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健康データを活用した研究を公募します!

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記者資料提供(2024年6月12日)
健康局政策課
 神戸市では、2020年度より医療・介護のレセプトデータや健診データを連結・匿名化した「ヘルスケアデータ連携システム」を整備し、科学的データに基づく健康施策の推進を図ってきました。
 今年度は、本市の重点課題のうち以下の3つをテーマとして設定し、市民や本市施策へ迅速に還元できる可能性の高い研究を公募します。選定した研究については、定期的に報告を受け、そのつど施策への活用を検討するとともに、最終的な研究成果については、市民にわかりやすく公表し、迅速な市民還元を目指します。

1.目的

研究成果を活用し、科学的根拠に基づく保健事業等を推進することで、健康寿命の延伸や健康格差の縮小による市民の健康増進等を目指します。

2.公募概要

(1)主な申請要件

 2024年4月1日時点で日本国内に拠点を有する学術機関及び医療機関。

(2)公募テーマ

 下記①~③のテーマのいずれかに該当する研究提案を募集します。なお、最終的に採択する研究は、原則1テーマにつき1件、最大3件とします。

 ① 子宮頸がん予防(子宮頸がん検診、HPVワクチン接種)に向けた、市民(検診未受診者、ワクチン未接種者等)へのアプローチ方法に関する研究

 (神戸市における研究活用例)

 子宮頸がん検診、HPVワクチン接種の傾向(地域性、経済状況等、両者の関連性等)を分析することで、未受診者(未接種者)の傾向を把握し、今後の受診率(接種率)向上にむけ市民への啓発に活用します。

 ② 本市における圏域別(行政区・学校区)の健康状態の将来推計、および健康寿命延伸に向けた施策やその重点ターゲットとすべき地域・ハイリスク層を明らかにする研究

  (神戸市における研究活用例)

 ハイリスク層の将来推計について、圏域単位でハイリスク層が今後どの程度増えていくかを分析する(将来人口推計との掛け合わせ分析)などが想定されます。特に、アプローチが必要な圏域・属性を明らかにすることで、神戸市における健診受診率向上施策や医療機関受診勧奨施策の検討に活用します。

 ③ 増え続ける救急需要対策に資する研究

 (神戸市における研究活用例)

 軽症者や転院搬送における救急搬送事例の検証等により、増え続ける救急需要の対策等に活用します。

(3)研究実施期間

 倫理審査委員会承認日から原則3年以内とします。但し、本市が必要と認めた場合に限り、延長できるものとします。

3.スケジュール

内容 日程
(1)公募開始 2024年6月12日(水曜)
(2)公募エントリー期間 6月28日(金曜)17時まで
(3)事前相談期間

7月3日(水曜)~7月19日(金曜)

(4)公募申請書の提出期限 8月8日(木曜)17時まで
(5)選定審査 9月上旬(予定)
(6)選定結果通知・公表 9月下旬(予定)

4.公募実施要領等

公募実施要領(PDF:464KB)
(様式1)公募エントリーシート(WORD:17KB)
(様式2)公募申請書(WORD:24KB)

5.参考

これまでの本市データを提供した学術機関による研究は、下記ホームページをご覧ください。

https://www.city.kobe.lg.jp/a97852/kenko/kenkyu/kenkyujissyo.html