Q1.投票所に朝一番に来た人だけができることは?
(こたえ)2.投票箱の空を確認できる
選挙が公正に行われることを明らかにするため、投票所に一番に来た人には、投票箱の中に何も入っていないことを確認してから施錠し、投票をしてもらいます。これ以降は、開票まで、どんな理由があっても投票箱を開くことはできません。
Q2.同じ苗字の立候補者がいて、投票用紙に苗字だけが書かれていました。さて、どうなる?
(こたえ)3.その苗字の立候補者の得票数に比例して1票を按分(振り分けること)する
「按分」とは、基準となる数量に比例して割り振ることです。例えば、同姓の候補者が2名(例:田中花子、田中太郎)いる場合で、姓(田中)のみが記載されていた場合、どちらに投票したかわからないため、票を「按分」します。具体的には、田中花子の得票が9万票、田中太郎の得票が1万票であった時、「田中」だけ記載された投票が85票であれば、これを9対1の割合で按分するので、田中花子には76.5票、田中太郎には8.5票がそれぞれの得票に加えられます。
Q3.投票箱から煙が出てきました。さて、どうする?
(こたえ)1.投票口から水をかけて消す
投票中は、いかなる理由があっても投票箱を開けることはできません。開けてしまうと選挙が無効になってしまう可能性があります。この場合、投票箱へ水をかけて対応することになります。
Q4.得票数が同じ立候補者が2人いました。さて、当選者はどうして決まる?
(こたえ)1.くじで決める
最下位で当選人となるべき有効投票数を得た同点得票者が2人以上いる場合、「くじ引き」で当選人を決めることになります(定数が1の場合は、最高有効投票数を得た者の得票数が同数の場合)。なお、くじの方法は管理執行を行う選挙管理委員会が決めています。
Q5.投票用紙に施されている特別な加工とは?
(こたえ)2.折っても開く
投票用紙は、合成樹脂から作られた合成紙であり、折れにくい特性を持つため、投票箱の中で勝手に開きます。開票の際に投票用紙を開く作業を減らし、皆さんに選挙の結果を早く伝えられるようにしています。
Q6.選挙権を持っていない子どもは投票所に入れない?
(こたえ)2.お父さんやお母さんと一緒に入れる
18歳未満の子どもは、保護者と一緒に投票所に入場できます。(ただし、投票用紙への記入や投票箱への投函はできません。)子どもの頃に親の投票について行ったことがある人の方が、ついて行ったことがない人と比べて、投票をした割合が20ポイント以上高くなっています(※)。親子連れ投票は子供の将来の投票につながっています。
また、付き添いや介助が必要な場合も、同伴者と一緒に入場することができます。
※2016年参院選後の総務省「18歳選挙権に関する意識調査」(18~20歳までの男女3000人に行ったインターネット調査)より