高潮対策

最終更新日:2024年7月11日

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高潮対策の完了

神戸港では、1965年度から2015年度までの半世紀をかけて、約300億円の事業費をかけて延長約60kmの防潮堤などの海岸保全施設を整備し、高潮などの浸水被害から皆さまの生命と財産を守っています。この対策により、比較的発生頻度の高い高潮(概ね100年に一度程度)に対して、人の住む区域は浸水しないと想定されます。
また、迅速かつ安全な鉄扉閉鎖を行うため、遠隔操作化についても2020年1月から順次運用を開始し、2024年度の完成を目指しています。
防潮ライン
海岸保全施設位置図(防潮ライン)
 
鉄扉
防潮鉄扉

高潮ハザードマップ

水防法に基づく高潮ハザードマップ(2024年4月1日公表)

高潮浸水想定区域図に避難所等の情報を掲載して示したものが高潮ハザードマップです。
詳しくは下記HPをご確認ください。
神戸市情報マップ「高潮ハザードマップ(想定し得る最大規模の台風による高潮)」

水防法

2015年5月、想定しうる最大規模の洪水・内水・高潮への対策(ソフト対策)の充実・強化を盛り込んだ水防法の一部改正がされました。水防法改正に伴い、兵庫県が「高潮浸水想定区域図」を作成、2022年6月に公表しています。

前提条件

想定高潮:500年~4000年に一度の最大規模の高潮
海岸保全施設:高潮による波の力などが一定に達した段階で海岸保全施設(防潮堤など)が破壊されると想定

高潮浸水想定区域図

大阪湾全体の高潮浸水想定区域図は『ハザードマップポータルサイト』(国土交通省)で、災害の種類から『高潮』を選択して確認できます。(下図は大阪湾周辺を表示しています)
高潮ハザードマップ
ハザードマップポータルサイト(国土交通省)

神戸市の高潮浸水想定区域図は、兵庫県のホームページでも確認できます。
想定し得る最大規模の高潮による浸水想定区域図について(兵庫県)

(参考)高潮対策とハザードマップ

  高潮防護基準(ハード対策) 高潮ハザードマップ(ソフト対策)
根拠法令 海岸法 水防法
前提条件 【発生確率】
100年に一度の高潮
【想定】
神戸港の満潮時刻に台風が接近
想定台風:中心気圧940hPa(伊勢湾台風級)
台風の進路:室戸台風の進路
【発生確率】
500年~4000年に一度の最大規模の高潮
【想定】
神戸港の満潮時刻に台風が接近
想定台風:中心気圧910hPa
海岸保全施設:破壊される
対策 ハード対策:防潮堤等の設置・補強で対応 ソフト対策:避難等に重点を置く

お問い合わせ先

港湾局海岸防災課