小泉製麻株式会社
機能性繊維事業部門 物流資材事業部
山東 巧さん(23歳・写真左)
和歌山県出身。高校では野球部のキャプテンを務め、甲子園を目指しました。大学でも野球部に所属し、再びキャプテンに。野球漬けの学生時代を経て、2020年に入社。決め手は「創業130年」でした。
増田 修一さん(33歳・写真右) 広島県出身。大学・大学院と生物化学を専攻。選考が進む中、社風に惹かれていき「社会人として、新たなフィールドでゼロから挑戦したい」と2012年に入社。週末は関西圏でキャンプを満喫しています!
どんな会社ですか?
農業、物流、土木分野で用いる産業資材を企画開発から自社製造まで行う小泉製麻(こいずみせいま)株式会社。もとは麻紡績をおこなう専業メーカーでしたが、現在は幅広い事業を手がけています。
その1つである農業分野では、雑草を抑える防草シートなどを製造・販売。高齢化が進む農業において、作業軽減と高収益化を目指した商品開発に取り組んでいます。
たとえば、イチゴなどを栽培するビニールハウスで用いられる防草シート。もともと黒色だったものを白色へと改良を行いました。これにより、従来の「雑草を抑える」役割に加え、作物にあたる光量を増やし光合成を促進する効果が期待されます。
このように、近年は産業資材を活用した社会課題の解決に取り組んでおり、「いてくれてよかった」と喜ばれる会社を目指しています。
どんな仕事ですか?
物流資材の主力商品は、化学繊維を織ってつくる「フレキシブルコンテナ」。お米やじゃがいもといった農産物から、土木工事の現場で発生した土砂までを保管・輸送するための袋です。
増田さん:私たちは、お客様に物流資材の提案営業を行っています。
お客様の課題は「倉庫で商品を保管するスペースを削減したい」「輸送時の空きスペースを減らしたい」など、自社の物流におけるコスト削減です。お客様から問合せをいただくと、まずは聞き取りを行います。用途や取扱商品や倉庫の収容能力、現在の物流における課題などを把握した上で、最適な商品を提案します。
オーダーメイドの商品を製造・販売する際は、自ら図面を作成します。サンプルをつくりながら改良を重ねて、商品が完成します。
一度お取引きが始まると、お客様とは長いお付き合いになるケースが多いです。ちなみに、いわゆる「飛び込み営業」はほとんどありません。お客様から継続や新規でのご依頼、口コミでご紹介をいただく新規案件もあります。
営業の仕事は、頻繁にお客様と顔を合わせます。商談でうかがったお客様の声をもとに、新商品の企画立案も行います。実は、私も新商品の開発準備を進めているところなんです。
会社の雰囲気は、どんな感じ?
山東さん:2020年に入社した私は、新型コロナウイルスの影響により、なかなかお客様の元を訪問できませんでした。また、在宅勤務となる時期もありました。思うように実務に臨めない状況においても、同じ部署だけでなく、周りの部署の先輩たちまでもが「いつでも質問しておいで」と言ってくれたんです。
私は学生時代を野球に捧げてきました。勉強は苦手で、右も左もわからなかったんです。入社してしばらくは、1から10までとにかく質問をしていました。その時、先輩たちが嫌な顔一つせずに教えてくれたおかげで、わからないことを抱えこむこともありませんでした。
増田さん:「親切で相談しやすい」「一人ひとりを置きざりにしない」。これらは、部署や世代を超えた小泉製麻の文化だと思います。
一人の社員の困りごとを組織の課題としてとらえ、制度を見直すこともあります。小泉製麻は、新型コロナウイルスが発生する以前からリモートワークを始めていました。きっかけは、育児や通院といった事情により、毎日の通勤が大きな負担となる人の存在でした。そうした人たちも効率よく働けるよう、2019年から「コワーキング利用制度」を立ち上げたんです。
どんな時にやりがいを感じましたか?
山東さん:入社1年目にして、新規案件を打ち合わせから納品まで任せてもらえた時です。小ロットながら、お客様の希望に応えて、商品の図面を描き、協力工場とやりとりを行い、納品を実現しました。
増田さん:商品がお客様の現場で使われている時です。農作物を扱うお客様から、倉庫における保管スペースをコンパクトに納めたいというご相談をいただき、当社イチオシの新商品であるフレキシブルコンテナ「エムキューブ」を納品させていただきました。後日お客様を訪問すると、農作物の詰まったエムキューブが、倉庫にズラリと並んでいました。その姿は、嬉しさを通り越して、もはや気持ちよかったですね。
どんな人が合っていますか?
増田さん:世代や部署を問わず、やわらかい雰囲気の人が多い会社なんですね。だからこそ、わからないことを素直に質問して、行動へ移していける人には働きやすいと思います。
うちの会社のここがいい!
- 農業の高齢化、土木インフラの老朽化といった社会問題に取り組める!
- 営業担当がお客様の声から新商品開発に携わるチャンスも
- 創業130年の実績を活かし、新たな事業を展開している
- 社員一人ひとりと真剣に向き合い、必要に応じて制度を見直すフレキシブルな職場
- 社長は40代の子育て世代。仕事だけでなく、プライベートも充実させてほしいと考えています
とある1日
9:00 | お客様と打ち合わせ。今日は、山東さんと終日同行です。 |
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9:30 | 新規のお客様へご挨拶。移動は社用車で行います。 |
12:00 | お昼ご飯を食べながら、山東さんと雑談。 |
13:00 | 既存のお客様3社へ営業。 |
↓ | 移動の合間に、新規の問い合わせをいただいたお客様へ電話をします。 |
17:00 | 帰社。上司へ業務の進捗を報告するため日報を記入。 |
17:45 | 今日は定時で退社。メリハリを大切にしています。 |
敷地内のショッピングモールで子どもの服を買って帰ろうかな。たまに飲みに誘われることも! |
※以前は担当エリアである中国・四国地方への出張が月に数日ありました。現在は、新型コロナウイルスにより出張を控えています。
※インタビュー内容は、2021年取材当時のものです。
- 小泉製麻株式会社
- https://www.koizumiseima.co.jp
- 業種
- 繊維資材メーカー
- 事業内容
- (1)各種産業資材の開発、製造、販売
(2)スポーツ・レジャー事業
(3)不動産賃貸業 - 本社住所
- 〒657-0864 神戸市灘区新在家南町1-2-1
- 従業員数
- 160名(2022年5月現在)
- 年間休日日数
- 120日
- 平均有給休暇取得日数
- 10.7日
- 社内各種制度
(教育、休暇等制度) -
(1)最長で子どもが小学4年生に進級するまで時短勤務が可能
(2)奨学金を返済する20代社員に最大1万円の手当を支給
(3)リモートワーク(在宅勤務、コワーキング勤務)を導入
(4)借上社宅制度あり
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