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最終更新日:2024年10月16日
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2024年4月1日から施行される改正医療法等により、医師に対する時間外労働の上限規制の適用が始まりました。医師の勤務環境改善と健康確保に対する取り組みを地域医療の確保を図りつつ実施する必要があります。
神戸市民病院機構では、医師の時間外労働の縮減に向け、以下のような取り組みを行っています。
①当直明けの早期帰宅の徹底
②複数主治医制・土日祝日当番医制による対応
③他職種へのタスクシフト・タスクシェア(医師の事務作業を補助するクラークの配置など)
④WEB会議の積極的な活用、グループウェアやチャット機能の活用による会議時間短縮
⑤患者・家族への病状等の説明は、原則平日の勤務時間内に実施
加えて、長時間労働を行った医師に対して院長が本人に直接面談し状況を確認するとともに、産業医資格を持った医師が面談を行うなど、医師の心身の健康状態の把握と負担の軽減に努めています。
国や県では、各医療機関における勤務環境改善マネジメントシステムの導入による医療従事者の勤務環境改善の取り組みを支援しています。
<厚生労働省の取り組み>
厚生労働省では、医療従事者の離職防止や医療安全の確保等を図るため、改正医療法(2014年10月1日施行)に基づき、医療機関が計画的に医療従事者の勤務環境改善に取り組む「勤務環境改善マネジメントシステム」を創設し、その自主的な取り組みを支援するガイドラインを策定しています。
<兵庫県の取り組み>
兵庫県では、2015年度より「兵庫県医療勤務環境改善支援センター」を設置し、医療機関が行う自主的な勤務環境の改善に対する支援を実施するとともに、「勤務医の働き方改革推進事業」として、医師の労働時間の短縮に向けた取り組みを総合的に実施する事業の費用の一部を補助するなど、医師の勤務環境改善と健康確保に対する取り組みを実施しています。
補助金申請の詳細は、兵庫県保健医療部医務課(078-362-3606)までお問い合わせください。
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