部活動の地域移行

最終更新日:2024年11月14日

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お知らせ

 アンケート項目(PDF:822KB) 回答結果(PDF:1,034KB)

コベカツ

「部活動」から「神戸の地域クラブ活動」=「KOBE◆KATSU」(コベカツ)へ

「KOBE◆KATSU」への移行

神戸市では、2026年度に部活動を終了し、生徒が地域の方々とともに活動する「神戸の地域クラブ活動」=「KOBE◆KATSU」(コベカツ)を開始します。
リーフレット(PDF:1,195KB)

目的

時代の変化に対応し、将来に渡って子どもたちが主体的に選択し、多様な活動に参加できる機会を確保すること

背景

子どもたちの健やかな成長に大きな役割を果たしてきた部活動ですが、生徒数の減少等によるやむを得ない廃部や、単独で試合に出られない学校が大幅に増えるなど、今後子どもたちの活動の選択肢がさらに少なくなることが危惧されます。

「KOBE◆KATSU」コンセプト

  • 校区を越えて子どもたち自身が「やりたいこと」を選んで活動します。
  • 部活動に無かった新種目や気軽に取り組める活動など、ニーズに合った活動の場を提供します。
  • 子どもたちが活動の主役となり、大人が一方的に勝利至上を押し付けません。

「KOBE◆KATSU」(コベカツ)とは?

  • 地域のスポーツ団体をはじめとした幅広い団体が主体となり、中学校の施設を活用し、スポーツや文化活動など、子どもたちに活動の場を提供します。
  • 活動団体は登録制とし、教育委員会が公募し、審査を行った上で登録します。
  • 各クラブの運営に必要な最低限の費用は、原則として各家庭にご負担いただく予定です。(会費制)
  • 主に学校施設を利用することで費用をおさえ、可能な限り低い会費設定となるよう働きかけていきます。

何が変わるの?

校区を越えて「やりたいこと」を選んで活動

校区に関わらず、新種目(これまでの学校部活動にはなかった種目)を含む活動内容、費用、距離など、各ご家庭で総合的に選択し、参加することができます。

校区を越えて「やりたいこと」を選んで活動できる
 

比較表

比較表

移行までのスケジュール

2026年9月に開始するまでのスケジュールです。
中学校部活動は2026年8月末で終了します。
それまでに、生徒保護者への情報発信や活動団体の募集を行います。
スケジュール
 

今後の各学の動き

移行期間における対応

2024年に中学1年生の生徒

 中学3年生の夏(引退)まで部活動に参加できます。

2024年に小学校6年生の児童

 中学2年生の夏までは部活動に所属することができます。

2024年に小学校5年生の児童

 中学1年生の夏までの5カ月間は部活動に所属することができます。

※また部活動には所属せず、中学1年生の夏から「KOBE◆KATSU」のクラブに参加することもできます。
※2026年8月末よりも前から先行実施する「KOBE◆KATSU」も予定しています。

【参考】2022年度 生徒・保護者アンケート結果(抜粋)

2022年度生徒・保護者アンケート結果

  • 中学校生徒アンケート「部活動に入部した理由」では、「良い成績を残したい」という回答に比べ、「楽しみたい」「うまくなりたい」「学校生活を楽しみたい」といった回答が多くありました。
  • 小学校保護者アンケート「学校部活動に期待すること」の回答では、多かった順に「交友関係を拡げる」「学校生活の充実」「チームワークや協調性」「楽しむ」でした。
  • 現在の部活動にはない、気軽に楽しめる活動も多く取り込んでいきたいと考えています。
 

よくある質問と回答

地域移行について

Q1.なぜ部活動を地域移行する必要があるのですか?

中学校部活動は、子供たちが異年齢の交流の中で、豊かな人間関係を築き、協調性、忍耐力、体力や技能の習得につながるなど、大きな役割を果たしてきました。しかしながら少子化が進む中で、部活動の休部・廃部が相次ぎ、単独では試合に出られない学校も増えるなど、学校単位での活動の維持が難しくなっています。また価値観が多様化する中で、部活動に起因するトラブルも頻発しており、全国的に教員の多忙な働き方が注目され、教員不足が深刻になっており、専門性や意思に関わらず教員が顧問を担う仕組みは限界に近づいています。
そこで、神戸市では2026年度中に部活動を終了し、生徒が地域の方々とともに活動する「KOBE◆KATSU(コベカツ)」を開始します。
様々な課題はありますが、将来に渡って子供たちが主体的に選択し、多様な活動に参加できる機会を確保できるよう取り組んでまいりますので、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
 

Q2.なぜ平日も含めて地域移行するのですか?

