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マンションコミュニティ施策

最終更新日:2024年11月18日

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中央区は、神戸の都心部として商業・業務施設が集積しており、また、利便性が良いことから居住地としてのニーズも高いエリアです。人口は年々増加しており、14万人を超えています。現在、区内には20階以上のタワーマンションが20棟以上立地しており、マンションが数多く建設されたことが人口増加の一因と考えられます。
タワーマンションをはじめとするマンションにおいては、一般的に防災やコミュニティ等のさまざまな課題を抱えているといわれています。そこで、区内のマンションの実態調査を実施し、現状を把握した上で課題解決に向けて、セミナー等の中央区独自のマンションコミュニティ施策を進めています。

2023年度の取り組み

中央区内の50戸以上のマンションを対象に、日頃からの「顔の見える関係づくり」について、各マンションでの取り組みや悩みを話し合う機会を設けることを目的として、2023年12月に開催しました。
(株)コー・プランの方々にファシリテーターをお願いし、各マンションの現状や課題をワークショップ形式で話し合っていただきました。
当日は16のマンションから21名の方にご参加いただき、活発な意見交換が行われ、充実したセミナーとなりました。

ワークショップまとめ(PDF:1,404KB)

マンション防災セミナー

2022年度の取り組み

中央区内の50戸以上のマンションを対象に、マンション内でのコミュニティ形成の重要性及びマンションでの防災対策を学んでいただくことを目的に、2023年1月に開催しました。
(株)遊空間工房の野崎隆一(のざきりゅういち)氏を講師に迎え、過去の事例を交えつつお話をいただきました。
当日は、18名の方にご参加いただき、各々意識を高めていただく良い機会を提供できたと実感しました。

受講後アンケート結果(PDF:725KB)

2019年度の取り組み

区が推進するマンションコミュニティ施策の普及・啓発のため、2020年2月に、神戸市勤労会館にて、開催しました。また、同日に並行して「体感型 防災アトラクションⓇ THE TOWER」も開催しました。

第1部 中央区におけるマンションコミュニティの取り組み

区から、区の状況や区のマンションコミュニティへの取り組みの説明を行いました。また、2016年度から制度を開始した「防災・コミュニティ助成」制度について、対象のマンション関係者へ、説明を行いました。2020年度からは、対象マンションの要件緩和と「防災資材購入費助成」を新設しました。
※2023年度より、上記助成制度の新規受付は終了しました。

参加者:36名

中央区のマンションコミュニティへの取り組みの説明会の様子

第2部 体感型 防災アトラクションⓇ THE TOWER

従来型の見ているだけの防災訓練ではなく、災害時に必要となる知識や行動などを、安全な環境で再現し、臨場感あふれる体験から学ぶ、脱出ゲームを応用した新しい防災教育コンテンツで、区民の方の「防災」に関する啓発を行いました。

参加者:36名(第3公演に参加)

一般応募を含め221名が参加

(第1公演:75名、第2公演:71名、第3公演:75名)

体感型 防災アトラクション THE TOWERの様子

第3部 交流会

「防災力の向上」は、日々の「コミュニティづくり」からということで、区内のマンション関係者で様々な交流・情報交換をしました。

参加者:18名

区内のマンション関係者による交流会の様子

2018年度の取り組み(1)

大規模集合住宅を含む地域全体での顔の見える関係づくりを目的に、2018年11月に、山の手小学校にて初めて開催しました。

第1部『体感型防災アトラクション』

防災アトラクションの様子
小学校の体育館で災害時の現場を安全な環境で再現し、防災関連のクイズに答えて災害現場からの脱出を目指すアトラクション!
皆さん、親子やご友人等と一緒に楽しく防災について学びました。

第2部『防災・コミュニティ』ワークショップ

ワークショップの様子
普段、地域活動をされている地域団体と大規模集合住宅の皆さんが「日頃から協力できること」、「災害時に協力できること」をテーマに意見交換しました。
参加者からは、「顔の見える関係づくりには日頃から地域のイベントに参加することが重要だと思います」「マンションの掲示板等を用いて行事の広報を行ってはどうでしょうか」などの意見がありました。

災害時の助け合いには、日頃から地域の人と顔見知りになることが重要ということが実感でき、参加者同士で連絡先を交換する様子も見られ、地域団体とマンションとの今後のお付き合いのきっかけの場となりました。

2018年度の取り組み(2)

セミナーの様子
日頃、マンション管理組合の運営をサポートされる管理会社の皆様に、区の取り組みや地域コミュニティの重要性についてご理解いただき、マンションの取り組みを支援していただけるようなきっかけとすることを目的に、2019年3月に初めて開催しました。
(株)あつまり暮らすとの根津昌彦(ねづまさひこ)氏を講師に迎え、地域コミュニティづくりに関する事例を交えつつお話いただきました。当日は、29名の方にご参加いただき、改めて地域コミュニティについて考えるきっかけとなったという声を多数いただきました。

【資料】『地域で暮らす、マンションで暮らす。コミュニティの一員となるために』(PDF:6,561KB)

「中央区内タワーマンション実態調査」の実施

2015年度に、区内20階以上の分譲及び賃貸マンションを対象に、防災をはじめとするタワーマンションの課題や居住者の意識調査を行い、現状を把握しながら課題解決に向けた取り組みを進めることを目的とし、「中央区内タワーマンション実態調査」を実施しました。

実態調査報告書(概要版)(PDF:2,031KB)

調査の結果、「防災」は共通の課題であり、住民意識が高いことから、「防災」を切り口とした施策が効果的であることが分かりました。

図1.防災に対する不安や課題

図2.防災訓練など防災活動への参加の意思

また、約半数の方がマンション内のお付き合いの必要性は感じていますが、実際には約9割の方がお付き合いがあまりできていないことが分かりました。

図3.マンション内でのお付き合い状況

災害時は、近隣地域での助け合いが重要となりますが、約8割の方がマンション外とのお付き合いができていません。

図4.マンション外とのお付き合い状況

お問い合わせ先

中央区総務部地域協働課