【お知らせ】医療・介護従事者向け研修会を2024年12月12日(木曜)に開催します。
- 「意思決定支援教育プログラム(E-FIELD:Education For Implementing Endof-Life Discussion)」を活用した相談員研修会の修了者による実践報告を行う医療・介護従事者向けの「人生会議(ACP)実践報告会」を2024年12月12日(木曜)に神戸市で開催します。研修の詳細、お申込み方法についてはこちらから。
住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けられる地域包括ケアシステムの構築が進められる中、厚生労働省では、人生の最終段階に向けた医療・ケアについて、患者と家族や医療従事者等があらかじめ繰り返し話し合う自発的なプロセスである「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」を重視し、愛称を「人生会議」と定め、広く国民に推奨しています。
●厚生労働省ホームページ:「人生会議」してみませんか
伝えましょう、最後まで自分らしく生きるために
- 令和4年度の厚生労働省による意識調査において、病気で治る見込みがなく、1年以内に死に至ってしまうような状態になった際に、半数以上の方が、胃ろうといった医療措置や、心肺停止時の蘇生処置を望まないと回答しています。
- 一方で、こうした「もしものとき」に自分がどのような医療やケアを受けたいか、または受けたくないか、について家族の方や医療・介護従事者の方と話し合ったことがないと回答した方は約70%にのぼります。
- また、人は誰でも命に関わる大きな病気やケガをする可能性があり、そのような状態になると約70%の方が、医療やケアなどを自分で決めたり、望みを人に伝えたりすることができなくなると言われています。
- 「周囲に迷惑をかけたくない」と考えていても、突然倒れてしまい、医療者から治療方針を聞かれた家族が、本人の希望が分からず困ってしまうことも少なくありません。
→希望する医療やケアを受けるために、また周囲の大切な人のために、人生の最終段階に向けて、大切にしていることや望んでいること、どこでどのような医療やケアを望むかを自ら考え、家族や信頼する人たちと繰り返し話し合い共有することが重要です。
自分が亡くなった時に備える終活のほかに、「自分がどう生きたいか」も家族や信頼をする人たちに伝えましょう。
神戸市では、「人生の最終段階における意思決定支援」に関する有識者会議の報告書の内容を踏まえ、看取りに関わる医療介護の実務者や患者団体等の意見を聞きながら、人生会議(ACP)の普及促進に取り組んでいます。
神戸市が作成したパンフレットでは、話し合いの手順や、自身が大切にしていることを考えるシート(価値観シート)を掲載しています。まずは、このパンフレットを使って「人生会議」をはじめてみませんか。
(PDF:689KB)
▼以下よりダウンロード可能です。
大事なことだから、みんなと話したい「私のこれから」(PDF:689KB)
パンフレットは、各区役所、北須磨支所及び玉津支所の保健福祉課においても配布しています。
神戸市医師会ホームページ「ACP(人生会議)」
下記の神戸市医師会のホームページ「ACP(人生会議)」では、価値観シートの詳細について記載していますので、あわせてご参照ください。
神戸市医師会ホームページ:
「ACP(人生会議)」へのリンク
神戸大学作成(厚生労働省委託)パンフレット
自身が望む医療やケアをより具体的に考えたい方は、神戸大学作成(厚生労働省委託)のパンフレットも活用してください。
▼以下よりダウンロード可能です。
これからの治療・ケアに関する話し合いーアドバンス・ケア・プランニングー(人生会議)(PDF:1,426KB)
神戸市主催 医療・介護従事者向け「人生会議(ACP)実践報告会」
神戸市では、「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」に基づいた「意思決定支援教育プログラム(E-FIELD:Education For Implementing Endof-Life Discussion)」を活用した相談員研修会を令和5年度に開催いたしました。この研修会終了後、医療・介護従事者の皆様から「実践している方からの声を聞きたい」、「たくさんの事例を聞きたい」等の声をいただいたことから、相談員研修会修了者による実践報告の場を設け、さらに多くの医療・介護従事者の皆様に人生会議(ACP)について知っていただきたいと考え、本研修を開催します。
本研修は、研修を受講した皆様に人生会議(ACP)への関わり方を学んでいただき、各所属で波及していただくことで人生会議(ACP)に関わることができる医療・介護従事者の方が増え、本人の意向を尊重した意思決定支援の輪が広がることを目指しています。定員に限りはございますが、人生会議(ACP)の実践力向上を目指して、ぜひご参加ください。
- 開催日時:2024年12月12日(木曜)15時~17時5分 ※受付開始:14時30分より
- 会場:三宮研修センター705号室〈対面開催〉(神戸市中央区八幡通4-2-12カサベラFRⅡビル)
- 定員:60名(無料)(※定員を超えて募集があった場合は選考の上決定します。)
- 参加資格:神戸市内在勤または在住の医療・介護従事者(※参加資格の詳細は下記申込サイトをご参照ください。)
- 申込方法:下記特設サイトの申込サイトよりお申込ください。(※選考結果につきましては、11月下旬頃にメールでお知らせいたします。)
医療・介護従事者向け「人生会議(ACP)実践報告会」WEBサイト
※申込期間:2024年10月29日(火曜)9時00分~11月22日(金曜)17時00分まで
- 申し込みに関するお問い合わせ:研修会事務局(株式会社ベイエリア)【受付時間:平日10時~17時】電話:078-265-6080 メール:acp@bayarea.jp
開催案内チラシは
こちら(PDF:4,705KB)
市民講演会「人生会議(ACP)のすすめ」
神戸市医師会との共催で、市民講演会「人生会議(ACP)のすすめ」を開催しました。第1部では、人生会議(ACP)が必要な理由や具体的に進める方法について筑波大学医学医療系緩和医療学教授の木澤義之氏に講演いただきました。第2部では医療・介護の専門家からそれぞれの職務における人生会議にまつわるエピソードをお話しいただき、会場からの質問も交えながら、ディスカッションを行いました。
- 日時:2024年2月23日(金曜・祝日)14時00分~16時00分
- 場所:神戸駅前研修センター(神戸市中央区中町通2-3-1 SK HOTEL3階)
- (参考)開催概要
講演会の内容については、下記開催結果をご参照ください。
医療・介護従事者向け研修会
厚生労働省において策定された「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」に基づいた「意思決定支援教育プログラム(E-FIELD)」を活用した医療・介護従事者向けの研修会を神戸市主催で開催しました。
「本人の意向を尊重した意思決定のための研修会」
- 開催日時:2023年11月19日(日曜)9時00分~17時35分(受付:8時30分より)
- 会場:神戸駅前研修センター〈対面開催〉 神戸市中央区中町通2-3-1 SK HOTEL神戸駅前内2階
- (参考)研修概要
在宅医療・施設ケア従事者向け「本人の意向を尊重した意思決定のための研修会」
- 開催日時:2024年2月18日(日曜)9時00分~17時05分(受付:8時30分より)
- 会場:神戸駅前研修センター〈対面開催〉 神戸市中央区中町通2-3-1 SK HOTEL神戸駅前内2階
- (参考)研修概要