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須磨海浜水族園・海浜公園再整備【水族館】のFAQ(よくあるお問い合わせ)

最終更新日:2024年6月4日

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開園から30年以上が経つ須磨海浜水族園の建て替えを機に、海浜公園がより豊かな時間を過ごすための場となり、須磨海浜公園エリア全体の魅力を向上させるものとなることを目的として、須磨海浜水族園及び海浜公園を一体的に再整備する民間事業者の公募を行い、再整備を行う事業者を決定しました。

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Q1.再整備のスケジュールは?(今のスマスイはいつまで?)

須磨海浜水族園は、2023年5月31日をもって閉園いたしました。
2024年6月1日に新水族館である神戸須磨シーワールドが新規オープンいたしました。

Q2.なぜ再整備するの?

須磨海浜水族園は昭和62年に開園しました。開園から30年以上経過した今では、設備をはじめとして全体的に老朽化が進行し、来園者のニーズに十分に応えられていない状況が生じており、専門家からも、施設の老朽化に伴い展示施設が陳腐化していることから、高揚感を感じるような施設ではないと厳しい意見もいただいておりました。
このような中、今後も長期にわたり持続的かつ安定的に運営していくためには、抜本的な再整備を行い、施設の魅力をさらに向上させ、これまで以上に集客を図る施設を実現することが必要であるとの考えのもと、再整備(建て替え)する方針を決定。また、再整備の実施にあたっては、民間のノウハウと資金を活用し、少ない財政負担でより魅力的な水族館を実現するため、民設民営(民間事業者が施設の整備から運営までを行う)という手法としました。

Q3.料金はどうなるの?

【基本料金設定について】

神戸須磨シーワールドは、民設民営(民間事業者が施設の整備から運営までを行う)の施設となるため、料金体系は、施設の魅力と利用料金との調和をはかり、集客性や採算性を考慮の上、民間事業者自身が決定することになります。
※基本料金は、大人(高校生以上)3,100円、4歳以上中学生以下の子ども1,800円、3歳以下は無料となります。(一部、時期に応じて料金変動あり)

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【神戸市内の子ども料金について】

須磨海浜水族園が長年市民に親しまれ、子どもたちに水族とふれあう場を提供してきたことを考慮すべきとの市会や市民からのご意見も踏まえ、事業者の公募において、市内中学生以下の子ども料金について、本市が一定額を負担することを条件に、低額な料金設定とすることを求めました。
その結果、市内の子ども料金については、4歳~中学生は通常1,800円のところを、小中学生は年1回500円、4~6歳の幼児は年1回無料で入場していただけます。

【遠足など学校行事について】

須磨海浜水族園が長年市民に親しまれ、子どもたちに水族とふれあう場を提供してきたことを考慮すべきとの市会や市民からのご意見も踏まえ、事業者の公募において、市内中学生以下の子どもが学校行事で訪れる場合の利用料金を本市が負担することにより無料にすることを条件としました。
このため、神戸市内に所在する保育所、認定こども園、認可外保育施設、幼稚園、小学校、中学校等に通う中学生以下の子どもについて、教育上の目的を達成するために訪れるものとして学校長等が認めた場合の利用料金は無料です。

【障がい者料金について】

障がい者料金についても、民間水準よりも踏み込んだ料金体系とすることを求め、その結果、一般・大人1,200円、子ども650円(約6割引)という料金設定となっています。

【シニア料金について】

65歳以上の方については、シニア料金として、一般・大人料金の約2割引の2,500円で入場していただけます。

【年間パスポートについて】

年間パスポートの取り扱いについては、以下の内容で設定されています。また、親子(最小の組み合わせ:大人1名、子ども1名)で年間パスポートを購入されると、ファミリー会員割引が適用されます。※なお、須磨海浜水族園の年間パスポートでは新水族館にご入場いただけませんので、あらかじめご了承ください。

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【その他の料金設定について】

シニア料金や年間パスポートなどのほか、コンビニ前売り券(1割引)、交通機関や他施設と連携した入場プランなど多様な料金体系、さらに神戸市民が特別料金(大人1,000円)で入場できる特別日なども設けられる予定です。
このようなオプションとなる多様な料金体系については、事業の採算性に大きな影響を与えない範囲で協議することは可能と考えており、市民が利用しやすいような多様な料金体系の実現にむけて、引き続き事業者に働きかけてまいります。

詳細は、認定公募設置等計画書(概要)P.26「水族館⑥利用料金、地域貢献への取り組み」をご参照ください。

Q4.シャチが来るって本当?

