2022年度 完成施設

最終更新日:2024年11月15日

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鈴蘭台西町保育所

鈴蘭台西町保育所外観1

施設概要

  • 所在地  :神戸市 北区 鈴蘭台西町 3丁目6-23
  • 主要用途 :保育所
  • 構造規模 :木造、地上2階
  • 延べ面積 :1,169平方メートル
  • 工期   :2022年6月~2023年3月
  • 設計事務所:(株)いるか設計集団
  • 施行会社 :【建築工事】(株)益田工務店
  •       【電気設備工事】松尾電設工業(株)
  •       【機械設備工事】(株)圓奈

事業概要

将来的に減少傾向が見込まれている北区の保育ニーズに伴う保育所の統廃合計画の一環で、老朽化が進んでいた旧鈴蘭台西町保育所を、隣接する市営住宅の解体跡地に建て替えることで、鈴蘭台地域の保育ニーズの需給調整を図っていくこととなりました。
新しい保育所は、0歳児から5歳までの児童の受入れが可能で、最大で約120名の保育が可能な施設として計画され、延床面積は旧保育所の約3倍の1,200㎡弱となっています。

計画概要・デザインのポイント等

  • 設計の簡易プロポーザルでは構造を木造とすることを条件のひとつとし、木質化にも注力して内装にもふんだんに木を使用しています。
  • 2階保育室の主柱となる3本組柱は、燃え代設計により木材のあらわしとし、主柱と組み合わせた3本トラス構造は、木のぬくもりのみならず、安定感を感じられる空間が演出されています。使用木材は基本的に県産材とし、一部内装材には六甲山材を使用しています。
  • 玄関からつながるエントランスホールは、屋根形状を感じさせる2層吹き抜け空間とし、各年代の保育室へ誘う「むすびめ」の役割を持たせ、面する事務室からの目も届きやすい空間構成を実現しました。
  • 吹き抜け部分の手すりにはガラスを採用し、見通しに配慮するとともに開放感を感じさせ、太鼓橋やガラス張りのベンチコーナー等の設置により、こども達が楽しめる空間としています。
  • 外壁はアースカラーの吹付仕上と、焼杉板及び金属系サイディングを組合せ、屋根は切妻でガルバリウム鋼板の縦平葺きとし、外部に飛び出した軒の構造材と相まって、周辺の低層住宅との調和に配慮したものとなっています。

鈴蘭台西町保育所外観2
外観 南西面

鈴蘭台西町保育所内観1
エントランスホール

鈴蘭台西町保育所内観2
2階 4・5歳児室

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こべっこランド・こども家庭センター

こべっこ

施設概要

  • 所在地  :神戸市 兵庫区 上庄通1-1-43(こべっこランド)
  •       神戸市 兵庫区 上庄通1-1-27(こども家庭センター)
  • 主要用途 :児童福祉施設等
  • 構造規模 :鉄筋コンクリート造及び鉄骨造、地上 4階
  • 延べ面積 :10,391平方メートル
  • 工期   :2020年2月 ~ 2022年11月
  • 設計事務所:(株)環境デザイン研究所
  • 施行会社 :
  • 【建築工事】青木あすなろ・矢野特定建設企業体
  • 【電気工事(こども家庭センター)】サン電設工業(株)
  • 【電気工事(こべっこランド)】東洋電気工事(株)
  • 【衛生設備工事(こども家庭センター)】(株)ダイユウ設備
  • 【衛生設備工事(こべっこランド)】池上工業(株)
  • 【空調設備工事(こども家庭センター)】(株)山口商会
  • 【空調設備工事(こべっこランド)】(株)イトーヨーギョー

事業概要

旧総合児童センターは、こべっこランド、子ども家庭センターからなる総合児童センターとして、昭和62年に開設されました。建築から30年を経て設備の老朽化が進んでいること、児童福祉施設最低基準の改正(H23)により、一時保護所の基準を満たさなくなっているなどから、中部処理場跡地の北半分に敷地において、「こども家庭センター」と「こべっこランド」を合わせて移転整備を行いました。

計画概要・デザインのポイント等

  • 建物中央に丸みを帯びた形状を配置することで、柔らかく子どもの施設らしい外観を構成しています。
  • 北側のアプローチ道路に向けられた外観は、三角形のデッキや円柱の中央に配置した屋根モニュメントを軸にシンメトリーとし、明快なデザインを形成しています。
  • さらに、神戸らしさを醸し出す“船体”をイメージさせるものとしています。

