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「神戸」と「登山」の関係

最終更新日:2024年4月26日

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神戸では、古くから登山が文化として定着しており、人々に親しまれています。

平安時代、京都から「布引の滝」の物見に来た貴族の絵

神戸の山は、古くは平安時代に記録が残されています。平安時代に編纂(へんさん)された「伊勢物語」には、当時の貴族らが京都から布引の滝を見に来たことが記され、当時から親しまれていたことがわかります。


明治時代の六甲山道を登る欧米人の写真

また、近現代の登山文化は、神戸で欧米人がもたらしたという説があります。明治に入ってから、欧米人を中心に登山グループが誕生し、神戸の人々も登山を行うようになりました。


早朝登山を日課とする『毎日登山』発祥の地の碑の写真

欧米人は早朝から登山をしており、彼らを真似て神戸の人々も「早朝登山」を行うようになりました。早朝から山へ登り、軽く朝食を摂る人、体操をする人、神社に手を合わせる人など、このような活動を「毎日登山」と呼び、日課とする人々が神戸で1万人もいたと言われています。今もたくさんの方の生活に毎日登山が浸透しています。


大正時代から行われたと言われる『六甲全山縦走』大会の写真

近代では昭和50年(1975年)に第1回六甲全山縦走大会が開催されており、今でも全国からの参加者で溢れている人気の大会です。なお、六甲全山縦走自体は大正時代から行われていたようです。

また、明治時代から学校行事として六甲山登山が行われていることも、山が身近な神戸ならではの活動です。

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