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アスベストの基礎知識

最終更新日:2024年11月7日

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アスベストの種類

アスベストには、クリソタイル、アモサイト、クロシドライト、トレモライト、アクチノライト、アンソフィライトの計6種類あり、その9割以上が建築資材として使われています。

asbestos

使用禁止時期

アスベストの使用は段階的に禁止、中止されてきました。

  • アスベストの吹付作業の原則禁止:1975年
  • アモサイト(茶石綿)、クロシドライト(青石綿)の製造、輸入、使用禁止:1995年
  • クリソタイル(白石綿)の製造、輸入、使用禁止:2004年10月
  • アスベスト0.1重量%を超える製品の全面禁止:2006年9月
  • 全てのアスベストを含む建材の使用禁止:2012年3月

健康への影響

石綿(アスベスト)は非常に細い繊維で、飛散すると空気中に浮遊し、吸いこみやすく、吸い込むと肺の中の細胞に刺さり細胞内に長く滞留し、肺がん、悪性中皮腫などの病気を引き起こします。
アスベストは、吸い込んでから影響がでるまでの期間が、15~50年と長いことが特徴です。

建築物への使用箇所、確認方法

使用箇所

戸建住宅や倉庫では主に外壁、屋根、軒裏などに成形板として使われています。
また、ビルや公共施設のうち、特に鉄骨造の建物では、梁・柱の耐火被覆材、機械室などの天井・壁に吹付材として使われています。

石綿含有建材の使用事例

確認方法

アスベストの使用箇所の確認方法は、建築時の設計図書などの書面を確認する、事前調査の有資格者がいる専門の調査会社に依頼する、などの方法があります。
ただし、書面では、アスベストの使用が明確に記載されていない場合や、改修・補修工事の際に、記載とは別の建材が使われている可能性があります。
このため、有資格者がいる専門の調査会社に依頼する方法をお勧めしています。

アスベストが見つかった場合

屋根や壁などの建材にアスベストが含まれていることが分かった場合、割らずに原形のまま撤去すれば飛散するおそれはありません。
一方、吹付けアスベストやアスベスト含有の吹付けロックウールは、そのまま撤去すると飛散するおそれがあるため、隔離して除去作業を行う必要があります。
なお、建物の解体・改修工事を行う場合、建築物の面積などにかかわらず、必ず事前にアスベスト建材があるかどうかの調査を行う必要があります。また、その調査の結果を工事現場の公衆の見やすい位置に掲示する必要があります。

お問い合わせ先

環境局環境保全課