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神戸港の歴史

最終更新日:2020年10月22日

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神戸港は、「務古水門」「大輪田の泊」と呼ばれていた古くから中国大陸や朝鮮半島の港と交流していました。
また、平安時代(794年から1192年)には、「経ヶ島」の築造(1174年)を行うなど、国際貿易の拠点として発展してきました。
室町時代(1336年から1573年)、江戸時代(1603年から1868年)には、「兵庫の津」と呼ばれ、鎖国政策下の江戸時代には、国内交通の要衝として、重要な役割を果たしました。1868年開港後は、人・物・情報が行き交う拠点として、また、国際貿易港として常に最新の設備を整備し、世界を代表する港に発展しました。1995年1月の阪神・淡路大震災で大きな被害を受けましたが、わずか2年間で施設復旧を完了しました。2006年には神戸空港が開港し、神戸は海・空・陸の総合交通体系が確立され、人・物・情報の交流拠点づくりを進めています。

開港当時の神戸港

(開港当日の神戸港=英国測量艦「シルビア」号の艦長(海軍中尉) F.J.パルマーが描いた)

※神戸開港について
神戸開港当時、日本では太陰太陽暦が採用されており、西暦とは月日が異なっていました。
そのため、神戸開港当日は、西暦では1868年1月1日、和暦では慶応3年12月7日となります。
1873年に太陽暦(グレゴリオ暦)が採用され、以後は西暦と和暦の月日が一致しています。

