検査の事例

最終更新日:2024年9月5日

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1頭ごとに検査した結果、食用に適さない場合は廃棄措置をとります。

廃棄措置の種類
・全部廃棄:全身が食用に適さないため肉や内臓など全てを廃棄
・部分廃棄:食用に適さない部分のみを廃棄

事例は以下になります。

全部廃棄の事例

牛伝染性リンパ腫

牛白血病

・白血球の異常でリンパ節などが腫瘍化する全身性の疾病

(写真:腫瘍化により腫大した下顎リンパ節)

 

敗血症

敗血症
・細菌感染によって起こる中毒症状を伴う全身性の疾病
・全身に細菌が到達し菌塊や病変を形成
(写真:心臓内部で発見された菌塊)

 

高度の黄疸

黄疸
・黄色色素が血液中に増加し、全身に高度に沈着
(写真:枝肉全体が高度に黄染)

 

膿毒症

膿毒症
・化膿菌が体内で増殖し、全身性に化膿する疾病
(写真:クリーム状の膿が広範囲にみられる)



 

部分廃棄の事例

肝臓の廃棄

事例:肝炎(白い斑点)

肝臓2

肺の廃棄

事例:肺炎(紫色部分)
肺炎





 

小腸の廃棄

事例:脂肪壊死症(腸を巻き込むように拳大の腫瘤を形成)
脂肪壊死症




 

筋肉の廃棄

事例:出血部分のみを廃棄
皮下組織の出血
 

お問い合わせ先

健康局保健所食肉衛生検査所