最終更新日:2024年9月11日
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須磨という地名は、六甲山系の西端、鉢伏山・鉄枴山が海に迫る平地のすみで、畿内の西すみに位置するため「すみ」がなまって「すま」になったといわれています。
須磨は、古い歴史を持ち、阪神・淡路大震災による壊滅的な被害から復興した既成市街地と、住宅や公園・公共施設などが計画的に配置され、調和のとれたまちとして1960年代から入居が始まったニュータウン、都市近郊に今も田園風景を残す農業地域、これらの地域を森・川・海が包み込むように構成されています。
区内には白砂青松の須磨海岸や須磨アルプス、妙法寺川などの身近な自然環境がまちに隣接し、源平合戦や源氏物語などの歴史、文学を語る史跡、名所がいたるところにたたずみ、古から風光明媚な住みよい土地柄としても知られています。
また、須磨には白砂青松の須磨海岸と須磨海浜公園、須磨浦公園、武庫離宮跡として知られる須磨離宮公園、日本最大級の広さを誇る「ほっともっとフィールド神戸」や「ユニバー記念競技場」などがある神戸総合運動公園、奥須磨公園、須磨寺公園など美しい公園が数多くあり、広く市民の皆さまに親しまれています。
須磨は、昔、八部郡須磨村と呼ばれ、妙法寺・多井畑・車・白川・東須磨・西須磨・大手・板宿・西代・池田の10か村を含む大きな村落でした。1896年に武庫郡に編入され、1912年に須磨町となった後、大正9年4月に神戸市に編入され、1931年9月に区制が敷かれて須磨区になりました。
1977年6月には名谷団地を垂水区から編入し、須磨区役所北須磨支所(福祉事務所、保健所の支所も併設)を開設しました。1985年2月には、神戸総合運動公園、神戸流通業務団地を垂水区、西区から編入しました。
面積(平方キロメートル) |
世帯数 | 人口 | |
---|---|---|---|
神戸市 | 557.03 | 743,089 | 1,510,171 |
須磨区 |
28.93 | 74,567 |
156,592 |
「美しく親しみやすい・育てやすい」ことと、神戸総合運動公園(緑台)に「コスモスの丘」があるという理由で、1986年にコスモスが須磨区の花に選ばれました。
他にも、札幌市南区、川崎市宮前区、横浜市磯子区、名古屋市北区、大阪市都島区で「コスモス」が区の花に選ばれています。コスモスの持つ明るく清楚なイメージや調和の取れた花姿が人気の理由のようです。
コスモスの丘(神戸総合運動公園)
「須磨区と深い関わりがあり、区民のみなさんに親しまれ身近に感じてもらえる、イメージがよい」などの理由から、2007年に松が須磨区の木に選ばれました。
区内には、「義経腰掛けの松」や「衣掛けの松」など、松にゆかりのある史跡が点在しています。
須磨海浜公園
須磨浦公園