【シャチの展示】

神戸須磨シーワールドは展示生物のひとつとして、シャチ(オルカ)を展示しており、西日本で唯一シャチを見ることができる水族館となります。
神戸須磨シーワールドの運営を担っております株式会社グランビスタホテル&リゾートは、鴨川シーワールドの運営者でもあり、これまでも実際にシャチを飼育しています。神戸須磨シーワールドでは、株式会社グランビスタホテル&リゾートが所有しているシャチ(2頭)を飼育しています。
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【シャチの飼育】

普段は触れられない生き物の生態を理解することで生物や自然環境に広く関心を持ち、それが自然保護の行動に繋がっていくものであります。
自然保護を啓発するという水族館の使命を果たし、近隣水族館との差別化を図るためにも、シャチを飼育することは有効であるとの評価も専門家からいただいています。
 

【シャチ飼育の継続性】

国内では学術目的以外の捕獲が禁止されており、国外からのシャチ輸入についても、それぞれの国の法律などによって規制されている例が多く、野生個体の導入は難しい状況です。
そのため、人工繁殖などに積極的に取り組むための「神戸保全繁殖センター」を設立。鴨川シーワールドにおけるシャチ飼育の実績も踏まえ、継続的な水族館運営が可能だと考えています。
 
※神戸保全繁殖センターの概要
水生生物、特に鯨類の繁殖に関する研究を推進するとともに、飼育下繁殖と人工授精技術の向上を目指す施設です。また、これらの応用技術を用いて間連施設とも協力し、欧米水準を目指して国内のイルカ類の繁殖向上に貢献するとともに、海外の水族館とも協力し、シャチを含む飼育下個体群の確立を目指すとしています。

【シャチの飼育環境】

近年、飼育動物の福祉への関心が高まっており、神戸須磨シーワールドにおいても、飼育生物のQOL(Quality Of Life:生活の質)に最大限配慮した設計と聞いております。
特にシャチやイルカを飼育する「オルカ・ドルフィンスタディアム」では、十分なスペースと水量、プール数を確保し、水深や形状、ガラス面などにも変化をもたせた多様な空間とするほか、医療プールも備えております。
事業者からは、適正な健康管理を行い、適正なスペースと適正な温度、水質などの環境要因を維持し、施設・設備に配慮をした上で、豊かで刺激的な環境を創造し、飼育個体の福祉に十分配慮をするとの説明もいただいております。

Q5.展示内容はどうなるの?

神戸須磨シーワールドは、オルカスタディアム、ドルフィンスタディアム、アクアライブの3棟で構成され、従来の須磨海浜水族園と比べても、施設の区域面積、延床面積、水量において充実した施設内容となっています。
さらに、ピラルクやチョウザメなど、須磨海浜水族園が飼育してきた生物の一部を無料で展示する「須磨コレクション」を設けて市民に開放しています。

【アクアライブ】

アクアライブは六甲水系・瀬戸内海の原風景を巨大なアマモ場の展示などで再現する「ローカルライフ」、太平洋・サンゴ礁を旅する「コーラルライフ」からなる魚類展示エリアに加え、海獣類やペンギン、カメといった生きものたちの多様で豊かな行動を観ることができるゾーンなどで構成されており、今後も最新の機材や展示手法を用いた最先端のライブ型水族館を目指します。

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【オルカスタディアム・ドルフィンスタディアム】

オルカスタディアムでは、ダイナミックなシャチの運動能力と形態を紹介するとともに、トレーナーとの交流を通して、感動を伝えます。
最新デジタルツールを利用した世界初のシャチに関する教育ゾーンである「オルカラボ」では、オホーツク海におけるシャチの生態調査の最新データなどを紹介します。
ドルフィンスタディアムでは、イルカのスピーディな運動能力を紹介したり、直接イルカとふれあえるプログラムの提供を行います。
また、「ドルフィンホール」では、横幅10m以上の水槽の前でイルカを観察し、イルカと海を漂うような没入感を感じることができる非日常空間を創出します。

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詳細は、認定公募設置等計画書(概要)P.15~21「水族館②展示計画」をご参照ください。

 

Q6.社会教育活動・研究活動は継続されるの?

神戸須磨シーワールドでは、自然環境を再現し、生物の生き生きとした姿を開放的な空間でゆっくりと観察することができる「アクアライブ」における展示・解説が教育とレクリエーションの増進に資するほか、夏休み・冬休み期間の小学生を対象に、生き物について楽しく学べるサマー/ウィンタースクールや、小学生高学年を対象としたトレーナー・飼育係体験教室の実施など、今後も多様な学習・体験教育プログラムの継続的な実施が予定されています。
また、新技術の活用など新たな学びを促す工夫として、IoTや5Gを用いてデジタル体験とリアル体験を繋ぐ新しい技術の展開や、世界初のシャチに関する教育ゾーンである「オルカラボ」では、生物学的情報の提供だけでなく、シャチの生態調査に関する最新データも紹介する場とするほか、「神戸保全繁殖センター」を設立し、鯨類の繁殖に関する研究を主体として、生物多様性の保全に関する調査研究を推進するなど、これまでの須磨海浜水族園にはない新たな取り組みについても進めていただいております。

調査研究

Q7.スマスイで飼育していた生き物はどうなるの?

須磨海浜水族園の飼育生物のうち、個体数で約90%を新水族館で継続飼育しています。
また、継続飼育する生物の中でも、オーストラリアハイギョ、パイユー、ロングローズガー、ピラルク、チョウザメ等は無料展示エリアである「須磨コレクション」に展示し、市民に開放しています。

須磨コレクション
無料展示エリア「須磨コレクション」

お問い合わせ先

経済観光局観光企画課 

建設局公園部整備課