神戸賀川サッカー文庫 賀川浩氏の略歴

最終更新日:2021年10月30日

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略歴

対談集『このくにのサッカー』の表紙画像

  • 1924年、神戸市に生まれる。神戸一中(現:神戸高校)、神戸経済大(現:神戸大)大阪クラブなどでサッカー選手。全国大会優勝、東西対抗出場、天皇杯準優勝などの経験をもつ。1952年からスポーツ記者、1975年から10年間のサンケイスポーツ編集局長(大阪)などを経て現在フリーランスとして、現役最年長記者。
  • 1963年の兵庫サッカー友の会、1970年の社団法人・神戸フットボールクラブの創設メンバー。ワールドカップの取材10回、ヨーロッパ選手権5回、南米選手権1回。1974年から、サッカーマガジン誌上で大会ごとに「ワールドカップの旅」を連載、さらに同誌では2002年の開催前に「マイ・フットボール・クロニクル」として日本サッカーの歩みの連載を執筆した。
  • 2014年には『90歳の昔話ではない。古今東西サッカークロニクル』(東邦出版)を、2017年には『このくにのサッカー 賀川浩対談集 日本サッカーの「これまで」と「これから」』(苦楽堂)を出版した。
  • 2010年日本サッカー殿堂入り、2015年にはFIFA会長賞受賞。
  • また、著者として『釜本邦茂ストライカーの戦術と技術』、監修として「ブライアン・グランヴィルのワールドカップストーリー」(新紀元社・2002年)、その他『サッカー日本代表 世界への挑戦』(新紀元社・2002年)にも執筆している。

ワールドカップ取材

サッカー文庫展示ケース
1974年ワールドカップ西ドイツ大会から連続9回、昨年のブラジル大会を合わせて10回のワールドカップを現地取材し、雑誌サッカーマガジンで『ワールドカップの旅』を連載されました。
各大会の取材用プレスパス(記者証)、記者用チケット、マスコットや記念品を中央図書館がお預かりし、「神戸賀川サッカー文庫」前の展示ケースに並べています。

現地取材した大会

  • 第10回(1974)西ドイツ大会
  • 第11回(1978)アルゼンチン大会
  • 第12回(1982)スペイン大会
  • 第13回(1986)メキシコ大会
  • 第14回(1990)イタリア大会
  • 第15回(1994)アメリカ大会
  • 第16回(1998)フランス大会
  • 第17回(2002)日本/韓国大会
  • 第18回(2006)ドイツ大会
  • 第20回(2014)ブラジル大会

FIFA会長賞受賞

FIFAバロンドール授賞トロフィー
2015年1月12日に、スイス・チューリッヒで開催されたFIFAバロンドール授賞式に於いて、賀川浩氏は日本人で初めてとなるFIFA会長賞を受賞されました。

授賞式のスピーチ

FIFA President Mr. Blatter, ladies and gentlemen.
I am very proud to be able to attend this wonderful ceremony for the FIFA Ballon d’Or.
It is simply the greatest honour to be presented with the prestigious FIFA Presidential Award.

In 1979, Mr. Blatter was part of the FIFA organising committee at the second FIFA World Youth Championship in Japan, where 19-year-old Diego Maradona played.

Unfortunately, my English has not made any progress since that tournament, so I was a little bit hesitant about actually coming to the ceremony today. But my young friends in Japan were very encouraging and said I must come if only to meet Manuel Neuer, Cristiano Ronaldo, and Lionel Messi. They told me not to forget to bring them back some autographs.

Thank you very much.
ARIGATO

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文化スポーツ局中央図書館総務課