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最終更新日:2024年8月16日
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王子公園は供用が開始されてから70年以上経過し、動物園をはじめ多くの施設が老朽化しているため、大規模修繕・更新に速やかに取り組む必要があります。 |
「原田の森」として育まれた歴史や景観を大切に守りながら、王子公園を将来の世代へ確実に継承していくためには、長期を見据えた将来世代のニーズに応えることが不可欠であり、今ある施設をそのまま更新するのではなく、持続可能な神戸の発展に寄与する新たな価値を生み出す必要があると考えています。 |
施設配置にあたっては、「誰もが憩いくつろげる一般に開放された『人のための空間』を拡大し、公園内にバランス良く配置」「ゾーン間の物理的つながりと視覚的な拡がりを確保」「各ゾーンにおける施設・機能は可能な限り集約し、効率的な施設配置を検討すること」を重視しています。 |
2022年12月に策定した「王子公園再整備基本方針」では、基本目標の一つとして、「広域防災拠点の機能強化」を掲げており、現在の公園の防災機能はしっかりと維持していくとともに、再整備にあたっては、避難場所や災害活動の拠点として各施設を充実させることで、広域防災拠点の機能強化を図ることとしています。 |
今後、詳細な検討を進め、設計や施工計画を立案する際に、樹木の保存や移植、伐採、新たな植樹等の植栽計画を明らかにしていきます。 |
基本計画【全体編】の整備イメージの右肩に「視点場と方向(下図参照)」を記載しています。 |
動物園・遊園地は存続します。 |
施設の老朽化への対応や動物福祉の向上等の観点を踏まえて、獣舎等施設の更新や展示方法の充実を図ります。また、動物園に求められる4つの役割である「種の保存」「調査研究」「教育」「レクリエーション」を十分に踏まえ、「六甲の豊かな緑を感じ動物と人がいきいきと過ごしながら、世界につながる動物園」をコンセプト・理念としており、目指すべき5つの方向性を掲げ、「王子公園再整備基本計画【王子動物園編】」でまとめております。 |
2022年12月に策定した「王子動物園リニューアル基本構想」に基づき、全4回のワークショップや市民や動物サポーター等の意見を聞きながら、実現化するためのより詳細な計画として2024年3月に「王子公園再整備基本計画【王子動物園編】」を策定しました。 |
動物収集状況については、地球規模で野生動物の絶滅が進み、また「ワシントン条約」などにより希少動物の取引が制限されるなど、特に海外からの動物入手が困難となっています。 |
「調整種」と位置付けた動物種は、そもそも入手が困難な動物種のほか、保全の重要度が低いため繁殖に取り組まないもの、王子動物園では展示効果が低いと考えられるものなどを分類しており、基本計画において、調整種46種を設定しています。 |
フラミンゴがすべていなくなるわけではありません。 |
動物園の運営においては、種の保存・環境教育・調査研究といった、公益的な事業として果すべき役割が大きいため、今後も民営化することなく神戸市が公の施設として責任を持って運営していきます。 |
再整備に伴う料金の引き上げは考えていません。 |
工事のため、一部の獣舎や施設がご利用・ご覧いただけなくなる期間はありますが、開園したままリニューアルを行う予定としています。 |
王子公園の再整備にあたっては、公園内の施設を適切に維持更新し、将来世代へ確実に継承するため、今ある施設をそのまま更新するのではなく、王子公園エリアの新たな価値を創出する必要があります。 |
少子化が進む中でも学生が確保しやすい大都市中心部への立地志向は高まっています。関西圏においても複数の大学が都心部へ移転しており、全国の過去10年間の学生数は概ね横ばいで推移する一方、京都・大阪では学生数が増加しています。 |
少子化が進む中、学生が確保しやすい大都市中心部への立地志向が高まっています。 |
Q4.神戸市内の若年層の人口流出が最も大きいのは大学卒業時であり、大学生そのものを増やすのではなく、市内に働く場所を確保するなど、就職時の転出超過を抑制することが必要ではないのですか? |
神戸市人口ビジョンの年齢別・コーホート別の人口増減数によると、多くの若者が高卒就職時・大学入学時に相当する10代後半、20代前半に流入し、大卒・院卒就職時に相当する20代後半で流出していることがうかがえます。 |
神戸そして王子公園の地にふさわしい国際性や多様性を高める特色のある大学を誘致します。 |
王子公園再整備にあたっては、地域と共に成長し、地域活力の醸成や定住・交流人口の創出など持続可能な神戸の発展に貢献する、地域そして世界に開かれた大学の誘致を目指しています。 |
都市公園内に設置できる施設は、都市公園法によって定められており、大学は含まれていません。そのため、大学誘致にあたっては、その区域を都市公園区域から除外する手続きを行う予定です。 |
大学として相当な投資を行って進出することから、本市としては撤退することはないと考えています。 |
大学誘致のスケジュールは以下のとおりです。 |
公園の北側に配置する新スタジアムでは、アメリカンフットボールに限らず、サッカーやグラウンドゴルフ、ラクロス、運動会や地域のイベントなど、引き続き幅広い競技・用途で利用いただけるよう運用します。 |