これまで部活動地域移行のモデル事業に取り組んできましたが、その際のアンケート結果では、平日と休日で指導者が異なることを生徒・保護者が不安に感じており、責任の所在が不明確になることや平日と休日の活動の連携について懸念する教職員の声もありました。
また、政令指定都市では地域移行の取り組みはまだまだ進んでいませんが、近隣市では平日を含めて地域移行する方針を示している中で、教員が関与する仕組みを続けていくことは、今後の教員確保の観点からも現実的ではないと考えています。
このような理由から、本市では平日・休日ともに地域移行することとしています。

Q3.なぜ2026年度に地域移行するのですか?

学校における働き方改革等も踏まえて、部活動を学校単位から地域単位の取組としていく方向性を2019年に国が示しており、2022年には「2023年度から2025年度までの3年間を改革推進期間として、地域の実情に応じて可能な限り早期の実現を目指す」というガイドラインが公表されました。
本市においてはこのまま学校ごとの実情に応じて部活動を続けた場合、休部・廃部が相次ぐなどの混乱が長引いていくことが考えられるため、関係する多くの方々に同じ目線で考えていただき、幅広く協力を得ながら活動を推進できるよう、2026年9月という期限を設定しています。

Q4.移行時期の子供は部活動と「コベカツ」をどのように選択すれば良いですか?

現在の小学6年生は、中学校入学後、2年生の夏までは部活動に所属して、その後に「コベカツ」の活動に参加することができます。または、活動団体の応募状況にもよりますが、小学生時に所属している団体が「コベカツ」への登録を予定している場合は、中学生になっても部活動に入らずに、これまで取り組んできた活動を続けることもできます。「コベカツ」の活動団体の登録状況などについては、適宜発信していきます。

Q5.移行時期の子供が困らないよう配慮してもらえるのですか?

年度途中に部活動から「コベカツ」の活動に所属が変わることによる競技団体への登録や保険等の手続きについては、可能な限り柔軟に対応できるよう、関係団体等と協議していきます。
また、施設や設備等で部活動と競合しない活動などは、2026年9月よりも前からの先行実施に取り組み、できる限り生徒の選択肢を増やしていきたいと考えています。

中学校部活動の現状について

Q6.現在の平日の部活動は何時から何時まで活動しているのですか?

多くの学校では15時過ぎに6時間目が終了し、ホームルームや清掃活動の後に練習の準備をするため、全員がそろって部活動を開始できるのは16時頃です。完全下校の17時に間に合うよう、16時45分頃には活動を終了するため、平日の活動時間は1時間足らずという状況です。全員喫食の給食がはじまった学校では、食事の時間を確保するため、部活動の時間はさらに短くなる傾向にあります。
なお、早朝練習(いわゆる「朝練」)は、平成30年5月から「神戸市立中・義務教育学校部活動ガイドライン」のとおり、原則行っていません。

Q7.どれぐらいの頻度で活動しているのですか?

成長期にある生徒が運動や文化活動、その他の食事、休養及び睡眠等のバランスがとれた生活を送ることができるよう、スポーツ庁・文化庁は週当たり2日以上の休養日を設けるガイドラインを示しています。そこで、神戸市では、部活動の活動頻度は週当たり最大5日(平日4日、休日は土日のどちらか)としています。また、1日の活動時間は、平日は2時間程度まで、休日は3時間程度までとしています。(大会や練習試合の場合は、校長の許可を得て除外としています。)

Q8.顧問の先生は経験者として専門的な指導をしているのではないのですか?

専門知識や資格を有した顧問がいる一方で、約半数の教員は経験したことのない種目の顧問を担っています。専門性がある場合であっても、赴任した学校に当該種目の部活動が無い場合や、すでに他の顧問がいる場合は他の種目の顧問を受け持つことがあります。

Q9.子どもが部活動を選べない状況というのは本当ですか?

学校によって部の数や種目にバラつきがあり、比較的競技人口が多い種目(例:サッカー、陸上競技等)であっても部がない学校や、運動部と文化部がそれぞれ1種目だけの学校もあります。今後、少子化が進むことで、休部や廃部、単独で試合に出場できない学校が大幅に増加する見込みであり、学校単位での部活動の維持が困難な状況になっています。

Q10.子どもや保護者ニーズが変化しているとは、どういうことですか?

