社会福祉法人神戸あゆみの会
なごみの里 生活支援員
來栖(くるす) 綾奈さん(24歳・写真左)
山口県出身。兵庫県で福祉の仕事を探し、2020年入社。宮岡さんいわく「手先が器用。ひな祭りなど季節行事を彩る後輩」。目標は、介護福祉士の取得。
なごみの里 生活支援員
宮岡 海斗さん(27歳・写真右)
神戸市出身。ボランティアを経験後、2017年入社。來栖さんいわく「利用者さん一人一人を見て、丁寧に優しく接する先輩」。社会福祉士の資格を所有。
どんな会社ですか?
障害のある子を持つ親たちが集い、「わが子が養護学校を卒業した後の進路先を自分たちの手で創りたい」という思いをもとに誕生した社会福祉法人神戸あゆみの会。基本財産の確保、建設用地の確保、地域住民への説明等、困難なハードルを一つ一つ乗り越え、1993年に入所型施設「あゆみの里」が開設しました。
その後、通所事業の開始、入所事業の拡大、居宅事業の開始、グループホームの開設等、利用者の高齢化に伴う身体介護に対する支援力向上から2016年に「なごみの里」を開設しました。2018年には、特定相談支援事業所「リガールあゆみ」。2019年には、神戸市初となる日中サービス支援型共同生活援助事業所「ホームのどか」「ホームゆうひ」を開設。時代と利用者のニーズに応えながら事業を展開しています。
どんな仕事ですか?
來栖さん:生活支援員として、利用者さんの日常生活上の支援や身体機能・生活能力の向上に向けた支援を行うほか、創作・生産活動の支援を行っています。具体的には、入浴や食事、トイレなど、日常生活における基本的な動作のお手伝いをすることや、余暇活動や企業から請け負う作業のサポートを行っています。
宮岡さん:私も生活支援員として、仕事をしています。利用者さんは、障害も性格も人それぞれです。身体介助を行いながら、一人ひとりの利用者さんの細かな変化に気づき、感じとることを心がけています。
生活支援員の役割は、利用者さんが、社会の中で生きていくお手伝いをすることです。クリスマスやバレンタインといった季節の行事をみんなで行う。仕事をして、自ら得たお金でジュースや週刊誌を買う。そういった営みを通して自尊心を高め、人と関わり合う喜びを感じられるように支えていきます。
会社の雰囲気は、どんな感じ?
來栖さん:職員と利用者さんの距離が近いですね。遅めのシフトの日は、なごみの里へ出勤した私を見つけて、利用者さんたちが口々に「あっ!来た!」「こんにちは〜!」と明るい声で迎えてくれます。だから、ここに来ると自然と笑顔になれるんです。
宮岡さん:私は大学4年生の時、なごみの里でボランティアをしました。その時、熱心に仕事に取り組んで、相談もしやすい職場だなと思ったんです。就職後も大きなギャップはありませんでした。特に入社1年目は週に1度、主任と教育係からのフィードバックの場があります。困った時は一人で抱え込むことなく、相談できる環境があります。
また、なごみの里は職員と利用者が一緒につくる場ともいえます。20〜30代の元気な利用者さんが多いことも、活気につながっていると思います。
どんな時にやりがいを感じましたか?
來栖さん:担当する利用者さんの体づくりも、生活支援員の大切な仕事です。適切なケアを行うことで利用者さんが目に見えて元気になっていき、家族の方が喜ぶ姿は、この仕事に就いて良かったなあ、と思う場面です。
身体に障害があり、階段の上り下りが難しい利用者さんがいらっしゃいます。先輩職員や多職種の方と相談して作成した個別支援計画をもとに、階段昇降の練習を毎回取組んでいきました。ある日、家族の方から「子どもが家の階段を一人でのぼれました!」と言っていただき、うれしかったですね。
宮岡さん:出産時の脳性まひにより、心身に障害のある利用者さんを担当しています。「発語する」「体を動かす」といった表現はできないのですが、感受性がとても豊かな方なんです。ともに過ごす時間の中で声かけを通して信頼関係を積み重ね、また家族の方からご本人のことを教えていただきながら、コミュニケーションが通じた時はうれしいです。
どんな人が合っていますか?
來栖さん:人に興味を持てる人ですね。言葉でコミュニケーションがとれない利用者さんもいらっしゃるので、相手の行動から気持ちを汲み取ることを心がけています。
宮岡さん:「利用者さん」と一括りにすることなく、一人ひとりをよく観ていこうとする人ですね。小さな行動の変化が、実は体調面のサインだったということもあります。
うちの会社のここがいい!
- 一人暮らしにありがたい栄養満点でおいしく安い給食
- 「1質問したら10教えてくれる」相談しやすい雰囲気
- 職員が明るく、利用者さんも生き生きとしている
とある1日
8:30 | 出勤 |
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8:35 | 利用者さんを自宅へ迎えに行きます。 |
10:00 | 利用者さんの作業開始。 |
12:00 | 利用者さんの食事介助をします。 |
12:30 | 休憩。利用者さんと同じメニューをいただきます。 |
13:30 | リフレッシュトレーニング。ウォーキングや体操などの運動をします。 |
15:00 | 利用者さんのティータイム。お茶やおやつを準備します。 |
16:00 | 利用者さんを自宅へ送ります。 |
17:30 | 退勤 |
※インタビュー内容は、2021年取材当時のものです。
※月に数回夜勤があります。
- 社会福祉法人神戸あゆみの会
- http://kobeayumi.or.jp/
- 業種
- 福祉サービス
- 事業内容
- 施設入所支援、生活介護、共同生活援助、短期入所、日中一時支援事業、計画相談支援の各障害福祉サービス
- 本社住所
- 〒651-2321 神戸市西区神出町宝勢字辻堂西858-1
- 従業員数
- 正規職員 48名 契約職員 8名 パート 44名 計100名(2024年4月現在)
- 年間休日日数
- 110日
- 平均有給休暇取得日数
- 11.7日
- 社内各種制度
(教育、休暇等制度) -
・資格取得報奨金制度
・インフルエンザ予防接種
・外部研修の積極的参加 - 採用選考の流れ
- エントリー→施設説明会(希望者は職場体験)→選考(作文・面接)→合否通知→内定
※選考プロセスは変更となる可能性があります。