最終更新日:2024年5月22日
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たばこの煙に含まれる有害物質は、喫煙者が吸いこむ煙よりも、たばこから直接出る煙の方に多く含まれることをご存知ですか?
たばこを吸わない人がこの煙を吸わされることを「受動喫煙(じゅどうきつえん)」といいます。
受動喫煙を受ける人は、受けない人と比べて肺がんなどの病気が発生するリスクが高まるとされています。
神戸市では、市民の健康を守る観点から、健康増進法第25条、及び兵庫県「受動喫煙の防止等に関する条例」(県条例)に基づき、受動喫煙の防止対策に取り組んでいます。
たばこの煙は、吸っている人だけでなく、受動喫煙によってたばこを吸わない周囲の人々にも様々な健康への影響を与えることが知られています。喫煙により他人の健康で快適な生活を妨げることのないように、受動喫煙の防止にご協力をお願いします。
健康増進法・県条例では、多数の人が利用する施設等の区分に応じて、一定の場所を除き喫煙が禁止されています。
種類 | 具体例 | 規制内容 |
---|---|---|
学校、病院など | 学校・幼稚園・保育所、 病院・診療所、児童福祉施設など |
建物内・敷地内禁煙 ※敷地の周囲も喫煙を制限 |
飲食店、物品販売店、 事業所など |
飲食店、物品販売店、事業所、 ホテル、駅、図書館、映画館など |
建物内禁煙 ※喫煙室設置は可能 |
観覧場、運動施設、 公園など |
観覧場、運動施設、動物園、 植物園、都市公園、遊園地など |
建物内・敷地内禁煙 ※喫煙室設置は可能 ※屋外喫煙場所設置は可能 |
健康増進法・県条例の義務に違反した喫煙者や施設管理者には、神戸市による繰り返しの指導によっても改善されない場合は、罰則(過料)が適用されることがあります。
法令の規制内容の詳細については、以下の1~4のそれぞれのページにてご確認ください。
たばこの対面販売を行うバー・スナック、店内で喫煙可能なたばこ販売店、公衆喫煙所等の喫煙目的施設の管理者の方は喫煙目的施設をご覧ください。
また、神戸市では「神戸市ぽい捨て及び路上喫煙の防止に関する条例」により、道路や広場、公園での喫煙をしないよう努めなければなりません。
世界保健機関(WHO)は、1970年にたばこ対策に関する初めての世界保健総会決議を行いました。1989年には5月31日を「世界禁煙デー」と定め、厚生労働省においても、1992年から世界禁煙デーに始まる一週間を「禁煙週間」として定めました。
神戸市では、世界禁煙デー、禁煙週間に合わせて、禁煙啓発広告の掲示等啓発活動に取り組んでいます。