今年度のアンケート結果のとおり、生徒・保護者のニーズはより「楽しむこと」に変化しています。また、中学生になってからやってみたい活動として、「ダンス」「釣り」「料理」「eスポーツ」といった、これまでの部活動になかった種目が上位にあがっています。一方で、より専門的な指導を求める生徒は、部活動ではなく、すでに民間のクラブチーム(サッカー、野球、バスケ、テニス等)に通っているケースも少なくありません。
このように、現在の部活動の仕組みでは、生徒・保護者のニーズに対応することが難しくなっています。

 

コベカツについて

Q11.今ある中学校部活動を「コベカツ」が担うことになりますか?

現在の部活動が、そのままの形で「コベカツ」の活動へ移行するわけではありません。指導者がスポーツや文化活動を指導するといった活動だけではなく、多世代で趣味などを一緒に楽しむような活動も含まれます。これまでの部活動種目にとらわれず、子供たち自身が「やりたいこと」を主体的に選んで活動できるよう、環境を整えていきたいと考えています。

Q12.「コベカツ」は複数の中学校部活動を集約して実施するものですか?

中学校が活動主体である「部活動」は終了するため、複数の中学校の部活動を合同で実施していた「合同部活動」も同様に終了します。

Q13.これまでの「拠点校部活動」はなくなるのですか?

「拠点校部活動」制度については、市内の中学校・高等学校を拠点校に設定して、在籍校に当該種目がない場合に参加できる制度として実施してきましたが、部活動の終了に伴い、拠点校部活動制度についても終了します。

Q14.「コベカツ」は部活動の意義を継承していくのですか?

中学校部活動は、子供たちが異年齢の交流の中で、豊かな人間関係を築き、協調性、忍耐力、体力や技能の習得につながるなど、大きな役割を果たしてきました。しかしながら少子化が進む中で、学校単位での活動の維持が難しくなっており、全国的に教員の多忙な働き方が注目され、教員不足が深刻になり、現在の部活動の仕組みは限界に近づいています。
子供たちや保護者のニーズも変化してきており、神戸市では部活動が果たしてきた役割を踏まえ、時代の変化に対応する形で、部活動に代わって「コベカツ」として、子供たちが多様な活動に参加できる機会を確保していきたいと考えています。

Q15.「コベカツ」は誰が実施するのですか?

「コベカツ」の活動主体は、神戸総合型地域スポーツクラブや既存のスポーツ団体・文化芸術団体、NPOなど、地域で活動されている団体を想定しています。保護者や部活動OBの方などが複数名で協力して活動団体を立ち上げて活動することも可能です。また、希望する教員については兼職兼業の許可を受けて参加することができるよう、制度を整える予定です。

Q16.「コベカツ」はどこで実施するのですか?

「コベカツ」の主な活動場所は、各中学校の施設(体育館、グラウンド、教室など)を想定しています。また、地域における諸施設も必要に応じて利用できるよう協議を進めているところです。

Q17.「コベカツ」はいつ活動するのですか?

平日は16時から21時のうち2時間程度まで、休日は18時までの日中のうち3時間程度までを活動時間帯として想定しています。種目によりますが、平日夜間の活動も想定して準備を進めています。

Q18.「コベカツ」の参加には月会費が必要になるのですか?

スタッフの報酬や保険にかかる経費が生じるため、各活動団体が継続的に活動していくためには、保護者の方に月会費や年会費として一定の金額をご負担いただく必要があると考えています。具体的な金額については、活動回数、活動人数、指導者の数などに応じて、各活動団体が設定することになります。

Q19.「コベカツ」中の事故は誰が対応するのですか?

「コベカツ」の活動主体は各活動団体となるため、事故等が生じた場合は(学校施設・設備に不備等があった場合を除いて)基本的には各活動団体が責任を負うことになります。そのため、万が一の事故に備えて、参加する生徒をはじめスタッフにも原則として保険加入していただくことを検討しています。

Q20.「コベカツ」のコンセプトの1つに「大人が一方的に勝利至上を押し付けない」としているのはなぜですか?

子供自身が勝ちにこだわったり、仲間と勝利を目指して努力することは大切なことであり、大きな感動を得たり、やりがいにつながるものと考えています。
一方で、指導者や保護者といった大人が勝ちにこだわることによる弊害が指摘されています。指導者による暴言や体罰はもとより、保護者が過熱して子供を追い詰めた結果、子供たちが傷ついて競技をやめてしまうことも実際に起こっています。「コベカツ」では、子供たち自身が主役となり、大人が「一方的に」勝利至上を押し付けないことをコンセプトの1つとしています。

Q21.「コベカツ」は勝つことを目的としないのですか?

