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最終更新日:2024年1月18日
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【改修前】まちの中にある門の閉じた工場 |
【改修前】木材加工機械が残ったまま工場は稼働停止 |
加工機械はそのままに、工場に新たな「小屋」をインストール |
小屋は管理者の事務スペースや、みんなの会議スペースに |
大工さんの腕の良さが光る直線基調の、木が感じられる空間 |
イベント時にはこんな風に受付としても使えたり |
新しい営みが生まれていきそうです |
かつては木材のまちとして栄えた兵庫区。製材所や材木屋、木材加工の町工場も多く存在しましたが、時代の流れと共にその姿が減ってきています。
今回改修された物件も、工場主が亡くなられて稼働を停止した木材加工工場です。
急な閉業だったため、貴重な加工機械は使える状態のまま残されていました。
この加工機械を若い木工職人や、木工を学ぶ学生などにシェアできる場として運営し、技術を継承していく。そして、工場の外観を活かしながら建物を活用することで、工場のある風景を、まちの歴史を継承していく。
そんな想いが込められ、工場が新たな一歩を踏み出します。
改修にあたっては、管理者が待機したり事務作業ができるよう、作業場とは区画された新たな「小屋」が 工場内にインストールされました。
工場の大空間を活かしたイベント利用も想定されていて、イベント時には受付やバックヤードとして使うことができます。
元「空き工場」 で、これからどんな営みが生まれるのか楽しみです。
神戸市兵庫区を拠点に活動し、大阪長屋の改修なども多く手掛ける。日本の近現代建築史研究をベースにしつつ、住まいに関するさまざまな事柄をデザインしている。