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最終更新日:2024年8月28日
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景観類型別の景観形成計画(ストラクチュアプラン)をもとに個々の地域・地区における景観形成計画(ローカルプラン)を策定し、景観形成の具体化を進める。具体化にあたっては、景観法と都市景観条例とを適切に運用することを基本的な枠組みとして捉えた上で、景観法に基づく「景観計画」をローカルプランの骨子とする。景観法と都市景観条例の特徴をいかし、それぞれの手法を併用しながら地域の実情に応じた弾力的なローカルプランの策定をめざす。
地域・地区別の景観形成の推進にあたっては、景観法を基軸に据えながらも、法と条例のそれぞれの特徴を生かした適切な役割分担と相互補完を図り、一体的な運用をめざす。また、景観法のみならず、都市景観に関連する他の法令・制度・計画・事業も活用して総合的な景観形成を図っていく。
総合的なまちづくり活動(都市計画マスタープランにおける「わがまち空間づくり」)の一環として、「わがまち」の景観をまもり、そだて、つくる活動を推進する。
その過程で策定される「わがまち景観構想」を、ストラクチュアプランとの整合を図りつつ、ローカルプランとして位置づけ、構想の具体化を図る。
市民主体の景観形成においては、市民花壇の維持管理、道路の活用と清掃活動、落書き除去、歴史的建物や空き家を活用したコミュニティ活動など、多くの人々がさまざまな活動を展開し続けることが重要であり、各分野での支援策を講ずる。
景観資源とは、一般的には都市景観の質を高め、特色づける景観上価値ある自然・地形や建築物・工作物などを指すが、本基本計画では、都市空間に人が働きかける行為や仕組みなども景観資源に含め、以下のような視点に基づく保全・活用を推進する。
パブリックスペースでは、居心地のよい空間デザインとともに、さまざまな維持管理主体が関わり、空間の使われ方のソフトな仕組みも重視されることから、以下のような視点からの充実化を図る。
公共施設整備は都市景観の形成に直接大きな影響を与えるとともに、その先導的役割が期待される。これらの整備にあたっては地域特性や場所性に対する配慮が重要であるが、とりわけ市民が日常的に利用する公共施設については、より柔軟で活発な利用を可能にし、持続的に維持管理されるなかで、市や地域のシンボルとして愛着をもたれる公共空間(パブリックスペース)となるための仕組みについても考慮する。
屋外広告物は建築物におとらず景観形成への影響は大きく、近年、地域ごとのルールに基づく配慮がなされた広告物もみられる一方で、表示技術の進展により表現の多様化も進んでおり、以下のような視点からの対応を推進する。
神戸らしい緑化とは、六甲山や河川軸など都市の骨格となる遠景や中景の緑を背景に、山麓に向かって立ち上る住宅地や公園の重なり合う緑や都心の連続した緑、草花に彩られたガーデンなど、神戸の地域の特色に応じた緑化である。今後とも以下のような視点からの緑化を推進する。