子供たちや保護者のニーズも変化してきており、本年7月に小学4~6年生の児童と保護者に実施したアンケートでは、児童・保護者ともに「楽しむこと」を目的としてあげる回答が多くありました。
「コベカツ」では、多様なニーズに対応し、子供たち自身が主役となって目標を持って取り組むことや、あるいは仲間と楽しんで活動することによって、学校生活とはまた違った様々な体験を通じて、子供たちの成長につながるような取り組みとしていきたいと考えています。
「競技力の向上を突き詰めたい」などの場合には、これまでと同様に民間のクラブチーム等で活動いただくことが可能です。

Q22.生徒が「コベカツ」に参加するメリットは何ですか?

今後の活動団体公募の状況にもよりますが、「コベカツ」では校区を越えて子供たち自身が「やりたいこと」を選択できることとし、これまでの部活動にはなかったダンスや料理、eスポーツなどの活動団体にも参画いただきたいと考えているため、選択の幅を広げていきたいと考えています。
また、子供たちが希望する活動の目的も変化しているため、「専門的な指導を受けることができるクラブ」や「楽しむことに主眼を置いたクラブ」などの多様な活動から、子供たち自身のニーズにあわせて選択できることもメリットになるものと考えています。

Q23.地域の方々にとって「コベカツ」のメリットは何ですか?

部活動の地域移行については、国が「地域移行を進める」と掲げているため、学校周辺の地域だけで現在の部活動を全て引き受けるような印象で受け取られることがありますが、現実には、学校周辺の地域も含め、社会全体で対応していく「社会移行」であると考えています。
「コベカツ」では、中学生が地域の方々と、その地域の特性に応じた活動や、地域の伝統文化活動を一緒に楽しむようなことも対象としており、地域における生涯スポーツ・文化活動の場として、多世代交流や地域の活性化にもつながることが期待できるものと考えています。

Q24.教育の面で「コベカツ」のメリットは何ですか?

「コベカツ」への移行は、中学生がこれまで当たり前のように、与えられた枠組みの中で活動してきた放課後や休日の時間について、学習やスポーツ・文化活動も含めて、その過ごし方を自分で主体的に考え、判断するきっかけにしていきたいと考えています。
また、学校としてもこれまで部活動があることで十分に取り組めていなかった個々の生徒への多様な支援や指導を実現し、子供たちの将来につなげていく必要があると考えています。
「コベカツ」への移行が、学校教育全体にとって効果的な取り組みとなるよう推進していきます。

コベカツの活動団体募集について

Q25.「コベカツ」の活動団体はいつから募集するのですか?

現在、「コベカツ」の活動団体の公募に向けて要件等を整理しているところであり、2025年1月には公募を開始したいと考えています。

Q26.子供や保護者のニーズはどのように把握しているのですか?

本年7月に、現在の小学4~6年生の児童が、中学生になった時にやってみたい活動を把握して「コベカツ」の活動団体募集に活かすため、また「コベカツ」への移行について保護者に知っていただくとともに、現時点での保護者の意向を把握し、今後の施策に活かしていくため、アンケート調査を実施しました。
 調査結果についてはこちらをご参照ください。

Q27.「コベカツ」では、現在の部活動にない活動もできますか?

部活動では、在籍校にある種目の中から選択せざるを得ませんでしたが、「コベカツ」では子供たち自身が「やりたいこと」を選択できるよう、これまでの部活動にはなかった種目の活動団体にも参画いただくことで、選択の幅を広げていきたいと考えています。

Q28.「コベカツ」の活動団体は十分に確保できるのですか?

神戸市スポーツ協会に加盟されている競技団体等への説明や、個別の団体からの相談への対応を進めており、その中では「中学校施設の利用に魅力を感じる」「活動団体として応募することを考えたい」といった前向きなご意見も伺っています。
公募にあたっては、中学校ごとの既存の部活動の種目をお示しすることはもちろん、現在の小学生が希望する活動(7月に実施したアンケートで把握)について一定エリアごとにお示しするなどして、ニーズとのマッチングを図っていきたいと考えています。
なお、一部の地域では、活動団体の申請が少ないことも考えられるため、公募は2026年までの間に複数回に渡って実施して、活動団体の申請状況をその都度公表するとともに、申請が少ない地域については、教育委員会から地域の団体や競技団体、保護者の皆様等へ個別に働きかけを行うことも考えていきます。

Q29.「コベカツ」の種目と活動場所はいつ決定するのですか?

