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木材利用施設の紹介~その他公共施設編~

最終更新日:2024年7月18日

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 相楽園木造便所兼四阿(あずまや)

所在地:神戸市中央区中山手通5丁目
構造:木造
階数:地上1階
延べ面積:33.61平方メートル
完成年月:2024年2月

【整備概要】
▶相楽園内の四阿(あずまや)と便所が老朽化していたため、1棟の便所兼四阿として建替え整備を行いました。
▶相楽園という日本庭園の景観や付近の茶室・四阿の外観と調和するよう、日本瓦と銅板葺きの屋根の木造平屋の建物としました。床・腰壁は天然石洗出し、外壁は土壁調の塗装で仕上げています。
▶美しい庭園の景色を感じることができるよう、視線を通し、風が抜けるよう、格子や下地窓風の開口を設ける計画としています。

【木材利用箇所】
▶木構造では、土台・柱・筋交等に桧、軒桁・垂木等に杉、四阿部分の小屋梁に松を使用しています。
▶その他、腰壁の杉羽目板、屋根の野地板合板等でも木材を使用しています。
外観_トイレ入口側
外観(トイレ入口側)
内観
休憩所
▶休憩所まわりにはヒノキの変木を採用

六甲最高峰トイレ

所在地:神⼾市北区有馬町字六甲山
構造:鉄骨造(屋根版CLT(直交集成板)パネル)
階数:地上1階
延べ面積:267.9平方メートル
完成年月:2020年12月

【整備概要】
▶この公衆便所は、芦屋方面から有馬温泉に向かう登山道中のハイカーが利用されています。毎年開催される六甲全山縦走大会のチェックポイントにもなっており、トイレの充実(数、機能とも)とあわせて、ハイカーが休憩できるよう整備しました。
▶大版のCLTパネルが連続している大屋根の下にベンチを配置し、夏の強い日差しを避けて休憩できるスペースをたくさん設けています。

【主な木材使用箇所】
▶大屋根のCLTパネルのほか、外壁面には国産の杉材を使用し、ベンチを構成する木材の一部には六甲山で伐採された木材を使用しています。
▶木材を多く使用しているため、六甲山の景色に溶け込む心地よい空間ができあがると期待しています。
外観の写真
外観
西側の写真
西側

キーナの森便所棟

所在地:神戸市北区山田町藍那他(しあわせの森内)
構造:鉄筋コンクリート造・一部木造
階数:地上1階建て
延べ面積:262.88平方メートル
完成年月:2017年6月

【整備概要】
▶生物多様性保全のシンボル拠点として整備されたキーナの森の玄関口に、環境学習や市民活動の拠点となる施設を整備しました。
▶周囲の山並みと一体感を出すように勾配屋根を採用し、森をイメージした色あいとし、利用者の学習のためのスペース(環境学習用多目的スペース)は屋外と一体化した開放的な空間になっています。

【主な木材使用箇所】
▶下屋の柱に桧を、小屋組には、森を感じるやわらかい空間にするため、桧・杉の無垢材をそれぞれ採用しています。
外観の写真
外観

小屋組の写真
木あらわしの小屋組

お問い合わせ先

建築住宅局技術管理課