最終更新日:2023年9月6日
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神戸市内の代表的な街路樹を紹介します。
〔中央区浜辺通6丁目・加納町6丁目~生田町1丁目付近〕
街路樹 イチョウ、クスノキ
市役所前を通る、神戸市のシンボルロードです。
歩道や中央分離帯に並んだイチョウやクスノキが、シンボルらしい景観をつくっています。
また、足もとにはさまざまな草花が飾られており、まちを華やかに彩っています。
〔東灘区岡本~灘区石屋川付近、中央区県庁前他〕
街路樹 クスノキ、ユリノキ
神戸市を東西に走る山手幹線では、クスノキやイチョウ、ユリノキなどの大きく育った立派な樹木が緑豊かな景観をつくっています。
〔東灘区魚崎南町5丁目・4丁目付近〕
街路樹 クロマツ
灘五郷のひとつ魚崎郷にある「櫻正宗記念館“櫻宴”」西側の道には、クロマツが植えられており、酒蔵のまちになじむ街路樹景観をつくっています。
それぞれのクロマツは枝ぶりに個性があり、いろいろな表情が楽しめます
〔灘区国玉通3丁目・4丁目~箕岡通3丁目・4丁目付近〕
街路樹 ソメイヨシノ
住宅街を抜ける坂道の両側にたくさんのソメイヨシノが植えられています。春になるとたくさんのサクラの花が道を覆いつくし、美しい「桜のトンネル」をつくります。
市バス18系統が通っており、バスの中からも楽しめます。
〔中央区浪花町・明石町他〕
街路樹 ケヤキ、クスノキ、イチョウ、イスノキ
神戸港の開港と共に、外国人のための住居や通商の場として造成された旧居留地では、歴史のある建築物やブランドショップが神戸らしい景観をつくっていますが、街路樹も旧居留地らしい景観をつくる大事な要素となっています。
特に三井住友銀行東側の浪花町筋、大丸東側の明石町筋のケヤキは季節ごとに表情を変える美しい緑のトンネルをつくっており、まちに潤いを与えています。
〔中央区中山手1丁目・加納町4丁目~北野坂2丁目・3丁目付近〕
街路樹 トウカエデ
三宮から北野に通じる観光地です。
トウカエデが両側に植えられ、秋には紅葉した葉が北野のまちを彩ります。
春にはチューリップの花びらで道路に絵を描く「インフィオラータ」が開催されており、また、冬にはイルミネーションライトが飾られます。
〔長田区宮川町9丁目~須磨区前池町1丁目・飛松町1丁目付近〕
街路樹 ソメイヨシノ
市街地の山の手を東西に走る山麓線にはクスノキやユリノキ、ソメイヨシノ、アメリカフウなどが植えられています。その中でも、長田区には多くのソメイヨシノが植えられており、特にこの山麓線のソメイヨシノは延長も長く、春には華やかで美しい並木道となります
〔須磨区天神町1丁目・行幸町2丁目~離宮前町2丁目・桜木町3丁目付近〕
街路樹 クロマツ
須磨離宮公園の正門から国道2号まで続く離宮道は、離宮公園が皇室の別荘で武庫離宮と呼ばれていた時代に、天皇陛下が通られた道です。山から海へ向かって植えられたクロマツの並木が武庫離宮時代の趣を感じさせます。
市内にはちょっと珍しい、特色のある街路樹もあります。
〔中央区海岸通・海岸通1丁目~山本通3丁目・4丁目付近〕
鯉川筋は、かつてはブラジル移住のために多くの人々が歩いた道として知られています。「ブラジル移住100周年」である2008年に、ブラジルの国花であるイペが植栽されました。
※イペ:ノウゼンカズラ科の落葉高木。春にサクラのように葉に先立って鮮やかな花をつけます。花色は、赤、紫、白、黄などがありますが、黄色い花はブラジルの国花とされています。
〔中央区下山手通2丁目付近〕
にぎやかなまち並みに華やかさを演出するベニバナトチノキ。初夏に咲く濃いピンク色の花が歩く人の目を楽しませてくれます。
※ベニバナトチノキ:トチノキ科の落葉高木。日本のトチノキは白い花が咲きますが、これは、木全体にピンク色の花がつき、華やかな印象を与えます。
〔中央区元町通3丁目~本町通6丁目付近〕
中央幹線の中央分離帯にはベニスモモが植えられています。赤みを帯びた葉が特徴的で道行く人の目を楽しませています。また、春にはサクラのような淡桃色の花が楽しめます。
※ベニスモモ:バラ科の落葉高木。葉が新葉から赤色を帯びるのが特徴で、秋には濃い赤紫色になります。また、春には淡いピンクの花が葉より先に咲きます。