Q2.補助競技場が廃止されることとなっています。ラジオ体操やジョギングなどに利用できる場所(補助競技場)はどうなるのですか? |
現在の補助競技場自体は廃止することとしていますが、新たに「緑の広場」や「多目的広場」など、休憩やラジオ体操等の各種地域活動等ができる広場を整備するとともに、新スタジアムで一般開放の時間帯を設定することにより、現在、補助競技場を利用されている、ジョギング、部活動等の練習など日常的な運動などを行えるよう検討します。的な運動や各種地域イベントなどを行えるよう検討します。 |
Q3.スタジアムの移転により騒音、照明などによる周辺住環境への悪影響が懸念されます。このことについて、どのような対策を講じるのですか? |
スタジアムにおいては、観客席の屋根・壁・吸音材による防音対策を実施します。また、音響設備は、周辺環境に配慮し、指向性に優れたスピーカーの導入や機器の配置場所を工夫するなどを検討します。なお、照明設備は、周辺環境への光漏れに配慮し、フィールド内だけを集中して照らせる指向性に優れた機器の導入や配置場所を工夫するなど、検討します。 |
プールは、利用期間が夏期の2か月に限定されることや、施設の老朽化が著しいことから廃止し、体力向上につながる新たな遊具や、多目的に利用できる広場等を一体的に整備することにより、1年間を通して子どもから高齢者まで多くの市民の方々の健康維持や体力向上に資する機能を充実させていきたいと考えております。 |
スポーツ施設は、全市的な配置や競技人口や愛好者人口に応じた検討も必要であり、屋内プールについては中央区2か所、須磨区1か所、北区1か所に設置しています。現在のところ屋内プールを新設する計画はありません。 |
現在のテニスコートの老朽化が著しい中、市内のテニスコートの立地状況等を踏まえ、ポートアイランドに新たに6面整備します。また、王子公園近隣の利用の方や部活動の利用に配慮し、王子公園内に整備する立体駐車場の屋上にハードコート2面を整備し、コートの周囲には、屋根付きのベンチを併設し、適宜休憩できるプレー環境を整備します。 |
王子公園の再整備により、誰もが自由に利用できる空間を拡大したいと考えています。 |
新スタジアムのフィールドについては、アメリカンフットボールに限らず、サッカーやグラウンドゴルフ、ラクロス、運動会や地域のイベントなど、引き続き幅広い競技・用途で利用いただけるよう運用します。 |
王子公園駅に隣接する公園のエントランスエリアについては、公園・動物園を認識できる「緑の広場」として整備します。具体的には、ラジオ体操や地域活動、イベントなどに活用できる多目的な芝生広場や舗装スペースのほか、子どもたちが遊べる遊具や水遊びのできる親水空間、公園の利用を促進するにぎわい施設、既存樹木を活かした緑陰、バリアフリー動線、緊急車両動線等の確保などを行います。 |
弓道場については、スタジアム西側の「みんなの広場」を一体的なスペースとして確保するため、スポーツゾーン西側へ再配置することとしています。 |
登山研修所については、他のスポーツ施設との一体的利用が見込めるスポーツゾーン内へ再配置し、市民がより身近に親しむことができる施設を整備します。 |
王子公園周辺には、六甲山系の美しい山並みを背景とした景観が広がっていることから、スタジアムや立体駐車場の整備に当たっては、公園全体の景観が損なわれないよう、建物の高さの抑制や圧迫感を軽減するデザイン、壁面緑化や植樹による周辺環境との調和など、様々な観点を踏まえた検討を進めます。なお、建築物が景観に与える影響について、複数の視点場から検証しました。下記の整備イメージをご参照下さい。 |
王子プールは2024年の夏をもって営業を終了し、同年秋頃から解体工事に着手します。なお2024年の営業期間は7月1日~9月1日を予定しています。 |
基本計画【全体編】14ページの「スタジアム 整備イメージ」におけるスタジアムの高さは、フィールドの地盤面から防音壁を含め北側で10m程度、南側で11m程度(最も高い中央部)を想定しています。 |
王子公園は、駅前にある交通利便性が高い公園ですが、動物園来園者の約半数が自動車により来園され、小さなお子さま連れのご家族や高齢者のご利用も多いことから、再整備後も駐車場は必要であると考えています。駐車場の駐車台数は、公共交通機関の利用促進とあわせて、現在よりも台数を抑えた500台程度を計画しています。 |
王子公園周辺には、六甲山系の美しい山並みを背景とした景観が広がっていることから、立体駐車場やスタジアムの整備に当たっては、公園全体の景観が損なわれないよう、建物の高さの抑制や圧迫感を軽減するデザイン、壁面緑化や植樹による周辺環境との調和など、様々な観点を踏まえた検討を進めます。なお、建築物が景観に与える影響について、複数の視点場から検証しました。下記の整備イメージをご参照下さい。 |
王子公園内の限られた土地を有効活用し、緑の広場やシンボルプロムナードなど、人のための空間を創出するため、現在平面利用を行っている駐車場は集約して立体利用することを考えています。 |
駐車場へのアクセス園路は、歩行者空間もあわせて確保します。整備後は車両と歩行者とを分離した幅員構成とすることとし、歩行者の安全に配慮します。 |
基本計画【全体編】17ページの「駐車場 整備イメージ」における駐車場の高さは、現在の補助競技場の地盤面から15m程度、屋上テニスコートの防球ネットの高さは10m程度になります。 |