2025年1月に活動団体の公募を開始し、現在の小学6年生が来年4月に中学校に入学する際、部活動への入部等を検討するにあたって参考とできるよう、2025年の3月中には、その時点での「コベカツ」の活動団体の申請状況を公表したいと考えています。
また、公募は2026年度までの間に複数回に渡って実施し、活動団体の申請状況をその都度公表する予定です。

コベカツの活動条件について ※活動団体への参画をご検討中の皆様向け

Q30.「コベカツ」は毎日活動しなければならないのですか?

活動頻度については、活動団体が活動日を設定して、基本的に曜日・時間帯を固定したうえで活動していただく予定です(ただし、週当たり2日以上の休養日を設ける必要があります)。例えば、1週間のうち平日2日と休日1日や、休日1日のみでも構いません。

Q31.「コベカツ」に団体として登録するために必要な条件は何ですか?

スポーツ庁・文化庁のガイドラインの範囲内で活動していただく必要があります。そのうえで、全スタッフが活動にあたる前に研修を受講いただくことなどを要件にしたいと考えています。現在、活動団体を公募するための要件についての整理を行っており、2025年1月には神戸市ホームページ等でお知らせしたいと考えています。

Q32.「コベカツ」の活動団体として申請することのメリットは何ですか?

通常、体育館やグラウンドを使用する場合、空き状況を確認して抽選申込を行い、外れた場合は別の場所を探す必要がありますが、「コベカツ」の活動団体として登録いただくことで、中学校の施設を無料で使用することができます。施設使用料がかからないため、月会費(活動費)を比較的低く設定でき、活動場所の固定によって安定した活動が可能となるため、幅広く生徒の募集を行うことができるものと考えています。
 

Q33.「コベカツ」の活動団体として登録されれば、どのような場合でも中学校施設を使用できますか?

中学校施設の使用にあたっては、学校における教育活動を優先して利用調整を行います。学校行事の予定がある場合は使用できません。そのほか学校が選挙の投票所になるなど、使用できない場合があります。
また「コベカツ」の各活動団体の活動内容によって、幼児や児童、高校生、社会人、高齢者など幅広い年齢層の方と一緒に活動いただくことが可能ですが、中学生が参加対象とならない活動(例:大人だけの練習)において、中学校施設を使用することはできません。

Q34.「コベカツ」で指導する場合、指導者資格は必要ですか?

「コベカツ」のスタッフに何らかの指導者資格(日本スポーツ協会や各競技団体が定めるもの等)を求めることは考えていません。ただし、活動するスタッフには活動開始までに、中学生の活動にあたって留意すべき事項、安全管理に関すること、熱中症予防、ハラスメント防止等に関する研修を受けていただく予定です。
また、各活動における大会やコンクールに参加する場合は、審判資格の保持等、その参加要件を満たす必要があります。

Q35.「コベカツ」の活動は大会に参加できるのですか?

地域移行により創設された地域クラブは、兵庫県中学校体育連盟に申請し、認可されることで、神戸市中学校総合体育大会から全国中学校体育大会まで出場することができます。
大会の出場資格は、各大会の主催者の規定によって定められていますので、大会等への参加を想定している場合は、大会の参加・運営に係る条件等を必ずご確認ください。

その他

Q36.希望する活動が遠くにしかない場合、公共交通機関での移動や保護者の送迎が必要ですか?

「コベカツ」では、校区を越えて子供たちが「やりたいこと」を選んで活動できることを目指しています。他の校区の中学校での活動に参加する場合は、公共交通機関の利用や、必要に応じて保護者の送迎をお願いしたいと考えています。また、学習塾や他の習い事に行く場合と同じように、自転車を利用することも考えられます。参加する活動を選ぶ際には、移動手段も含めて総合的にご検討いただきますようお願いします。

Q37.家庭の経済状況によって、子供たちの経験に差が出るのではないですか?

教育委員会としましては、主に中学校施設を利用することにより費用を抑えて、可能な限り低い会費設定となるよう各活動団体に働きかけていきます。また、ご家庭の経済的な事情により、生徒の活動の選択肢が限定されることがないように、特に経済的にお困りのご家庭への支援等については、国の動向も踏まえながら検討していきます。

Q38.教員は「コベカツ」に関与しなくなるのですか?

これまでのような「部活動の顧問」としての教員の関わりはなくなりますが、生徒への指導を希望する教員については、兼職兼業の許可を受けて「コベカツ」に参画することができるよう、制度を整える予定です。子供たちのニーズも変化してきている中、「コベカツ」の活動時間帯についても「土日のみの活動」や「平日の夜間のみ」など、これまでの部活動とは異なることから、希望する教員には無理のない範囲で参画してもらいたいと考えています。


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お問い合わせ先

教育委員会事務局学校教育部児童生徒課