神戸港の歴史
和暦 西暦 出来事
弘仁3年 812年 大輪田泊(現兵庫ふ頭周辺)修築
治承4年 1180年 平清盛 福原京遷都
応永4年 1397年 足利義満 第1回遣明船出航、兵庫が対明貿易の拠点となる
元和5年 1619年 菱垣廻船始まり、大坂・兵庫・江戸の航路開設
寛政11年 1799年 高田屋嘉兵衛 択捉航路開く、兵庫が北海道物産の交易基地となる
元治1年 1864年 勝海舟の建言により神戸海軍操練所開設
慶応3年 1868年 神戸港開港(「兵庫」として開港)
明治元年 1868年 運上所(現神戸税関)業務開始
明治7年 1874年 鈴木商店開業
明治11年 1878年 神戸商法会議所(現神戸商工会議所)設立
明治14年 1881年 川崎正蔵 川崎兵庫造船所を開設
明治22年 1889年 神戸市市制施行(人口134,704人)
神戸~新橋間に鉄道開通
明治25年 1892年 勅命により「神戸港」となる
明治29年 1896年 兵庫運河起工(明治32年竣工)
明治32年 1899年 外国人居留地が神戸市に編入
明治36年 1903年 神戸市で大観艦式、これを記念して錨山に錨型植樹を行う
明治38年 1905年 神戸三菱造船所を開設
鈴木商店の神戸製鋼所を開設
明治40年 1907年 第1期修築工事着工(新港第1から第4突堤(西)他。大正11年竣工)
これを記念して市章山に市章形の植樹を行う
明治41年 1908年 ブラジル移民第1船「笠戸丸」が出航
大正7年 1918年 川崎芳太郎、川崎商船学校開校(現神戸大学海事科学部)
大正8年 1919年 第2期修築工事着工(新港第4(東)から第6、中、兵庫第1、2突堤他。昭和14年竣工)
大正9年 1920年 神戸海洋気象台開設
大正12年 1923年 国の重要港湾となる
昭和5年 1930年 観艦式記念「海港博覧会」を開催
昭和8年 1933年 第1回「みなとの祭」開催
昭和9年 1934年 東部内貿地帯埋立着工(昭和15年竣工)
昭和13年 1938年 中突堤が竣工
昭和15年 1940年 都賀川西部海面埋立工事(灘ふ頭)着工(昭和27年竣工)
昭和16年 1941年 太平洋戦争勃発
昭和18年 1943年 運輸通信省第3港湾建設部設置
神戸海運局設置
昭和20年 1945年 神戸大空襲、終戦
昭和23年 1948年 神戸海上保安本部(現第5管区海上保安本部)設置
昭和26年 1951年 神戸市、港湾管理者となる
新港第7突堤(西)着工(昭和28年竣工)
特定重要港湾に指定される
昭和27年 1952年 新港第7突堤(東)着工(昭和31年竣工)
第1回国際港湾会議(現IAPHの前身)を神戸で開催
昭和28年 1953年 東部海面第1工区埋立着工(昭和35年竣工)
昭和29年 1954年 新港第8突堤(西)着工(昭和34年竣工)
昭和32年 1957年 西部海面第1工区埋立着工(昭和40年竣工)
西部港湾物揚場築造工事(長田港建設工事)着工(昭和36年竣工)
昭和33年 1958年 神戸市、海岸管理者となる
(社)神戸港振興協会設立
兵庫第3突堤着工(昭和40年竣工)
昭和34年 1959年 摩耶ふ頭着工(昭和42年竣工)
昭和35年 1960年 東部海面第2工区埋立着工(昭和40年竣工)
昭和36年 1961年 西部海面第3工区埋立着工(昭和39年竣工)
昭和37年 1962年 東部海面第3工区埋立着工(昭和42年竣工)
昭和38年 1963年 神戸ポートタワー竣工
昭和39年 1964年 須磨ベルトコンベヤ運転開始
西部海面第2工区埋立着工(昭和40年竣工)
昭和40年 1965年 東部海面第4工区埋立着工(昭和44年竣工)
新港第8突堤(東)着工(昭和42年竣工)
東部内貿ふ頭着工(昭和45年岸壁物揚場供用開始)
昭和41年 1966年 ポートアイランド着工(昭和56年竣工)
昭和42年 1967年 神戸開港100年祭記念式典
シアトル港、ロッテルダム港との姉妹港提携式
コンテナ船初入港(ハワイアンプランター号)
昭和45年 1970年 ポートターミナル、神戸大橋竣工
昭和46年 1971年 第1回みなとこうべ海上花火大会開催
昭和47年 1972年 六甲アイランド着工(平成4年竣工)
昭和50年 1975年 六甲大橋(昭和55年一部開通)
昭和51年 1976年 須磨海岸養浜着手(平成元年第1期事業完成)
昭和52年 1977年 神戸開港110年記念式典
昭和53年 1978年 須磨ヨットハーバー竣工
昭和54年 1979年 須磨ヨットハーバー(南ハーバー)竣工
港湾幹線道路(浜手バイパス東部、新港から摩耶間)開通
昭和55年 1980年 天津港との友好港提携
昭和56年 1981年 ポートアイランド完成を記念して「ポートピア’81」開催
神戸新交通ポートライナー開通(三宮~ポートアイランド)
(財)神戸港埠頭公社設立