こべっこ内観
こべっこプラザ

こっべこ外観2
外観南東面 俯瞰

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磯上体育館

磯上体育館

施設概要

  • 所在地  :神戸市 中央区 八幡通2丁目1
  • 主要用途 :体育館
  • 構造規模 :鉄筋コンクリート造、地上 2階
  • (一部鉄骨造及び鉄骨鉄筋コンクリート造)
  • 延べ面積 :3,183平方メートル
  • 工期   :2021年3月 ~ 2022年7月
  • 設計事務所:(株)石本建築事務所 大阪オフィス
  • 施行会社 :【建築工事】湊建設工業(株)
  •       【電気設備工事】早水電機工業(株)
  •       【機械設備工事】 邦設備工業(株)
  •       【昇降機設備工事】 フジテック(株)

事業概要

三宮周辺地区の「再整備基本構想」では、旧中央区庁舎や勤労会館が建つ街区に新たなバスターミナルビルを整備することが位置づけられ、「勤労会館」「葺合文化センター」「生田文化会館」の機能を集約した新たな文化施設を整備することとなりました。そこで、磯上公園内に、文化施設の体育館機能部分を整備しました。

計画概要・デザインのポイント等

  • 都心の貴重な公園・緑地空間である磯上公園の再整備に併せて、磯上エリア全体の価値向上につながり、市民が気軽に立ち寄れる開かれた施設を目指しました。建物周辺にはテラスを設け、公園と体育館をつなぐ計画としています。
  • 1階のホワイエでは、天井材、建具(木・アルミ複合サッシ)、サインなど、積極的に木材(市・県産材)を活用し木に包まれた明るく開放的な空間としています。
  • さらに、2階の競技場屋根架構では、水平ブレースの一部に県産集成材による「木鋼ハイブリッド部材」を用いて、都心の洗練された空間の中にも温かみを感じられる計画としています。
  • 競技場は、競技に特化した形で自然採光を極力抑え、また、競技場の大きなボリュームの外壁をリブ状にすることで軽減しています。

ホワイエ1階 ホワイエ

トレーニング室
1階 トレーニング室
アリーナ
2階 競技場

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中央区役所・中央区文化センター

中央区役所

施設概要

  • 所在地  :神戸市 中央区 東町115番地
  • 主要用途 :区役所、文化施設
  • 構造規模 :鉄骨造、地上 12階、地下 1階
  • (一部鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造)
  • 延べ面積 :19,341平方メートル
  • 工期   :2020年8月 ~ 2022年7月
  • 設計事務所:(株)日本設計関西支社
  • 施工会社 :
  • 【建築工事】大林組・神鋼興産建設特定建設工事共同企業体
  • 【電気工事】住友・シモデン特定建設工事共同企業体
  • 【空調工事】鳳・有元温調特定建設工事共同企業体
  • 【給排水工事】三神・三樹特定建設工事共同企業体
  • 【昇降機工事】フジテック(株)
  • 【ガス工事】 大阪ガスネットワーク(株)

事業概要

三宮周辺地区の「再整備基本構想」では、旧中央区庁舎や勤労会館が建つ街区に新たなバスターミナルビルを整備することが位置づけられ、「勤労会館」「葺合文化センター」「生田文化会館」の機能を集約した新たな文化施設を整備することとなりました。そこで、旧本庁舎3号館の跡地に、文化施設の会議室機能部分と「新中央区庁舎」を一体的に整備しました。

計画概要・デザインのポイント等

  • 低層部は格子状のデザインとして、旧居留地になじむ計画とし、3階~5階の東面に緑化庇を設け、5階屋上はウッドデッキと植栽で、憩いの場となるように計画しています。
  • 6階以上の高層部は、L型の架構としているため、構造上必要な大庇「スカイデッキ」を設け、水平ラインを強調したデザインとするとともに、東面からの太陽光による外壁への日射負荷を軽減する役割も担い、省エネルギーにも配慮した外装としています。
  • 1階東町筋沿いには、半屋外空間の「歩廊」を計画し、大型引戸により、エントランスホール兼ホワイエと一体的に利用できる計画とすることで、賑わい空間の形成に寄与します。
  • エントランスやホール、ラウンジなど、来庁者がよく目にする部分の内装材には、杉、檜などの、市・県産材を積極的に活用し温かみのある内装デザインとしています。「スカイデッキ」の軒天井を木材で仕上げることで歩行者目線からも効果的な木材利用を図っています。

総合案内カウンター1階 総合案内カウンター

屋上デッキ
5階 屋上デッキ

多目的ルーム
1階 多目的ホール

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お問い合わせ先

建築住宅局技術管理課