神戸市いじめ防止等のための基本的な方針
平成26年3月27日に策定した神戸市いじめ防止等のための基本的な方針を、平成31年4月1日に改定しました。
神戸市いじめ対策のための実施プログラム
平成28年10月に発生した垂水区中学生自死事案における再調査委員会による提言を受けて、「神戸市いじめ対応のための実施プログラム」を策定いたしました。
いじめ防止対策関連の取組
1.学級経営の充実
- 「いじめを許さない学級・学校づくり」「思いやり、勇気あふれる学級・学校づくり」に組織的に取り組む。児童生徒に思いやりの心を育て、いじめが起こった時に止める勇気や正義感を育む
- 信頼関係の上に立った個人指導の確立
- 相談機能の充実
- 道徳教育の充実と魅力ある特別活動の展開
- 一人一人が存在感、充実感をもてる学校行事、学年行事の工夫
- 自浄力を高めるための児童生徒会活動の充実
- リーダー養成
- 校内外におけるいじめ防止の研修・啓発活動の充実
- 啓発ポスター・標語の作成
- 「するを許さず、されるを責めず、第三者なし」の神戸市いじめ指導三原則に基づき、各校が校内にいじめ防止対策委員会を設ける。
- 児童生徒の正義感、倫理観の成長を図る指導計画を立案する
- 児童生徒会活動を活性化、問題解決能力、自浄力を高める
2.生徒指導資料の作成
- 問題行動に対し対処療法的な指導に止めず、問題解決能力や正義感倫理観を伸長しながら、豊かな人間性を育むため生徒指導上の今日的な課題への対応や顕著な問題行動の未然防止に役立つ読み物資料を作成する
- 全職員に配布。活用状況調査の実施。
<いじめに関するもの>
- 小学校版(第3集、第4集、第5集、第6集、第13集、第15集、第16集、第19集、第24集)
- 中学校版(第3集、第4集、第5集、第12集、第13集、第15集、第16集、第19集、第23集、第26集)
3.教育相談の充実
(1)スクールカウンセラーの配置
公立中学校区に原則2名を配置し、すべての小中学校で定期的な相談活動を実施する。また、高等学校や特別支援学校等においても、相談活動を実施する。
- 児童生徒へのカウンセリング
- カウンセリング等に関する教職員及び保護者に対する助言・援助
- 児童生徒のカウンセリング等に関する情報収集・提供
- その他児童生徒のカウンセリング等に関し各学校が適当と認めるもの
(2)学校相談員・生徒指導推進協力員を小学校に配置
地域の人材を小学校に配置。
- 学校相談員
日常の学校生活等における問題やいじめ等に悩んでいる児童生徒や保護者が相談しやすい体制を整備する。
- 生徒指導推進協力員
教職員と連携し、問題行動の未然防止・早期発見・早期対応に取り組み、学校の生徒指導推進活動の支援を行う。
(3)こうべっ子悩み相談・・・毎学期リーフレットを全児童生徒に配布
<電話相談>毎日24時間
「いじめ・体罰・こども安全ホットライン」
いじめ(ネットいじめ)・体罰・被害のおそれを有する児童生徒に関する相談窓口
0120-155-783(フリーダイヤル)
078-361-7710(有料)
0120-0-78310(全国統一教育相談ダイヤル)
<電話相談・面接相談(予約制)>相談日時:月曜~金曜、9時~17時
総合教育センター教育相談指導室
青少年育成センター及び各教育相談所(市内7カ所)、特別支援教育課教育相談室、人権教育課相談室
こうべ学びの支援センター、こども家庭センター、各区こども家庭支援室
4.研修を通しての教師の資質向上
- いじめ防止研修会の実施(全12ブロック・地区別研修会)
- 指導法研修会(年間2回:生徒指導・不登校担当教員)
- 新任生徒指導担当教員研修
5.自主的活動の育成・支援
- いきいき生徒会(学校行事の企画・学校間交流・地域諸団体行事への参加など)
- 中学校リーダー研修(各校でリーダーとなる生徒の技能向上を目指して企画)
- いきいき生徒会会議(神戸市全中学校の生徒会代表生徒による研究協議)
6.学校間・家庭・地域との連携
- まっすぐ育て9年プラン(小中行動連携による9年間を見通した健全育成事業)
- ふれあい懇話会(全中学校区に設置、保護者・地域・学校が一堂に会す協働と参画の場)
スローガン「あいさつ 声かけ 地域の子、ふれあい 手伝い 家庭から」
あいさつソング「ほら、つながった♪」(平成24年度、歌詞を広く市民から募り選ばれた歌詞に、尼崎出身フォークデュオあまゆーずが作曲。)