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旧農業公園再整備事業全体運営事業 優先交渉権者の決定

最終更新日:2024年11月22日

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 1984年(昭和59年)に設置し、2006年(平成18年)から一般開放を継続している旧農業公園につき、「KOBE里山SDGsへの貢献」をコンセプトとして、周辺地域も含めたエリア全体の賑わいづくりを目指すため、旧農業公園の再整備及び管理・運営を行う全体運営事業者を公募したところ、2者から応募がありました。
 このたび、外部委員で構成する選定委員会において、事業計画などの提案内容を審査し、その結果を基に本市が優先交渉権者を決定いたしましたので、お知らせいたします。

優先交渉権者

名称:神戸市農業公園再整備・KOBE里山SDGs共同事業体

代表企業

構成企業

株式会社MEリゾート但馬

株式会社東急コミュニティー、株式会社バーベキューアンドコー、TisTa株式会社

提案の概要

方針

楽しみながらも本質に気付き、未来につながる導線を地域の作り手や消費者、そしてこの地を支えてきた園内事業者との調和によって創造する

コアターゲット

小学生以下のお子様を持つミレニアル世代ファミリー

コンセプト

豊かな自然環境の中で楽しむ「食」と「農」を通じて「人と地球に優しい未来を育む」タスキを親から子につなぐ体験型ランドスケープパーク

事業計画

旧農業公園再整備事業全体運営事業計画概要図 詳細は以下の文章をご覧ください。

地産地消・地域資源活用を推進する機能~里山を知る~

01 四季折々、色の絨毯で人々を魅了する「花園」
02 地産農畜産物の価値を“五感”で味わう「自然共生体験型バーベキュー」
03 「ワイナリーウエディング」
04 ガストロノミックタパス「バル&カフェ」
05 サーキュラーエコノミー実証実験型「ワインショップ」
06 「ネットアドベンチャー」
07 釣った魚を食べて里海の幸を感じる「釣り堀」
08 「つくり手」が集い、消費者と対話するマルシェ「KOBE the CRAFT」

里山再生に資する実証機能~里山をまもる

​​​​​09 有機農家育成スクール

10 サーキュラーエコノミー実証実験型 ワイン用ブドウ栽培の持続可能化(有機化)
11 「茅」でつながる、広域里山体験
12 環境保全・防災活動の拠点新設

多様な人材を育成・交流する機能~里山をつなぐ ひろげる

13 酒の学び舎
14 コワーキング&インキュベーションスペース
15 PBL型大学「SPEC」
16 日帰り温泉・貸切(家族)風呂

事業スケジュール

2025年度から、花園・バーベキュー等の一部事業を展開予定。
その後、フェーズを分けて事業を実施。

決定理由

選定委員会において、「事業体制」、「基本方針」、「事業計画」等を総合的に評価し、選定を行った結果、「KOBE里山SDGsへの貢献」の実現ための、明確な事業コンセプトとそれを具現化する事業内容が盛り込まれた提案であること、継続的かつ安定的な再整備を期待できることなどから上記事業体を候補者として決定した。

選定委員会の開催

日時

2024年11月8日(金曜)16時~

評価点

審査項目

配点

優先交渉権者

次点者

事業体制

経営状況

事業実績

50

30.6

33.0

基本方針

再整備方針

創意工夫

30

23.8

19.6

事業計画

事業計画

年度計画

運営体制

収支計画

180

136.4

119.6

施設計画

機能配置

整備活用計画

動線

80

62.6

57.8

その他

園内事業者等との連携

市内企業の活用

20

40

15.4

20.0

15.8

40.0

合計

 

400

288.8

285.8

講評

  • KOBE 里山SDGs への貢献」の実現ための、明確な事業コンセプトとそれを具現化する事業内容が盛り込まれた提案である。
  • 大規模な施設改修に先行投資するのではなく、地域と一緒に魅力や賑わいを創出・波及させていくことで、人が集まる状況を創出した後に、必要な投資を行うという将来にわたり継続的な発展が期待できる提案である。
  • 事業実施にあたって必要となるパークマネジメントの実績があり、参画する企業の連携や一体感が感じられ、役割分担が明確に位置付けられており、安定した事業実施が見込まれる。
  • 施設全体を大きく活用し、花園等の整備で施設全体のイメージを一新した、再整備に相応しいワクワク感の創出及び誘客を期待できる提案である。
  • 全体工事を段階的に実施することで、既存施設の営業を妨げず、来場者が利用できる環境を確保するとともに、2025 年度からという早期に開業が可能な提案である。

お問い合わせ先

経済観光局農水産課