とにかく避難!
寝ているときに火事が起きたら、どこから逃げますか?
火事が起きた時のこと、みなさんは考えたことはありますか?
何より大切なものは、みなさんの命です。
ご高齢の方やお身体の不自由な方などは、避難に時間がかかる可能性があります。
火災が発生すれば避難を最優先とし、命を守る行動を取りましょう。
もし、ご家族にご高齢の方がおられましたら、是非このことを伝えてください。
2023年の1年間では、12名の方が火災で亡くなりました。
死者の12名のうち、11名は65歳以上の高齢者です。
死者の発生原因としては、「逃げ遅れ」が多くを占めます。
火災による死者を減らすには、早期発見に役立つ「住宅用火災警報器」が大変有効です。
設置してから、10年が経過していれば本体ごと交換しましょう。
(古くなると火災を検知するセンサーの劣化や電池切れなどで作動しなくなることがあります。)
交換する際は、複数の警報器が一斉に鳴動する「連動型」をお勧めします。
※2階建ての住宅など、部屋と部屋が離れている場合などは、特に有効です。
住宅用火災警報器の詳細は下記ページをご確認ください。
住宅用火災警報器
2023年の1年間では、58名の方が火災で負傷しました。
特に、「避難中」や「消火中」に負傷するケースが多いです。
避難中に煙を吸ってしまったり、適切な消火方法がとられずに負傷するケースが見られます。
天ぷら油火災が発生した際は、絶対に水をかけないでください。
住宅で起きた火災での消火には、住宅用消火器を使用しましょう。
住宅用消火器
また、火災の拡大を防ぐためには、防炎品も有効です。
「防炎品」
2023年の1年間では、392件の火災が発生しました。
(うち建物火災236件、うち住宅火災140件)
1位 電気関係
2位 こんろ(天ぷら油)
3位 焼却火
4位 たばこ
※2023年の火災統計より(放火・放火の疑いは除く)
「電気器具」が原因の火災は近年増加しています。
スマホやモバイルバッテリーなどに搭載されている「リチウムイオン電池」からの出火、ほこりの溜まったコンセント、断線した電気コードから出火するケースがあります。
神戸市では様々な火災実験動画を公開しています。
火災の実験動画