神戸の玄関口である三宮周辺では、”都心・三宮の再整備”など、まちの姿が大きく変わろうとしています。
そこで、「まちなか(都心部)」を対象として「神戸のまちの本質」について意見交換を行いました。
日時:2023年10月4日(水曜)16時30分~
場所:東遊園地 ガーデンステージ
参加者:市民・有識者・市職員
開催概要
①神戸市・登壇者からの話題提供
②意見交換
③質疑等
話題提供・意見交換
【東遊園地について】
- 東遊園地のリニューアル前から、社会実験にて東遊園地を育むために、いかに市民と共に育てることが出来るかということを考えてきた。
- 公共の場を市民が楽しく使い倒す、様々なシーンが公園の中で繰り広げられた。
- 公園がメディアになると考えており、公園の可能性については今も模索中。
- 駅前の商店街がにぎわっているのが神戸らしいと感じているが、駅前にも東遊園地のような広場が増えると嬉しい。
- 東遊園地で写真・動画を撮っている人が多いが、過ごしやすい場所にいると自然と写真を撮りたくなる。そんな場所が他にないか、写真をどこで撮っているのか、改めて考えた。
- 社会実験から現在に至っているというプロセスが良い。先に活動から初めて、公園が変わっていく、コミュニケーションが都市を変える原動力になって、さらに空間が良くなっていくと感じる。
【センター街について】
- 三宮センター街は神戸最大の商店街で、三宮駅側は特に通行量が多いが、ただ通るだけで、楽しむ人は少ないという課題を感じていた。
- 学生と共に暗い雰囲気をどうにかしたいと考え、デッキを設置したこと、周辺の労働者の憩いの場として活用されている。
- アクティビティにフィットする、ちょっとした仕掛けや、隠れ家的な滞留空間が重要。時間と場所を共有しながらも、一人でも上質にいられる空間が増えていくことで、本質的なまちの魅力が増すと思う。
【都心の回遊性について】
- 神戸には鉄道や自動車の東西の幹線が強いので、魅力的なスポットを点在させて、うまく南北に誘導していきたい。
【海外の取組について(道路空間の再編)】
- 道路を再編し歩行者空間が広かることで、単ににぎわいをつくるだけでなく、防犯や健康増進につなげることができる。
- 昼間のにぎわいだけでなく、夜の使い方も今後のウォーカブルなまちづくりを考えるうえで重要。
- 神戸でも道路上で楽しんでもらえる空間をつくっていきたい。日常的に楽しんでもらえる場面を提供していきたい。
- 建築は一つの建物で考えることが多いが、道なども含めて一体的に考えることも重要だと感じた。
【どんな神戸のまちなかになってほしいか】
- まちづくりにおいて、市民、行政、研究者だけでなく、企業や投資家など経済面を担う人など、様々な人と一緒に考えることが重要。
- プレイヤーという言葉が良く使われるが、暮らしの場において、そこにいる全員が主役、全員がプレーヤーなのではないか。
- 1人1人にプレーヤーとしての要素があり、皆がそれを発揮できるような”まち”になれば良い。
まとめ
グラフィックレコーディングでフォーラムの内容をまとめていただきました。