最終更新日:2024年8月15日
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「化学物質過敏症」をご存知ですか?私たちのまわりにも症状を抱えた方がおられるかもしれません。化学物質過敏症についてご理解いただき、ご協力をお願いします。
ある程度の量の化学物質にさらされるなどして、いったん過敏症状になると、その後はわずかな化学物質にも過敏に反応し、健康被害の症状が現れるようになると言われています。
発症などのしくみについては未解明な部分があり、治療方法なども確立されていません。
症状は非常に多様で、粘膜刺激症状(結膜炎、鼻炎、咽頭炎)、皮膚症状(皮膚炎、湿疹)、呼吸器症状(気管支炎、ぜんそく)、循環器症状(動機、不整脈)、消化器症状(胃腸症状)、自律神経障害(異常発汗)、精神症状(不眠、不安、うつ状態、記憶困難、集中困難等)、中枢神経障害(けいれん)、頭痛、発熱、疲労感などがあげられます。
香料、洗剤、柔軟剤、シャンプー、化粧品、整髪料、制汗剤、農薬、除草剤、殺虫剤、煙草、自動車の排気ガス等、身の回りにあるすべての化学物質が原因となりえます。
化学物質過敏症の発症メカニズムが明確になっていない今、誰しも発症する可能性を持っており、他人事ではありません。まずはこのような疾患があることをご理解ください。そして、身近にもこの症状で苦しんでいる方がおられるかもしれません。
【配慮をお願いしたいこと】
・公共の場など人が集まるところでは、香料などの使用に配慮しましょう。
・学校、保育所、病院、公園等の公共施設、住宅地に隣接した家庭菜園、農地などで農薬を使用するときには、農薬
の飛散防止などに努めましょう。
・野外焼却、通称野焼きによる被害を受けている方もおられます。野焼きは法律で禁止されています。絶対にやめま
しょう。
・害虫、ねずみなどを駆除するときには、薬剤に頼らない駆除方法(清掃や進入路の封鎖など)にするよう、工夫
しましょう。
この趣旨にご賛同いただける場合は、以下のポスター掲示にご協力をお願いしております。
今からできる思いやりの実践についてよろしくお願いいたします。
化学物質過敏症を知っていますか?(一般用ポスター)(PDF:709KB)
化学物質過敏症を知っていますか?(子供向けポスター)(PDF:2,861KB)