 |
8,550円~23,400円 |
通学定期料金 |
6,020円~17,700円 |
改定なし |
乗車人員 |
運輸収入 |
|
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2022年度 |
54,564千人 |
6,711,326千円 |
2024年度(改定後見込み) |
57,231千人 |
7,387,089千円 |
(※)他会計負担分を除く
割引サービス |
見直し前 |
見直し後 |
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市バス乗継割引 ICカードでバスを乗り継ぐ場合、2乗車目の料金を割引 |
適用条件 1乗車目の降車から 2乗車目の降車が60分以内 対象 市バスのみ 割引額 最大210円 |
適用条件 1乗車目の降車から 2乗車目の乗車が30分以内 対象 市バス及び神姫バス(市内一部路線) 割引額 最大230円 |
市バスポイントサービス 1ヵ月の利用額に応じてポイントを付与 |
普通ポイント 2,100円以上10% 2,100円未満5% 昼間ポイント 2,100円以上20% 2,100円未満10% |
普通ポイント 2,300円以上5% 2,300円未満2% 昼間ポイント 2,300円以上10% 2,300円未満5% |
PiTaPa利用額割引 |
利用額に応じて1~13%割引 |
利用額に応じて1~8%割引 |
三宮・エリア110 対象エリア内のバス停間をICカードで乗り降りする場合に、普通料金を通常の半額相当とする |
普通料金110円 |
普通料金120円 「三宮・エリア120」に名称変更 |
通学定期料金については、家計負担軽減の観点から、普通料金の改定分を転嫁せず、料金を据え置きとします(近郊区における一部民間バス事業者との重複区間を除く)。
また、土日祝日、夏休み、年末年始に同伴する小学生以下2人まで無料としているエコファミリー制度について、各家庭のライフスタイルが多様化している中で、子育て支援サービスの充実という観点から、市バス運賃改定のタイミングに合わせて拡充し、1年中、曜日に関わらず毎日適用することとします。
市バス車両では、CO2や環境負荷物質を排出しないクリーンな水素バス(燃料電池バス)を2023年4月より7系統等で運行を開始しました。
バス停留所では、誰もが安心して移動でき、気軽に腰を下せる環境を作るため、まちづくりの視点から、バス停施設(上屋・ベンチ)の整備を進めています。