最終更新日:2024年8月21日
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ビーチサンダルは、世界中のビーチや日常生活の中で愛用されています。
そんなビーチサンダルの発祥の地が、神戸市長田区だと言われていることをご存知でしたか?
長田区菅原通にあったゴム製造企業が1950年代に製造したのが、ゴムでできた草履=ビーチサンダルの始まりだとされています。
<長田区にある「わが国ゴム工業勃興の地」の碑>
ビーチサンダルは瞬く間に世界的な商品となりましたが、やがてレジャーの多様化による需要の減少や、人件費の高騰による生産拠点の海外移転などにより、徐々に長田区での生産量は減少。そして、1995年の阪神・淡路大震災により、区内及び国内でのビーチサンダル製造は途絶えてしまいました。
そのような中、(株)TSUKUMOの中島氏が長田区や近隣のビーチサンダル製造に関わる職人たちに声を掛けていき、2013年、およそ20年ぶりに国産ビーチサンダルの復活を遂げました。
現在、(株)TSUKUMOは国産のビーチサンダルを常時製造・販売する唯一の企業となっています。
2021年3月12日(金曜)、長田区役所は(株)TSUKUMOと事業連携協定を締結。
ビーチサンダル発祥の地としての知名度向上と、新型コロナウイルスの影響を受けるものづくりの現場を活気づけるため、各種事業を連携して実施していくこととなりました。
長田区と株式会社TSUKUMOとの事業連携に関する協定書(PDF:410KB)
神戸市長田区発祥のビーチサンダルを、国内で唯一生産する事業者。確かな品質を軸に、2013年創業以来、ミズノやBEAMS、バンダイ、ヤクルト球団等、また海外でも欧米、アジア等幅広く取引。「地場発×アジア初」の世界に通用するビーチサンダルブランドをつくることをVISIONに掲げ、新しさを追求するのではなく、今ある良いモノをどう伝えるかの発想で事業を展開。また、想いを伝えるための草の根活動として、福岡県等の自治体で登壇、日経新聞やNHK等取材実績も多数。