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最終更新日:2024年10月17日
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スズメバチは、ハチの中でも最も大型の種類で、一般的に攻撃性が強く、巣を守るために人を襲うことがあります。巣は低木の枝に作ることが多く、人家の生垣や庭木、軒先にもつくります。種類によっては、土の中や樹木の穴につくることもあります。
日本に生息しているスズメバチは17種類で、そのうち神戸でよく見かけるスズメバチは4種類です。
オオスズメバチ | ハチのなかで最も攻撃性が高い。 体長:27~45㎜ 木の穴や根本、土の中に巣を作る。 |
キイロスズメバチ | スズメバチの中では小型であるが、被害としては本種が最も多い。 体長:17~28㎜ 軒下、天井裏、木の枝などに巣を作る。 |
コガタスズメバチ | 住宅街からの相談が一番多い種類である。 体長:22~29㎜ 庭木や軒下などに巣を作る。 |
ヒメスズメバチ | スズメバチの中ではおとなしいが、大型種である。 体長:24~37mm 床下、壁の間、物置の中など閉鎖された空間に巣をつくる。 |
体色は黄色と黒色で、直線的に飛びます。
スズメバチは、ずんどう体型。アシナガバチは、スリム体型です。
外側がきれいなマーブル模様なのが特徴です。
コガタスズメバチ初期の巣(逆さ徳利型)
コガタスズメバチの後期の巣(丸いボール型)
4月中旬頃 | 新女王バチが越冬から覚め、樹液などの水分をとりながら巣作りの準備を始めます。 |
6月頃 | 女王バチが1匹で巣を作り、産卵・幼虫の世話をします。 |
7月上旬~8月上旬 | 働きバチが誕生し、巣作りや幼虫の世話をします。 女王バチは産卵に専念するようになります。 |
7月下旬~8月中旬 (最盛期) |
巣の大きさや働きバチの数がピークになり、活動が活発になります。 |
9月頃 ~ 10月頃 | 新女王バチとオスバチがそれぞれ数十匹誕生し、交尾を始めます。 種類によっては、巣から離れて家の壁や庭木に群がります。 |
11月 ~ 3月頃 (越冬期) |
旧女王バチ・働きバチ・オスバチは死に絶え、新女王バチだけが巣から離れた石垣や朽木の隙間で越冬します。 巣は1年限りで中は空になり、残った巣が翌年に利用されることはありません。 |
巣があるのを気づかずに生垣などを剪定してしまい、ハチを刺激して刺されることがあります。
まずはできるだけ近づかず、騒がず巣を刺激しないようにします。
冬になりハチが出入りしなくなるまで、十分に注意しましょう。
営巣場所にもよりますが、生活に支障があれば駆除をするという選択肢もあります。
※スズメバチの巣は1年限りで中は空になり、残った巣が翌年に利用されることはありません。
神戸市では、ハチの巣の駆除は行っておりません。
個人宅の場合は、ご自身で駆除するか、専門の駆除業者(有料)に依頼してください。
駆除を依頼する場合
ご自宅以外に巣が出来た場合は、その所有者・管理者に相談してください。
料金は事業者により異なります。
スズメバチの巣をご自身で駆除するときは、女王バチだけが単独で巣づくりしている6月くらいまでの、小さな巣(徳利を逆さにした形)のうちに行います。
★注意事項★
ボール型に大きくなった巣の駆除は大変危険ですので、専門の駆除業者にご依頼ください。
巣が小さい場合でも、処置を誤ると危険な場合がありますので、安全に十分に注意してください。
危険を感じたら、無理をせず、専門の駆除業者にご依頼ください。
作業は、夜間に周囲に明かりがないことを確認して行います。
暗闇ではハチの活動が鈍るので、比較的安全に作業することができます。
厚手の長袖・長ズボン、手袋を着用し、首にタオルを巻く、フルフェイスのヘルメットあるいは帽子に透明袋をかぶるなど、なるべく体の露出部分をなくして行います。
・服装は、白を基調としたもので。(ハチは黒いものを攻撃します)
・化粧や香水などは使用しないで。(ハチは匂いにも誘引されます)
市販のスプレー式殺虫剤を用意します。
※より安全かつ確実に駆除するためにも、ハチ専用の殺虫剤の購入をおススメします。
TEL:0120-762-633