昭和58年 1983年 メリケンパーク着工(昭和62年竣工)
昭和59年 1984年 海洋博物館建設着工(昭和62年開館)
昭和60年 1985年 神戸ハーバーランド整備事業着手(平成4年竣工)
昭和61年 1986年 明石海峡大橋起工式
神戸浜手バイパス開通
昭和62年 1987年 メリケンパークオープン、海洋博物館開業
摩耶ふ頭再開発着工(平成3年供用開始)
ポートアイランド(第2期)着工
神戸開港120年記念式典
平成元年 1989年 兵庫突堤再開発着手(平成5年第2・3突堤間埋立完了)
神戸航空旅客ターミナル株式会社設立
平成2年 1990年 神戸・天津友好港提携10周年記念式典
神戸新交通六甲ライナー開通(住吉~マリンパーク)
平成3年 1991年 神戸市客船誘致協議会設立
平成4年 1992年 神戸ハーバーランドオープン
神戸航空貨物ターミナル株式会社設立
中突堤周辺地区再開発着手
港島トンネル着工
平成5年 1993年 港湾幹線道路(ハーバーハイウェイ)全線開通
「アーバンリゾートフェア神戸93」開催
平成6年 1994年 阪神高速道路5号湾岸線(六甲アイランドから関空)開通
(財)神戸港厚生サービス協会設立
K-ACT、K-CAT、神戸マリンルート開業
平成7年 1995年 阪神・淡路大震災発生
再開発3地区(兵庫・新港東・摩耶)埋立着工
「第1回神戸ルミナリエ」開催
平成8年 1996年 日本初の大水深高規格コンテナバースPC-14、15供用開始
中突堤西地区(国産・弁天地区)再開発埋立竣工
平成9年 1997年 震災復旧完了
神戸開港130年記念式典
平成10年 1998年 六甲アイランド南事業着工
明石海峡大橋開通
神戸港・武漢港技術協力事業覚書調印
中突堤中央ターミナル(かもめりあ)供用開始
平成11年 1999年 神戸港港島トンネル開通
空港島埋立工事着工
神戸港港湾管理者EDIシステム稼動
神戸港・南京港技術協力事業覚書調印
平成12年 2000年 サンシャインワーフ神戸 オープン
平成13年 2001年 東部臨海部なぎさ公園 オープン
フェニックス(神戸沖埋立処分場)廃棄物受入開始
市営地下鉄海岸線開業(三宮~新長田)
「神戸21世紀 復興記念事業」開催
平成14年 2002年 総合静脈物流拠点(リサイクルポート)の第1次指定
ポートアイランド(第2期)コンテナバースPC13供用開始
「第1回Kobe Love Port みなとまつり」開催
平成15年 2003年 ポートアイランド(第2期)コンテナバースPC18供用開始
「国際みなと経済特区」が特区第1号として認定
「海フェスタ」KOBE~海の祭典2003~の開催
平成16年 2004年 スーパー中枢港湾に「阪神港(神戸港、大阪港)」として指定
平成17年 2005年 「震災10年 神戸からの発信」開催
須磨ベルトコンベヤ運転停止
平成18年 2006年 中突堤旅客ターミナルリニューアルオープン
神戸空港開港
神戸新交通ポートライナー延伸(神戸空港)
国産1・2号上屋文化交流施設オープン
神戸―関空ベイ・シャトル就航
平成19年 2007年 神戸開港140年記念式典
神戸港上海事務所開所
「ポーアイしおさい公園」オープン
大阪湾諸港の一開港化(阪神港)
平成20年 2008年 ブラジル移住100周年
神戸空港島西緑地(人工海浜)オープン
ユネスコ デザイン都市に認定
平成21年 2009年 新型インフルエンザによる風評被害を払拭し神戸の元気を発信する「元気アップ!神戸キャンペーン」実施
神戸-関空ベイ・シャトルの乗船客数100万人達成
平成22年 2010年 阪神港が「国際コンテナ戦略港湾」として選定
「神戸プラージュKOBE Plage2010」開催
ポートアイランドまちびらき30周年記念式典開催
平成23年 2011年 神戸港埠頭株式会社設立
平成24年 2012年 神戸港埠頭(株)が特例港湾運営会社に指定
神戸-関空ベイ・シャトルの乗船客数200万人達成
神戸港過去最大の客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」が初入港
平成25年 2013年 神戸ポートタワーが開業50周年を迎える
平成26年 2014年 外国客船「クイーン・エリザベス」が神戸港に初入港
「神戸三宮フェリーターミナル」が竣工
阪神国際港湾株式会社設立
平成27年 2015年 神戸-関空ベイ・シャトルの乗船客数300万人達成
平成28年 2016年 神戸空港開港10周年
高潮事業の完了
平成29年 2017年 神戸港開港150年記念式典
平成30年 2018年 関西エアポート神戸株式会社による神戸空港の運営開始

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港湾局経営企画課