最終更新日:2023年9月5日
ここから本文です。
MICEとは、企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(IncentiveTour)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字のことであり、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称です。
神戸市では海外見本市への出展や、大学・学会等の様々な関係者への営業活動を行うこと等により、国内外に対して誘致プロモーション活動を実施し、MICEの誘致に積極的に取り組んでいます。
MICEを開催することで様々な効果が期待できます。
1.地域への経済効果
MICE開催を通じた主催者、参加者、出展者等の消費支出や関連の事業支出は、会議開催、宿泊、飲食、観光等と消費活動のすそ野が広く、周辺地域への経済効果を生み出すことが期待されます。
2.ビジネス・イノベーションの機会の創造
MICE開催を通じて世界から企業や学会の主要メンバーが我が国に集うことで、国内外の関係者のネットワーク構築につながり、新しいビジネスやイノベーションの機会を創造することにつながります。
3.都市ブランドの向上
国際的な会議等が開催され、多くの外国人が神戸を訪れることで、国際都市神戸としての都市ブランドの向上につながります。
神戸市は1981年(昭和56年)に開催したポートアイランド博覧会を契機として、全国に先駆けてコンベンション政策を都市戦略として位置づけ、コンベンション誘致を積極的に展開してきました。
日本政府観光局(JNTO)が発表した2019年(平成31年)における「国際会議開催件数」では、神戸市は438件であり、国内順位は2018年と同様、東京(23区)に次いで全国第2位となっています。
(参考)国際会議件数の推移について
基準 | 2016年(H28) | 2017年(H29) | 2018年(H30) | 2019年(H31) |
---|---|---|---|---|
JNTO基準 | 第4位 (260件) |
第2位 (405件) |
第2位 (419件) |
第2位 (438件) |
※JNTO基準
参加者総数50名以上、参加国が日本を含む3カ国以上、開催期間が1日以上
観光庁の簡易測定モデルを使用し、2018年(平成30年)に神戸市内で開催された主要なMICEによる神戸市内への経済波及効果を算出しました。
2018年(H30) | |
---|---|
経済効果 | 791億円 |
税収 | 9.7億円 |