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より多くのお客様が座席をご利用いただけるように、座席のデザインを一新しました。座席にくぼみをつけることで、一人ひとりの着座位置を明確にしています。また、他の鉄道会社で採用している数値を参考にし、定員を10人としていた座席を9人に改め、一人当たりの座席幅を約40mm広くしています。座席の端部には、大型の袖仕切りを設け、お立ちのお客様も快適にご利用いただけるよう配慮しています。さらに、各車両の中間部には、スタンションポールを備えることで、吊り革のご利用が難しいお客様にも安心してご利用いただけます。
車両の連結部に、全面ガラスの仕切扉を設置しました。全面をガラスにすることで、開放感が生まれ、車内の見通しがよくなります。このガラスには衝突防止のために、大人や子どもの目線の高さに模様が印刷されています。
各号車に千鳥配置で車内案内表示装置を設置しています。車内案内表示装置は、2つの画面で構成されています。右側の画面には、お客様への案内関連を表示しますが、行き先や次駅の案内を表示するだけではありません。次に到着する駅で扉が開く方向、駅に設置されているエレベーターやエスカレータ、階段の位置、乗換案内も表示します。また、駅案内は日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語も表示し、海外からのお客様も安心・快適にご利用いただけます。事故などの非常時にも、車内放送だけでなく、車内案内表示装置で視覚的に案内することができます。左側の画面には、様々な企業や団体の広告、神戸市からのお知らせなどを静止画や動画で表示します。
車内の照明は、LEDの間接照明を採用しました。間接照明を採用することで、意匠性が増すのと同時に、お客様が天井を見上げたときのまぶしさが軽減されます。さらに、LEDにすることで、省エネ性能が上がり、車内が明るくなりました。