神戸の郊外は居住地として重要性が高く、駅のリノベーション等に取り組んでいます。
さらに都市ブランドの向上と人口誘引につなげる取組を進めるために、「神戸の郊外のあり方」をテーマに、意見交換を行いました。
日時:2024年1月15日(月曜)16時30分~
場所:なでしこ芸術文化センター1階 アートスペース
参加者:市民・有識者・市職員
開催概要
- 神戸市・登壇者からの話題提供
- 意見交換
- 質疑等
話題提供・意見交換
【働き方、住まい方】
- 働きたいが働けないという人はニュータウンをはじめ郊外に多いと考えて、名谷に職住近接オフィスを開設した(神戸名谷ワークラボ AOZORA・SUMAile)。
- 10代から80代まで幅広い世代の方が働きに来られており、多くが須磨区在住である。
- 自宅近くで働くことができるのは、これからのワークスタイルの1つとして必要なのではないか。
- 郊外に働く場所を作ることは重要。郊外で理想の働き方を実現できれば、より魅力的な環境になる。
- 公共施設などから働く場への利活用はとてもよい。更なる用途の転換は、郊外の魅力向上につながると感じた。
【自己実現と公共空間】
- 秋祭り開催時に道路を通行止めにして、イベントを開催した。道路空間を広場化するなど公共空間を見直すことが、人に優しいニュータウンにつながる。
- 公共空間でマーケットを開催して、近隣に住んでいる子育て中の親に出店してもらう取り組みをしたり、親が自分と向き合える時間を作るために、博物館でワークショップを開催したりしている。
- 郊外で自己実現ができる空間や取り組みが必要。そのために公共空間が活用できる。
【神戸の郊外の魅力】
- 海や山などの自然が近く、都心と郊外のメリハリがあり、都心と遠く離れていないところが魅力。ゆっくりできて、都心や海などにすぐ出かけることができるのが魅力。
- 隣の駅に行くだけで、景色が変わるというのが、魅力。
- ニュータウンと農村地域が近いので、それぞれの特徴をリンクすることができると特徴的な郊外づくりができるのではないか。
- 交通の便は課題。電動キックボードや電動自転車の導入なども、郊外の住み心地をよくするために必要なのではないか。
【郊外の可能性】
- 散歩や運動ができる場所があったりするなど、郊外が持っている環境面のポテンシャルは高い。住んでいる人が意識的になったら、より活かすことができる。
- 郊外にはポテンシャルやコミュニティがあって、もともと活性化している部分がある。それを強くしていく必要がある。
- 今まで郊外での課題と思われていたことを、うまく郊外とマッチさせ、ポテンシャルに変える仕組みを作ることができれば、郊外がよくなる。
- 新しい人と触れ合う機会や場所がなくなってきている。そういった機会や場所が増えていけばより刺激的な日常生活を送ることができる。
- 新しいスタイルや価値観と色々掛け合わせることで、魅力があるエリアになる。
まとめ
グラフィックレコーディングでフォーラムの内容をまとめていただきました。